OGNAほたかスキー場に行ったんだけど、初めて片品エリアで滑ったよ。というか、初めて群馬のスキー場に行った。

厳密には沼田I.C.で降りるのって2回目で、去年、猛吹雪の中で川場スキー場行こうかどうか迷ってたときに降りたことあったなあ。（結局、また関越乗りなおして舞子行ったんだっけか。）

沼田I.C.までは相変わらずの関越道。沼田からは国道120号線で片品へ。ウワサに聞いてた120号線の渋滞は早朝4時通過の時点ではもちろん無かったけど、でも、早朝4時にもかかわらず、板積んだクルマが比較的多かったこと考えると、やっぱり片品方面の山行こうと思ってるヒトの多くが利用すると渋滞もそりゃするだろうなーと思った。片道1車線で約30キロの道のり。後半はほんのり山道っす。

朝明けて、早速、スキー場に。小さいイメージだったけど駐車場には結構いっぱいのクルマで、混んでる感じだったかな。

ベースから出てる3本のリフトのうち、ペア1本が故障で運休、クワッドが10時から運行開始で、ソレまでの時間、残りのペア1本が唯一動いてる感じですごい混んでた。

10時から動き出すクワッド乗り場前にはかなりの長蛇の列になってたんだけど、これがまた予想外な感じで、とにかくバックパックにスノーシュー背負ったバックカントリーボーダーがいっぱいでビックリしたなあ。

確かにウワサではOGNAほたかのリフト山頂駅から武尊山の山頂へはトライしやすく、バックカントリーするヒトが目立つなんて話を聞いたことはあったけど、こんなにもいっぱいだとは思わなかったってくらい多くいた。あと、みんながみんな「オスプレイのバックパックにMSRのスノーシュー」という組み合わせ。もうバカ売れっすよ。俺もこの定番セットで春先くらいに裏山デビューしてぇ。

雪のほうはさすがに前夜降っての朝だけに軽くてよかったけど、気温が上がってきたころにはまあ、かぐらあたりとそう変わらない感じになったかな。今回一緒させてもらったヒトは「片品の雪はサイコウだサイコウだ」と連呼してたけど、ぶっちゃけ、そんなに大したこと無かった。南斜面ってこともあって水吸うの早いし。

今回はちょっとお付き合いチックなトリップだったので全然滑らなかったわー。まあ、スキー場も大きくないのでむしろちょうど良かったかも。朝、いい感じに積もってる雪を見たときは「行っちゃいてーなー」とも思ったけど、まあ、一人でぶっ飛んでってもなんか微妙だし。（みんなで滑ってイェーイ!!ヤバイねー!!っつーのが楽しいじゃん。やっぱ。）

そんなわけで普通にフリーランしててもオモシロくないのでスイッチでずっとフリーランしてたんだけど、なんかスイッチフリーランがだんだん楽しくなってきちゃってしょうがなかった。板は思いっきりディレクショナルだし、角度も21、0とかだし、右足のフォワードリーンもキツめなんでスイッチしにくい感じだったけど、ちょっとスイッチフリーラン楽しむためにツインでダックにするのもアリだよなーとか思ってみたり。

そうそう。この前の関温泉でぶっ壊れたビンディングのバックルなんだけど、結局、パーツを取り寄せても有償だし時間も結構かかるとか言ってるので思い切って新しいの買った。買ったのは相変わらずHEADなんだけど、今シーズン登場の新コンセプトモデル「PX5」。PX自体の評判は先々シーズンにサンプルでPX10が出たときにいろいろ聞いていてすごい気になってたんだよねえ。

PXの一番のウリというか目新しいとこは、「ヒールカップごと動いてフォワードリーン角が付けられる」って構造。普通はハイバックの後ろにアジャスターが付いててソレの長さを調節して「ハイバックの倒れる限界角」を付けることでフォワードリーンを調節してるのはご承知の通り。

この場合、角度がどんなに変わってもヒールカップの奥行きは変わらないので角度がきつくなるとカップのホールディングが甘くなってくるっていう構造上の弱点があったんだけど、このPXの場合は「ヒールカップごと」その傾きと高さを変えていくのでその角度によるゆがみが無くなって、どんな角度でも最適なヒールカップのフィットポジションをキープできるんだよね。おおー素敵すぐるー。

そんなわけでPXのハイバックにはアジャスターは無いのでござる。ツルツル。

あと、HEADのビンディングではお馴染み、1度使ったらやめられない「オートオープンストラップ機能」ももちろん搭載。しかも今シーズンのPXモデルのオートオープンストラップは蝶番部分が金属構造ベースに強化されたのでさらに剛性アップで安心感たっぷし。

それから新デザインのラチェットバックルも使いやすい感じだった。デザインがカッコイイのはいんだけど、それだけに細身になったバックル部分がなんか頼りない気がしたんだけど、バックル部分ラチェット部分が上下に分かれて配置されてる作りは扱いやすくていい感じ。

PX5を選んだのは、それ以上のグレードに搭載されてるハイバックローテーション機能が要らなかったから。ソレじゃなくてもちょっと重いかも?と思ってたPXだったので余計な機能で重くしたかったこともあって。PX5だとパークスタイルを意識して作られてることもあってハイバック柔らかいかな?とちょっと気にしてたけど、実際滑った感じは全然そんなこと無かったなあ。それなりにがっつり滑ったらまた印象変わるかもしれないけど。

そんな感じでまったりのんびりと行ってきた初群馬。帰りは花咲の湯で温泉満喫して帰ってきましたお。