人によっちゃこう言われるかもしれないなー。「上越ごときでパウダーなんてあり得ない。」とか、「上越の新雪はあくまでも深雪としか言わない。」とか。
しかし、あえて言おう、「この日のかぐらは、サイコウのパウダーヒットであった!」と。
ホント、行った本人たちが一番ビックリしたもん。上越でもこんな雪に当たることあるんだって。かぐらみつまたスキー場はもう何回も行ってるし、今シーズンだって初滑りでかぐら行ってる。けど、こんな雪(質)が降る場所だって知らなかった。不覚だった。(もちろんいい意味で)
元々かぐらは標高高い。というか、下にみつまたゲレンデがあって、その上にかぐらが位置してるから、イヤでも気温は低い。なおかつ北斜面。初滑りとか春スキーとかでも、比較的コンディションが期待できる場所なのでそのタイミングで行くこと多かったけど、逆にそれがあってか、トップシーズンに行くことってなかなかなかったのが盲点だったのかも。
もうこの日はとにかく寒かった。風もソコソコあった。行きは赤城越えたくらいから関越は吹雪モード。「今日大丈夫か?」とか思ってたくらい。みつまたからロープウェイ、かぐらゴンドラと乗り継いでかぐらゲレンデに到着。メインの第1高速で上がって滑り出して、その一発目の感触で思った。
「かぐらはやればデキる子!」だって。
標高高いとこにある1つ山のかぐらは風が強くて有名だったりする。それもあってかかぐらのメインゲレンデはちょっとアイスバーンになってることも少なくない。この日も例によって風が強くはあったんだけど、それ以上に雪の量がハンパなかった。
かぐらメインゲレンデにかかる第1高速クワッドはフード付きなので風に弱い。風が結構あったのでリフト止まっちゃうんじゃないかと思ってたけど、何とかスピード落として最後まで運転していてくれたのは有り難かった。
メインゲレンデの朝一は夜からの積もりで確かに深さもあって楽しかった。でも、さすがにメインのゲレンデなんで人が多く滑るし、やっぱ風で雪が飛ばされてるのもあって昼前くらいには荒れてきちゃった。
ほんで、他に遊べるとこ無いかと、いつもコブ斜面になってるとこにいったらこれがヤバかったのよ。この斜面の右側奥にはリフトがかかってて、ちょっとしたツリーランも出来る感じなので、右に行ってる人は多かった。でも、実は「左が大当たり」だということを発見してしまったからもう大変。
左側ってちょうどその脇に木が生い茂ってて、その木がいい感じに風除けになってる。ので、その風が当たらない左端は、サイコウのパウダー天国状態。その斜面に行ってみようかと朝の段階でも話してたんだけど、メインゲレンデとか滑ってた感じも、そんなに深さは無いように思えてたのね。前日がピーカンの天気で雪が溶けてちょっと硬くなってるんで、新雪入っても底着きしちゃうだろと思ってたのよ。また、その斜面はコブ斜面だから、雪に埋まってるコブ怖いし、って思って。
でも、甘かった。とりあえず試しに1回行ってみるかって何気無く入ったら、もう腰までズッポシですよ。最初、変なワナにかかったのかと思ったくらい。でも、サイコウに軽いパウダーはカラダを止めること無く、そのままカラダは(腰くらいまで潜ってるので正確にはチンコが)それを掻き分けて進んでいくのね。「これ、行けるかも。」って思ったらもう、パウダーヒットを全身で堪能ですよ。
斜度自体がかなりある斜面なんでこんなに深くても全然ヘッチャら止まらない。スピード出せるから板も浮いてくる浮いてくる。思うがままに板を踏み込めば、絶頂のドルフィンターンでパウダーを泳ぎ回りまくれるわけですよ。ほんと、ファットの板買ってよかったと涙出た。それと、人生で初めて、巻き上げた雪が口と鼻を塞いで窒息しそうになった。ちょっとガスってたのもあって、自分の上げたスプレーでホワイトアウトもした。平衡感覚無くなって気持ち悪くなった。雲の中で浮いてるような感じで現実味無かったわ。
