ハンチングガールド: 夏油3DAYS

夏油3DAYS

オオカワ 2007-02-14 [スキースノーボード]

レッツゴー!イーハトーヴ!!

っつーことで、はるばる岩手県は夏油高原スキー場に滑りに行ってきたよ。注文の多いスノーボーダーも満足の「雪山理想郷」とはこれ如何に。宮沢賢治ライドオン!

夏油に行くのもはじめてだけど、東北道で雪山行く機会って今までなかったのでそれもはじめての体験。「まっすぐ過ぎて風景変わらず眠くなる」と評判の東北道は確かにそんな気がしたわー。

今回も先月に引き続き35人の団体バスツアー。金曜日の深夜に東京を出発して、東北・岩手の夏油高原スキー場を目指します。

ほんと、関越道は数え切れないほど走ってるので、もうS.A.、P.A.、I.C.の名前みれば大体どの辺で練馬からドンくらい走ったとかわかるけど、東北道は全然その辺の感覚無くってドンくらい走ったんだかわかんなくって気持ち悪かった。トイレ休憩にP.A.で停まってもそこから後どのくらいで着くのかわかんない感じがむしろ新鮮だったかも。

大宴会モードでお酒飲んでるのもあってトイレ休憩を頻繁にとったり、トイレ休憩のたびに大騒ぎで休憩長引いたり、結局、池袋を深夜1時に出発して8時前に夏油高原に到着。高速降りても全然雪無くってどうしたもんかと思ったけど、山に登っていくにつれそれなりに雪もあって一安心。でも雪が多いと聞く夏油でも駐車場にはそんなに雪着いてなかったので今年の暖冬を改めてヒシヒシと感じてみたり。

夏油のスキーセンターがこれまたキレイで大きくてすごい居心地良かった。フードコートっていうレストランエリアも大きくて余裕あるし、隣接する温泉、宿泊施設も清潔な感じでよかったなあ。岩手の小さなロコスキー場ってイメージだったけど、なんか加森のお金も入ってるみたいでかなりしっかりした施設が整ってた。（スキー場、スキーセンター側が加森で、温泉と宿泊施設側は夏油高原温泉。最近こういう協業形態のリゾート施設って多い気がする。）

さて、1日目のゲレンデは平日にそんなに雪降ってなかったこともあって結構ションボリな感じ。しかも晴天で気温が高く、春のようなシャバ雪になっちゃってた。

ゲレンデは思ったより大きかった。そんでもって、ゴンドラが2つ、クワッド1つがあるので移動も快適だったわー。コースも斜度がバランスよくいろいろあって、コース自体がオモシロいように分岐してたりしてて、まあ、わかりにくいったらわかりにくいんだけど、それが逆にオモシロかったりもした。いや、わかりにくくても1山1面のゲレンデなので、山の上からどこに降りればセンターに帰れるかわかるので安心感はあるし。

夜は夏油高原温泉に。前述の通り、施設もキレイで大きく、風呂も広さがあってゆったりしてて良かったなあ。泉質も特にクセが無くっていいと思う。北上を見下ろせる露天も絶景でいい。備え付けシャンプー、リンスがマシェリだったのが個人的には素敵だったわ。温泉の備え付けってあっても良くわからんリンプー（懐かしい響き）だったりすること多いからねえ。

夜に宿泊したスキーヤーズベッドも簡易宿泊施設とは言えどかなり快適で素敵だったわー。カーテンで仕切られてるので個室的な居心地があったし、床暖房で終始暖かだったし。

2日目は朝から雲がかかっていて雪がちらつく感じ。風もそこそこあって気温も昨日よりぐっと下がる。つか、昨日、春みたいだったのに今日一気に気温下がったもんだから雪面はガリガリで。上に軽く付いた雪も風で飛ばされる始末。

でも、昼食べてしばらくして、3時前くらいからかなり本格的に降りだしてきたー。昨日も昼近くに雪ちらついたんだけどすぐやんじゃったので今日もかな?と思ったけど、これは降る雪雲だわーって感じで降り続きましたよ。

「明日は朝イチでガッツリとパウダー頂いちゃうぜ!!」のつもりで早めに上がり、風呂入って一杯やってたんだけど、4時まで滑ってた連中が「もう今の時点でヤバイ!!」と連呼するもんでまたウェアを着なおして吹雪状態になりつつある中ナイターに繰り出す。

