今年はダイビングやるぞー、なんつって、早速、ダイビングのライセンス、オープンウォーターダイバーCカード取得の講習に行ってきましたよ。ネットでいろいろ調べた結果、雰囲気良さそうな新宿のお店で申し込みましたよ。
とりあえず申し込んだのは3週間くらい前なんだけど、その時点でテキストなんかをもらって「予習をしといてくださいね」ってことで予習してました。テキストも思ってたよりかかなりボリュームあって、ガッツリ勉強しないとダメそうだねえ。
勉強してみてわかったんだけどさあ、ダイビングって結構怖いのね。勉強しながらネットでもいろいろダイビングに関連する情報とか見てたりもしてたんだけど、思ってた以上に、というより、想像を遥かに超えるくらいの事故が起きてたりするのね。夏レジャーの単なる遊び、のイメージだったけど、そんな感覚一気に吹っ飛ぶくらいにダイビングの現実を今回はしっかりと認識することが出来ましたよ。
とはいえ、事故の多くは知識不足やトレーニングの未熟さが原因になることが多いようで、この講習でしっかりとした勉強と実技練習をすることで、もちろん、回避できる。というわけで予習する手にもチカラが入るわけですよ。
勉強、つっても、テキストはとても興味深く、フレンドリーに書かれてて読んでて面白かったのでサクサク進められたかな。人が水に潜るとどうなるかとか、水中で呼吸することの仕組みあたりは物理とか科学の話みたいでオモシロい。普通に地上で生活してると全く気が付きもしないようなことが水中との対比で書かれてたりとか、「そうなんだー」っつー、ちょっとした雑学の延長な感じで楽しめた。
それからダイビングをする上でのテクニック的なことやマナー、それから、大体、ダイビングって1人じゃ出来ないので、その相方のバディさんとのやり取りの注意やダイビング仲間とのコミュニケーションの話まで。あと、環境保護の意識やそのために出来ることなんかもダイバーのするべきことの1つとしてあげられており、ダイビングってモノを今まで見たことないような側面からも考えさせられるいい機会だったかも。逆を言えば、ダイバーとしてはゼッタイに知ってなくっちゃいけないことがこんなにもあるんだなーって。
さて、講習なんだけど、日程は学科1日、プール実習1日、海洋実習2日の計4日間。週末使って2週間のスケジュール。それで、初日。学科の講習だったんだけど、なんと今回の講習スケジュール受講者は俺だけ。おお、インストラクターの先生とマンツーマンじゃないですか。超ゼイタクな講習でバッチリ指導していただきます。先生もちょっと年上のイケメンスポーツマンでイカス。素敵。話もオモシロゲでダイビングのことを聞くと何でも楽しそうに教えてくれていい感じ。ダイビングの魅力もアップっすよ。
学科の講習は、予習で解答してきたテキスト全5章の練習問題の答え合わせを行い、うまく出来なかった答えを復習、さらに補足の説明や特に重要なポイントなんかを解説して、さらに各章ごとの簡単な選択テストをやる。んで、テキスト全部終わったら、総合テストを行って合格点取れば合格って感じ。
テキストは主に知識的なことが多く書かれていて、よくある選択方式のテストみたいな感じなんだけど、ダイビングのテストの1つ特殊な項目は、ダイブプラナーテーブルっつー「どんくらいの深さ、時間潜って、どんくらい休まないとダメか」ってのをまとめた早見表みたいなものがあって、それ使っていろいろなダイビング計画を立てる練習のテストがあるんだけど、それがちょっと特殊な感じかな。でも、別にそんな難しいものじゃなくってやり方、使い方がわかればすぐに答えられる。
予習もそこそこやってきてたしマンツーマンだったってこともあってサクっと学科も終わり、翌日の実習から使う器材を選ぶ。こちらのショップのコースだと講習費用に各軽器材分も含まれていてお得。マスク、スノーケル、フィン、ブーツ、グローブを選んでプール実習に臨みます。
プール実習は船橋にあるダイビングプールに。何故かダイビングプールと乗馬クラブが合体してますが。
