週末、苗場で行われたmetamorphoseに行ってきましたよ。今年は会場を苗場へ移しての一発目。苗場のフェス自体はじめての体験だったので何度も行ってるmetamorphoseだったけど、なんか新鮮な感じはありましたな。

東京を朝8時前に出発し関越で月夜野まで。冬は雪山行くんで通り慣れた関越だけどなんか夏に通るとちょっと変な感じがしました。例によって冬は願掛け？でいつも天気良くなりますように。っつって手を合わせてる沼田インター先の「ドクターモリの看板」なんだけど、夏だと手前の木が生い茂ってて見えなくなってるのね。

お祈りが出来なかったせいかどうかは知らないけど、行きの道中は小雨が降ったりやんだり。関越降りて三国峠入る前にスーパーで簡単に買出ししてイザ目指すは苗場。

苗場の駐車場に着くともうかなりのクルマが到着してた。時間はもう開演の12時を回っていたけどみんな早くから来てるのねえ。で、用意をしてエントランスゲートまで向かうと、入場待ちの長蛇の列。なんか去年も入場にかなり待たされたらしく、去年に引き続き、悪い意味での「メタモル名物」になりそうな予感でしたな。それでも1時間かからないくらいで入場できました。

会場に入ってまずはテントの設営場所探し。でも、もうこの時間で場所がいっぱいだった感じでしたな。みんなで手分けして場所を何とか確保。うまいこと仲間内で近い場所に場所取れたので一安心。テントを組みたてて、とりあえずお疲れ！これから楽しむぞ！のカンパイ。

会場全体を一回りしてみる。一回りというか、ソーラーステージ後方にテントがあるので、そのまま歩いて小川の橋越えて!K7ステージの前を通り過ぎてフードエリアへ。その先にルナーステージがあるような感じ。思っていたほど歩く距離は無かったなあ。それでも何度も往復するのは辛いくらい。フジロックの時の半分くらいの敷地でこのスペースだということを考えると、フジロックの会場を歩き回るのはほんとに体力要るだろうなあ、と思った。

天気は小雨が時折パラつく感じ。気温も昼間はTシャツの上に長袖一枚羽織ってれば寒くない程度だったけど、日が落ちると一気に気温が下がってしっかりアウター着ないと辛い感じになった。これが夏の苗場か、と実感。夕方8時前くらいに一回テントで寝たんだけど、寝起きがものすごい寒かった。ガクブルもんで急いで着込んでフードエリアで熱いタイラーメンをすすって何とか復活を果たす。

もちろん、サイコウに楽しかったメタモルだけど、何点か気になることもあった。初の苗場開催ってのもあるだろうし、それで主催側の把握しきれないことが多かったってのも分かるのでゼヒとも今回の経験を来年のメタモルに繋げて、生かしてさらにイベントの質を高めていって欲しいものだと思いました。

・今年はデコレーションがちょっと寂しかったのが残念。
・アンビエントテントが欲しかった。
・トイレを増やしてちょ。
・ソーラーにルナーの音がかぶっちゃってて残念。やってるほうもやりにくそうだった。
・入場のピーク時間帯はエントランスの係員を、ゲートを増やすべき。
・テントサイトをもうちょっと大きめにとって欲しかった。もしくはサイト内を区切ってつめて順に設営させるなどの工夫とか。テントサイト利用料1000円の意味をもうちょっと感じさせておくれ。
・ステージ前のごみの散乱はひどい。ゴミ箱を設置しない（ゴミ持ち帰り徹底）の主催者意図はよくわかるけど、結局そういった放置ゴミを最後に回収するんだったら最初からゴミ箱をしっかり設置して、その放置自体を解消したほうがみんな気持ち良く会場を歩けていいと思う。

とか、思いました。でも、ほんとメタモルはいいイベントだと思うよ。まず、遊びに来てる「メタモルピーポー」が素晴らしいと思う。

朝方、友達が「やべぇ。財布落とした？！」っつって探し回ったけど見つからず、途方に暮れて一応、インフォメーションに行ってみたところ、ナント落し物で届けられていた。免許やカード類が無事なだけで無く、なんと現金も全て無傷で。「メタモルに来てるやつじゃ拾ったとしてもさすがに・・・」と一瞬思ったらしいけど、この瞬間、そんなことをチラっとでも考えてしまった自分を悔い、全身全霊で懺悔したと。財布見つかったっつって戻ってきた時には「メタモルピーポーサイコウ！音がさっきよりも3割増でよく聞こえるほどだ！」なんつってテンション上がってた。

ホント、最後のマユリねーさんのお言葉でも「参加してくれるみんなと作り上げてるメタモルフォーゼ」って何度も言ってたけど、これはほんと、社交辞令でもお世辞でも無くって、ホントに参加者のちょっとした行動が「イベントの色」を作り上げてるという事実があることをもっと意識してもらいたいと思ったなあ。もちろん、主催者だけでなく、参加者一人一人、全員がそれを感じて動ければこれこそ素晴らしいんだろうけどね。