ナイターなんか今までの人生で1回か2回くらいしかやったこと無かったけど、このナイターはホントにヤバかった。つか、ナイターの照明もなんか無駄に幻想的な中で予想以上に降り出した雪は気持ちいいパウダーになって昼間のガリガリを全部多い尽くしてくれるし、どこ滑ってもオモシロいようにスプレー上がりまくる光景はなんとも言えない感覚でしたよ。サイコウすぎる。

確かに雪の深さは30センチあるかないかで、キツく踏み込んじゃうと底着きしちゃう程度ではあるんだけど、そこそこゆるい斜度の斜面をフリーランするのが楽しくって仕方ない雪だったわー。それに、ゲレンデには全然人いない上に、ナイターでもゴンドラ乗れるので快適だったしで、もー、この夜の夏油ナイターは全てがレジェンド!でしたよ、ホントに。

滑り終わって入る温泉もサイコウ。んで、温泉にも入りたいし、でも、すぐにでもビールで乾杯もしたいし、どっちも早くしたいという欲求を合理的に考えた結果、温泉入りながら缶ビール乾杯という方向で。しかも露天風呂の風景は降り過ぎなくらいの雪見風呂でこれまたサイコウ。素敵。

3日目。もうみんな早起きですよ。夜にあんだけ降ってるの見ちゃったら、そりゃオチオチ寝てられないってのは当然ですかね。最終日なんで荷造りするのも計算に入れてか、6時過ぎには次々ベッドから起きてましたな。夜中2時過ぎまで宴会してたのにねえ。笑

8時半のゴンドラ開始前にゴンドラ乗り場に並びます。ゲレンデを見上げるともう期待以上にフッカフカの予感のノートラックが。とにかくみんな変なテンションだったわー。雲がかかってた空もちょうど並び始めたくらいから青空が顔のぞかせちゃったりしてさあ。

ゴンドラが動き出したらもうみんなバリバリ滑り出しますよ。ハマった人は放置プレイ。まだ誰も滑ってない斜面を探しておのおのの滑りたい斜面に散らばります。

雪はヒザくらいまではあったかなあ。でも、やっぱり斜面によって風でかなり飛ばされてるみたく、雪が薄いとこも多かったかなあ。深く切ると底着く感じはやっぱりあった。それでも吹き溜まりの雪の深さはすごくて、俺も例によって何回もハマって抜け出すのに汗まみれっす。いやー、大変だけどこれがまたウレシイ。夏さん、ミラクルやってくれましたねー。

晴天になり気温がやっぱり高かったこともあってか深い雪は11時前にはもう重雪になっちゃってたのは残念だったかなあ。トラックの入っちゃった重雪はどうにもひっかかって滑りにくく、すぐにクタクタになっちゃった。

それと、最近のスノーボーディングの目標、「スイッチでパウダー滑る!!」にもこの機会を逃すまいと果敢にチャレンジしてみたけど、もうテンでスキル不足だった。笑っちゃうくらいに。スイッチフリーランを良くやるようになってスイッチの滑りもそこそこできるようになってきたと思ってたので、できるかな?とか調子に乗って思ってはみたけど全然ダメダメ。

ターンのタイミングというか体重の乗せ方の感覚が全然わかんねえ。それなりの深雪をレギュラーで滑るときは伸び上がりでターンかけるようにしてんだけど、これがスイッチだと全く出来なくって笑った。普通の圧雪面をスイッチで滑るときは沈み込み加重でターンしてるから重心移動の感覚も掴めてたんだろうけど、これが逆になるともうどう曲がっていいのかわかんなくって大変だったわ。

こればっかは修行あるのみだろうなあ。でも、深雪じゃないと練習できないって、かなり贅沢なトレーニングだな、おい。どセンターのツイン板で対称ダックにしたらもうちょっと滑れるようになるかしら?（ツインの板買っちゃおうかなー?という予告説）

そんなこんなの夏油3DAYSトリップだったわけですが、想像してた以上に素敵スキー場で楽しかったでごわす。特に2日目ナイターの神がかりっぷりは異常だった。雪もテンションもサイコウで、俺もスノーボーディング思い出の歴史の上位にランクイン決定。（スノーボード歴2年だけど。）　今回もいろいろ仕切ってくれた幹事さん、ご一緒させてもらったみんな、ありがとうございました。また来年も夏油ゼッタイに行くぜー!!

【関連リンク】

・HuntingGirledCollective: ロコスキー場に行きたい
　どっちかといえば先日行った関温泉とかOGNAほたかとかの方がロコっぽかったけどな。山田牧場はホント、一回行ってみたいなあ。