で、スクーバで水の中に潜るのは去年の体験ダイビングで経験してるのでそれは初体験じゃない。んだけど、海洋実習が来週。時期的にまだ水冷たい。俺は最強に寒ガリクソンなのでドライスーツ使ったほうがいいとアドバイス。はじめてのドライスーツにチャレンジでプール講習を行いました。ドライスーツってすごいね。水に入っても濡れないでやんの。イカス。でも、この日はものすごいナイスに晴れた日で温水プールだったのもあってドライスーツめちゃくちゃ暑かった。
プール実習での実習はほんと、特に問題も無く。スノーケルはもちろんやったことあるんで出来るし、マスククリアもセカンドステージのリカバリー、クリアも水が怖かったりしないので難無く。深場での中性浮力、ホバリングも思ってたよりか簡単に出来てよかった。水中での器材の脱着、それ自体のスキルは特に問題無く出来たんだけど、外したウェイトが思いのほか重く感じられて驚いた。ホバリングしてる状態でウェイト外して片手に持つと一気に体勢崩れる。当然だけど。
体験ダイビングのときは全くいじれなかったBCDのインフレーター操作が今回ガシガシ出来て楽しかったなあ。BCDと肺で浮力を変えて浮いたり沈んだりできるのイカス。水中にいるのが空中浮いてるみたいな浮遊感あって楽しいのに、さらに浮力で縦コントロールできるもんで余計「浮遊感」が自分の意のままで楽しい。つか、プール狭い。もっと広いとこで泳ぎたい。
あと、俺はド近眼なんだけど、普通のマスクでコンタクトのままでのダイビングを希望したのでマスクの付け直しとかマスク外しての水中数メートル移動とかは目をつぶったままでやった。思ったより怖かったかも。水にそこそこ慣れてるし、レギュレータでの呼吸もそんなに違和感無くできるんで大して苦痛でもなかったけど、そんなに水の中が得意じゃなくってレギュレータもはじめてだとこれはキツイかもなあ。一気に不安になりそう。プールはまだいいけど、海の場合だと余計不安になるかもね。一応、度付きレンズマスクを進めてくれた理由がわかった。自信無い人の場合は俺も度付きマスクお勧めするわ。
はじめて着たドライスーツだったけど、今回使ってなんとなくイメージはわかったかなあ。ドライスーツの中の空気の入れ方出し方とかもわかったし、ドライスーツで浮力取る感じもわかった。でも、浮力コントロールはBCDだけでやったほうが楽で正確に出来るような感じがした。まあ、この辺は個人的な趣味の問題っぽい気がしますが。
あと、ドライスーツで思いのほか苦戦したのが、「足が軽くなる感じ」かな。フィンの材質とかの問題もあるっぽいんだけど、体験ダイビングのときと違って、やたら足が浮いてくる気がした。よって、水面でのフィンキックとかもちょっとしづらい気が。アンクルウェイトも付けてたんだけど、こればっかりは慣れの問題もあるかもね。水中で泳いでる分には気にならないからいいか。
BCDやレギュレータをはじめとした器材関係の取り回しもはじめてやったけど、以外に実際やってみるとそんなにごちゃごちゃしてない感じがしたかな。テキスト読んだだけだといろいろとやらなきゃならないことが山積みでアタマこんがらがっちゃう状態だったけど、目の前に器材置いてセッティングや片づけをやると以外にスムーズに手順がわかる気がした。
そんな感じで案外すんなりとプールも完了。マンツーマンだったこともあってカナリ予定よりも早く終わっちゃってちょっと物足りないかなー、なんて思っていたけど、今朝起きてみたら太もものウラとかやたら筋肉痛でビックリです。あー、変なとこにチカラ入ってたんだなー、と。
そんな感じで来週は海洋実習行ってきます。場所は伊豆の大瀬崎。無事にCカード取得できますように。あと、天気良くなります様に。
たぶん、それが一番、俺には難しいスキルになる予感がします。
海に突っ込んでいくだけならまだいいけど、高所からの「ビッグエア」はゼッタイに避けたい。(もしくは受け身を完璧に取れるようになりたい。)
参考資料:
HuntingGirledCollective: 松葉杖ライフ