午後はそこそこにみつまたまで下ってみつまたのクロスコースで遊ぶ。3連で2メートルくらいのテーブルが並んでる感じ。長い板で飛んだことってあんま無かったんだけど、長い板、ランディング楽だねえ。楽っていうか、安心感ある。ここのテーブルはちょっとアップ気味で入るとき変な感じだったけど、まあ、大きさもそんな無いから慣れたら楽しかったなあ。こんくらいの大きさなら回数飛べばもっと楽に飛べるようになりそうだし、これから春に向けてはパークもどんどん入って遊びそうだから、その機会にいろいろ試してみようかな。1回、本気でサッツ切って飛んでみたいけど、飛び過ぎそう怖い。踏み切ったときは気持ちいいんだろうけど。
で、最後にみつまたの一番のお楽しみは「下山コース」。これ。いや、ナニがお楽しみかって、結構斜度があるとこなんでエクストリーミングなその日の締めが出来るわけですな。雪はもう山の下なんでダマになっちゃってるんだけど、またそれがいい感じで遊べるとこで、最後ってこともあってガンガン攻めていける。で、仲間内でもそれは毎回楽しみにしてるのもあるから、みんな地味に「最後の体力」は温存してるんだよね。で、この最後のエクストリームに挑むって感じ。でも、みんなそれに期待しすぎて妄想膨らんでたせいか、実際滑ったら思ったよりもボリューム少なかった感じがしてチカラ持て余しちゃったかも。
帰りは湯沢、岩原側まで出て「岩の湯」。まあ、タイミングがタイミングなので多少は混んでたけど、300円というリーズナブル設定はうれしい。夕食は定番化しつつある前橋で一回降りてステーキ食べて帰るパターンでフィニッシュです。
いやー、もうホント予想外のパウダーヒットに終始テンション上がりまくりの今回のかぐらスノートリップでしたよ。シーズン終わったら、05シーズン俺のスノートリップベスト3とか書こうと思ってるんだけど、今回のかぐらはトップ3に間違い無く入ると思う。パウダー部門だともう時期的に1位確定かもな。先日の八海山も深雪サイコウだったけど、やっぱ湿度が高い雪で重かった。あれは俺も「上越の雪」と認めるとこ。トマムでもシーズンはじめだったせいかあの深さは無かったからなあ。
それから、テーブルトップ飛んだのも楽しかったし、下山コースももちろんオモロかった。つか、このシーズンはゼッタイに新潟の山が当たり年だと思うので、スキーシーズンはまだまだ続くし、みんな新潟に遊びに行けよ!って話ですよ。スキーも楽しいし、温泉もサイコウですよってことですよ。LOVE!新潟!
お疲れサマンサ~!
いやぁ、興奮ぶりが伝わってくるねぇ。って俺も当事者なんですが、
やっぱブーツの設定がヤバかったからねぇ、消化不良です。
あのシェルのインソール、横の部分がついていない替えのパーツが
付属していたので、それつけました。たぶんそれで完璧だと思う。
てことで、リベンジです。
あの雪質は期待できまへんな、さすがに。悔しい!
お疲れお疲れ。
いや、ほんと。あれはコウフンしたわー。
ビデオの1シーンに自分がいるみたいな気分だったもん。
パウダーのここいよい浮遊感、板の浮上感がとにかくサイコウだった。あんなパウダーは俺自身も初めての体験だったから、とにかく新鮮で楽しかったなあ。
ってか、滑ったこと無いなりにアタマの中でイメージしてたパウダーランがそのまんま本当にそのイメージのカラダの動かし方で滑れたことがビックリした。
「イメージトレーニング」そのままで滑れるのは衝撃だった。
ブーツが調子悪かったのは残念だったけど、ぜひリベンジしよう。
あのパウダーはさすがにもうキツイかもしれないけど、これからの時期だったらパークにバンバン入って飛びまくろうぜー。
イメトレ重要だよね~。
俺はイメージが出来上がってないから、ショボいんだなぁ。
ってか、足が痛くてイメージをトレースする余裕はなかったけど。
これからの時期はやっぱ飛びですかね。5 とか 7 とかメイクりましょー!
ほんと、「膝よりも上の深雪だと、滑る感覚ってこんなかなー。」とか思ってた通りだったのが気持ちよかった。
特にイメ「トレ」ってつもりも無かったけど、イメージ通り滑れるってのはトレーニングの意味あるかもね。
これから春は飛びだねえ。
いい感じのパーク見つけて遊ぼう。
そうそう、俺の板はツインじゃないので、1とか5とかは結構セルフバックドロップの予感。