岡村靖幸/家庭教師
マル 2001-02-18 [朴訥音楽評]

岡村靖幸/家庭教師
No.25-(2001/02/18(日) 17:59)

ベスト+ニューシングルリリース決定記念ってことで岡村ちゃんです。

10代の頃は、「キちゃってる人」だなぁ、
という印象しかなかった(その割にはアルバムはしっかりチェックしてた)んだけど、
この年齢になって聴くと、ものすごいリアリティを憶えますね。
ここでいうリアリティは「シンパシーをおぼえる」っていうんじゃなくて、
「岡村靖幸という生き方」に対してのリアリティですけど。

もともと彼は「輝かしい10代のに対する羨望」というテーマのみ取り上げてきたんですが、
それが屈折・歪曲して、1990年にリリースされたこのアルバムになると、
「性のインフレ」という現状しか歌ってません。
(もうひとつのテーマ「岡村靖幸というパブリックイメージ」っていうのは、まぁ置いとくとして。)
その何年も後に、援交とかブルセラとかが社会現象にまで発展したことを考えると、
やはり「早熟」だったのかなぁ、と思います。
明らかに早過ぎて損しています。

話は変わって、最近の彼なんですが、ココ最近の人への提供曲(次はCHARAだって!)をみてると、
多分、パフォーマンスが(残念ながら)自分じゃなくなって、
カッコイイ曲と肥える自分という葛藤が無くなり、
自分が歌う曲に対して、一皮剥けたんじゃないかな、と。
「SEX」はまだまだだったけれども、
「真夜中のサイクリング」とか、すごいナチュラルだもん。

にしても、今回リリースされるベスト盤(参照)の各曲のクオリティ!
まさに天才伝説と呼ぶにふさわしい内容!

やっぱり及○光博なんてチャンチャラ可笑しいですな。

Re.1-ケンサク(2001/02/18(日) 18:11)>「もう僕オッサンだから、最近の10代の娘の気持ちはわからない」って感じでしょうか?
Re.2-ケンサク(2001/02/18(日) 18:12)>「もう僕オッサンだから、最近の10代の娘の気持ちはわからない」って感じでしょうか?
Re.3-NOW!(2001/02/18(日) 20:05)>「真夜中のサイクリング」ha
Re.4-NOW!(2001/02/18(日) 20:06)>「真夜中のサイクリング」じわじわくるよね。
Re.5-ゆっきー(2001/02/19(月) 16:07)>一聴して意味なさげな日本語をメロディにのせて危ういバランスで歌える最高峰!とわしは思う。独自の歌唱スタイルを持つ人物として岡村の後継者は数多いですが。
Re.6-マル(2001/02/20(火) 00:44)>意味ない日本語の羅列が生むリズム感、って点で考えると、ヒップホップ周辺の人たちよりも桑田圭佑、奥田民生、そして岡村ちゃんが僕内最高峰ですね。>ゆっきー

コメント
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