ほんと、全然雪降らないなあ。週アタマに結構まとまって降るなんていう予報だったけど、フタをあけてみれば結局積雪量30センチも上乗せになってない感じだったし。今シーズンの先行きが心配です。
まあ、そんな中でもとりあえず、関越湯沢近くで滑れるとこというと選択肢はかぐらスキー場に絞られるわけで、先週に引き続きかぐらスキー場の田代エリアを中心に滑ってきましたよ。
朝は4時に練馬から関越乗って、上里S.A.で朝ゴハン。岩のりうどん(450円)が超お気に入り。これ、おいしいのでオススメ。岩のりがかなりゴッソリのってて素敵フード。
上里S.A.で時間調整して、6時過ぎに前橋I.C.で高速乗り直し作戦でETCの早朝割引、通勤割引を適用させる作戦。改めて思うけどこの割引で半額になるってのは大きいなあ。月夜野まで4000円が2000円になるので2000円の割引。片道料金で往復出来ちゃうYO。
7時過ぎに田代駐車場に付いたんだけど、駐車場はほぼ埋まってる状態だったなあ。もうこの時点で今日の混雑は覚悟できたっつーか。
雪なんだけど、先週アタマにちょろっと降ってくれたおかげか、先週の帰り際には土見えそうで怪しかったとこもきちんと整備されてて雪がのってたよ。
朝、田代から滑り出して、とりあえずかぐらのメインゲレンデへ足を伸ばしてみるものの、かぐらのメインゲレンデはガリガリだった。っていうか、ガリガリのアイスバーンになりやすいゲレンデなのは承知のとこだったんだけど、なにやらアイスバーンをどうにかしようと改善を試みたようで、ピステンかなんかで表面の氷を砕いてくれたのはいんだけど、その砕いた氷の塊がそのまま散らかってるような感じの斜面になっちゃってて、余計怖さ増してる感じがしたなあ。コケたらなんかその氷の塊でケガしそうな。
そんなかぐらメインゲレンデ、かぐら第1高速リフトもやっぱすぐに混んできちゃったんで田代に引き返す。田代第1高速リフトのとこは斜度も広さもあって個人的にはすごい滑りやすいなあと思うとこだったんだけど(もちろんリフトも早いし)、やっぱみんなもそう思うみたいで11時くらいには激混み状態に。久々にリフト15分以上待った気がする。
まあ混んできたんでランチにでもしましょうかってんでとりあえず田代ロープウェー降りて下ったとこにあるレストハウスまで行って様子見てみる。外にヒトが並んでる感じでもなかったので空いてるかな?と覗いてみるも全然店の中に待ってるヒトいた。先週、店の外に長蛇の列作って待ってたのってドンだけ待ってたんだよ、とちょっと思った。
でも、先週の混雑でちょっと対策を考えたのか、田代第1高速リフト乗り場のとこのカレー屋さんはテイクアウトできるようにして外でも食べれるようにしてたし、確認できなかったけどラーメン屋さんは屋台での営業もしてたらしいよ。
先週に引き続き、田代駐車場まで一旦降りて、宿場の湯の隣にある食事処うらじろに。クルマで行こうと思ったんだけど、駐車場イッパイで空けた場所に他のクルマが入っちゃったら帰ってきて停められなくなると困るので歩きで行くことに。歩いてもそんなに遠い場所にあるわけじゃないし。
結局クルマ使わなかったんだけど、そんときフト思ったのが、ボード、スキーでもそうだけど、滑ってて途中でちょっと用があってクルマ動かしたいときにイチイチブーツ脱いで靴に履き替えるのメンドクサイよねえ。あれ、「アクセルとブレーキが無いクルマ」作ったら売れんじゃねーの?と思ったよ。手元でアクセルとブレーキ操作出来て、足元は完全にフリーな感じのクルマ。まあ、特殊な運転操作になるのでそれようの講習とか免許とか必要になるっていうとまた話は別だけど、でも、需要高そうな気がするんだけどなあ。
今回はうらじろで普通にから揚げ定食(900円)食べたんだけど、そこはやっぱうらじろ。お馴染みのから揚げはから揚げなんだけど、横にはタイランドな感じのチリソースが添えられてて、またから揚げをそれつけて食べるとやたらウマイでやんの。うらじろタイランドマジック恐るべし。
