今年は見事なほどに深雪ヒット率高いなあ。いや、単純に大雪で吹雪の日が週末に重なることが多いだけなんだけれども。で、今週も神立に行きました。

ホントは去年体験して涙出るくらいサイコウだったパウダー目当てにかぐらに行きたかったんだけど、みつまた駐車場に行って確認したらかぐらクローズのお知らせ。みつまたしかオープンして無いと。確かに風強かったもんなあ。特にかぐらのメインゲレンデ上部はホント、普通の日でも風強い。山のカタチ、地形的なものと斜面向きとが関係してるんだろうけど、あそこはホント、風強い印象があるもんな。

でも、あの斜面に架かる「かぐら第1高速リフト」が非常にいい感じなのでこうもいい雪がありそうな日に風で動かないというのは残念でなりません。アレ、フード付きリフトだから風に弱いんだよなあ。かぐらゴンドラ乗り場からロープウェーだったら風に強かったかもなあ。たぶん、八海山なんかは風で運休があまりにも不評で、元々ゴンドラだったのをロープウェーに架け替えたんだろうし。ロープウェーへの架け替えって運用コスト的にどうなんだかわかんないけど。（夏場の観光収入が期待できないとあんまり意味無いのかなあ。八海山も富良野もロープウェーに架け替えたとこってどこも夏の観光が結構あるみたいだし。）

と、まあ、かぐらの話ばっかになってますが、かぐらクローズでみつまただけしか滑れないんじゃちょっとねえ、ってことで、神立に行ったわけです。なんか好きなスキー場なんですわ、神立。コンパクトにまとまってるワリに長く滑れるし、妙に遊べる場所多い気がするので。施設とかも使いやすい印象。従業員の方が年配の方が多くて、なんかヤング向けの営業、イメージ作りとかしてる割にはマッタリムードが漂ってるとこが好きです。（特殊な嗜好かもしれませんが。）

で、雪の調子だったんですが、先週よりもさらにパワーアップして深さがあった。木金と降り続いた雪がいい感じでしたな。リフトは先週運休してた白板山ペアも動いていたので山頂からスバルコースを下りれましたがオリオンコース（両側とも）は雪崩の懸念からかクローズになってたのは残念でした。まあ、上部に思いっきり亀裂入っていた（雪崩準備万端）ので誰が見ても納得だったけど。

毎回、山行く前には板に一応ワックスは入れてるのね。ガリウムのSS青と紫を半々くらいで混ぜて使ってる。このワックス、あくまでもベースワックスなんでホントはこの上に滑走ワックスも入れてやるのがさらにいいんだろうけど、コレしかやってない。で、今回ワックスするときに道具箱漁ってたら昔使ってたマツモトワックスのExtra青が出てきて、珍しく滑走ワックスも乗っけてみたのよ。したらさあ、やたら板走りまくりでビックリ。雪面の1ミリ上を浮いてるみたいなボードの軽やかな滑りに驚いた。フッ素スゲー。今までももちろん使ったことあったのにこんなに実感したこと無かった。温度帯がジャストミートしたから余計に効果出まくりだったのかしら？とにかく今まで滑走ワックスを甘く見てた。ほんと、いつもなら諦めてスケーティングして進むような平らなとこも何回かノーリーしてれば乗れてくくらいに素敵な滑りっぷりでした。なめるな滑走ワックス。

リフト終了時間までいっぱい滑って下山するとき、ギャラリーハウス前に神立のディガー隊がいた。こんな吹雪で雪降りまくり、パークメンテ大変な日でお仕事ご苦労様でした！って感じで横を通り過ぎようとしたら、ディガーの他のメンバーに「ヘイ！タクシー！」なんて言ってる。ホエ？よく見るとディガー隊の半分はボードに乗ってるんだけど、残り半分は普通の長靴。何するんだろ？と思って見てたら、ボードに乗ってないほうがボード乗ってるほうの背中におんぶして滑り出した。おー、こいつら背中に人背負ったまま滑ってくのかよー、と衝撃を受けました。まあ、下山コースなんで大した斜面でも無いけど、「若いって素敵」と思った。