近所の交差点なんだけどさあ。4車線道路の比較的大きい交差点で地下鉄出口目の前ってこともあって結構人通り多いとこなのね。ここの交差点の信号が「変」。
なんか歩行者の通行量が多いからって判断なんだと思うんだけど、X車線通行信号、Y車線通行信号が終わった後、X車線通行に信号が切り替わる前に、車道信号は赤のままでXY歩行者信号だけ青になるスクランブル交差点状態になるのね。コレが危ない。
いや、信号制御には問題無いんだけど、この変則的な切り替わりを知らないドライバーは自分の進行方向の歩行者の動き(歩行者信号の青)だけみて車動かそうとするもんだから、その車線を渡ろうと思ってる歩行者とよく接触しそうになってる。もちろん目の前の車道信号は赤ですよ。
信号機(しんごうき、signal、traffic signal、traffic light)とは、鉄道や道路における交通の安全の確保、若しくは交通の流れを円滑にするために、進行・停止などの信号を示す装置である。
そんな信号機の制御ってどうなってんのかと思ったらこれって一発設定してずっとそのままってやつだけじゃなくって、その道路の交通量や車両の接近によって動的に切り替え間隔変えたりとかするハイテクなシステムになってたりするのな。全然知らなかった。
もしかしたらその問題の近所の交差点も時間によってはそんな不思議なスクランブル交差点状態なんかならないで普通に十字交差点の信号切り替えと同じになってるのかもしれん。
他にも信号機について調べてたらこんなのも見つけた。
公共車両優先システム(PTPS; Public Transportation Priority System)は、緊急車両や公共交通機関の通行を円滑に行わせ、またマイカー利用を抑制するための施策であり、バス専用レーンなどのような交通規制施策と信号機など交通インフラを制御するシステムをあわせたものである。
こんな仕組みがあったことも知らなかった。なんか冗談話で「救急車には急いでる時に信号変えられるリモコン付いてる」なんて聞いたことあったけど、まんざら冗談でも無いわけか。
それから路線バスもこの対象になってるていうのはいいなあ。あの路線バスの「到着時間の見えなさ」はイカンともしがたいもんだし、これでそれが少しでも解消できたら素敵なシステムかもなあ。
急ぐクルマが、お金を払えば自分の前の信号を青(緑だと言う人もいるが)にできる仕組みだ。…渋滞した交差点、前方は赤信号だとする。しばらく待つと、ETC(自動料金収受システム)の端末に「あと15秒、1500円」と表示が出る。「あと15秒待つか、1500円払うか」という意味だ。
それをさらに一般車両に適用しようという発想がこんな感じか。確かに誰しも考えそうなアイデアだしコレがあれば便利な場面ってのもいろいろ出てきそうだけどどうだろうねえ。
「交通」ってあくまでも「公通」で、それは全ての市民に平等であって成り立つような気もするからちょっとこういった私情が絡んでくるとちょっと安全な交通が蝕まれる可能性もあるかもね。変な使い方をするヒトがいないとも限らないし。
こう調べてみると毎日何気無く見てる信号だけど、思いのほかハイテクだったり、考えてる以上に高度なシステムだったりしてびっくりだったわ。「信号」なんて強く意識してモノ見てみたのって小学校でやった交通安全教室の時以来だったわさ。
冒頭の近所のちょっと変な交差点も、あれもあれでなんかいろんな判断や計算があっての「制御」なんだろうけど、やっぱ信号の一番の目的は「安全の確保」なんだろうから、特殊な制御は考えもんかもなーなんて思いました。いや、あの交差点で一番の問題なのは目の前の信号をしっかり確認して発進させてないドライバーなんだけれども。
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