ゲレンデに戻って滑る。午後も相変わらず田代第1高速リフトは混んでたなあ。さすがに混みすぎてて他の空いてそうなゲレンデ、リフトを開拓してみたら、ちょっといいとこ発見した。
田代第4ロマンスリフトなんだけど、ここ、結構いいわ。空いてる。何で空いてるのかなー?と考えてみたんだけど、このリフトって田代ロープウェーから田代第1高速リフトのほうに移動するのに「使わないリフト」なんだね。普通に横移動している場合だと乗る必要が無い、コースから独立したリフトだからここ空いてるんだわ。で、コースがリフトに対して回り込んだカタチで滑れるんで、リフトの長さに比べて長い距離滑れるんでなかなか効率いい。ゲレンデもこのリフトに乗らない限り滑れないとこが後半にあるんで空いてるし。
ということで、午後の最後はずっとここ滑ってたなあ。コースもそんなに人が滑ってなかったのか脇になかなかのやんちゃスポットあったりとか、変な地形とかあって楽しいし。今シーズンはたびたび田代来そうな気がするけど、ちょっとこのコースを滑りまくろうと思う。
で、そろそろいい時間だし帰りますかーってことで、田代ロープウェーのとこまで滑っていくと、田代第1ゲレンデが見えるとこにすごい人が溜まっててなんか騒がしい。で、よーく田代第1ゲレンデ見てみると、「田代第1ロマンスリフト超長蛇の列だし、なんか田代第1ゲレンデみんなハイクしてるしー!」という壮絶な状況が目の前にあって絶句。
確かに今日の混雑から帰りの田代第1ロマンスリフトは並んでるだろうなーと思ってみたけど、まさかこんなに並んでるとは。つか、その列の長さにシビレを切らした人たちがゲレンデ登ってるなんてー。ここのゲレンデの斜度、結構キツイのにー。
と言っててもはじまらないのでとりあえず下りて田代第1ロマンスリフト待ちの列に並んでみる。
「全然進まないよー。」
ってことで覚悟を決めて田代第1ゲレンデ登山にチャレンジ。多少の距離ならハイクしたことあったけど、こんなに長い距離、しかもこんな斜度のところをハイクするのはじめてだわー。でも、まあ、登らないことには帰れなさそうなので(別にリフト待ってても帰れないこと無いけど。)、がんばって登りはじめる。
登りはじめてみるとやっぱ想像以上にキツイなー、これ。で、周り見てみると男子以外にも結構女子とかもがんばって登ってるわけよ。今日1日滑ってソレじゃなくても疲れてる感じなのに、最後にこんな試練が待ち受けているとはねー。
とにかく滑る足元に気をつけて、1歩1歩上っていく。田代第1ロマンスリフトの長さが358mつーことなので400m弱をハイクしたわけだけど、もう、登り切った後の達成感といったら無かった。こんな無駄な達成感いらないのにー。
その後のロープウェー待ちも超長蛇の列で。つか、ここまでハプニング的な感じになるとなんか変なテンションになってくるんだよなー。祭りっていうとへんだけど、ちょっとワクワクしてくる。去年の関越トンネルが通行止めになって、高速道路の上を歩いてP.A.にトイレしに行ったときとかもこういう変な盛り上がり感があったなあ。「周りのみんな友達感覚」になったりとか。災害時にみんなで協力し合えるテンションもこれに似たようなとこありそうだと思った。逆にそういう災害時こそ、このくらいポジティブになれる心の余裕が重要になるのかもね。
とまあ、なんだかんだで無事に?駐車場に戻ってきて帰路に着いた。
ほんとあの、田代第1ゲレンデをみんなが黙々と登って行ってる光景はなんとも言えない風景だったよ。無駄に映画のラストシーンみたいな悲壮感あったし。でも、その登りきった後、ロープウェー待ちしてるときのみんなの雰囲気がその登り切った達成感のせいか、ちょっとテンション高めだったのがオモシロかった。そんな変な今回の雪山登山トリップでした。