XTC/drums & wires
マル 2001-02-21 [朴訥音楽評]

XTC/drums & wires
No.26-(2001/02/21(水) 21:05)

ハイ、XTCです。
ようやくココまで漕ぎ着けました。僕の心のお師匠さんです、
とかいうと高野寛みたいだな、僕。
天才キーボーディスト、バリー・アンドリューが抜けて、後釜にギタリストのデイブ・グレゴリー加入し
1979年に発表されたアルバムです。アルバムジャケがいかにもニューウェーヴで、、、っておいおい、
1979年ってもう22年前なの?!ちょっとショック・・・。

バンドのサウンドの核となるキーボードが抜けて、
新たにギタリストが入ったという状況は、バンドにとっては一大転機で、
意識せずとも肩に力が入ってしまい、その意気込みと反比例して空回りしたもの
に仕上がりそうなもんだと思うのですが、このアルバムでは原点に返り、「太鼓と弦」
という「普通の」バンドサウンドを鳴らしています。

とは言いつつも、ソロ作「take away」を出したり、XTC名義でもダブミックス編集盤「EXPLODE TOGE
THER」を出したり、当時アンディはダブに傾倒しており、本作もゲートエコーを多用したダビーな音作り
をしつつ、パンク・ロック・ダンスミュージック的なアプローチもしていたり、内容自体は支離滅裂なサ
ウンド。しかしそんな状態を、同じ空気感で包括したスティーブ・リリーホワイトによる丁寧なプロデュ
ースワークも随所に冴え渡っています。
アンディ、コリンの不変の2トップによる各曲のクオリティありき、というのは勿論なんですが、アルバ
ムのダイナミズムという点では、このアルバムと「black sea」あたりが非常によろしいんじゃないかな、
と思います。

そうそう、このジャケのプリントTを「エヴァンゲリオン」のシンジ君も劇中で着てましたね。
庵野秀明も好きなのかしら?ラブアンドポップ。オチ無し。

Re.1-OKD(2001/02/21(水) 23:50)>マジすきっすよね。マルくんXTC。そうだ!着てたよ!
Re.2-NOW!(2001/02/22(木) 02:51)>次は鈴木慶一で。
Re.3-[TrackBack] XTC / Transistor Blast (Bbc Sessions) @ HuntingGirledCollective(2004/09/21(火) 18:59)> イギリスが誇るキング・オブ・ポップ・バンドXTCのライブ音源を集めた4枚組ボックスセットです。 デビュー当時から、89年「ORANGES&LEMONS」発表後までに録音されたジョンピールセッションでのスタジオライブCD1・2、80年ハマースミスプレイスでのライブ音源を収録したCD...

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