今のケイタイ使い出して今月でちょうど2年。結局、この2年間、機種変更もせずに使い続けたなあ。使ってたのはボーダフォンのV601SHってやつ。なんかこんな書き出しだと、「機種変更したのか?」って感じだけど、機種の話じゃなくって、『ボーダフォン使い出して今月でちょうど2年』っていうほうがポイントです。
まあ、何の話かっていうと、「今月でハッピーボーナスの2年間契約の縛りが切れたので解約しました。」ってことで。いや、ケイタイ自体は契約したままですよ。ハッピーボーナス2年間契約だけを解約した。厳密には、保険のつもりで入ってたアフターサービスも同時に解約した。
アレっすよ、「ナンバーポータビリティが開始されたらキャリア変えるかもしれないのでそれの準備しとこう。」ってことです。年間契約を継続してるのにキャリア変更するんで解約すると違約金とかもったいないからねえ。
番号ポータビリティ(ばんごうポータビリティ)は、電話の利用に際して、契約している電話会社(電気通信事業者)を変更しても、電話番号は変更しないまま、継続して利用できる仕組みである。
Wikipediaの下のほう、日本の状況というところにも書いてあるけど、2006年中(10月か11月?)にこのナンバーポータビリティがはじまるっていうことなのでそれの準備ということで、この契約更新のタイミングに解約、というか、ちょっと契約継続をしないことにしてみた。
いや、今使ってるボーダフォンから他キャリアに変えるかははっきり決めて無いんだけどね。ナンバーポータビリティ、いざはじまりますよってことになったら各キャリアも新しい料金コースとか作りそうだし、また、それ以上に魅力的な端末とか出してこないとも限らないし。
ぶっちゃけ、現状のボーダフォンは料金も端末も、そんなに俺にとって魅力的ではないのは事実で、まあ、それもあって、「乗り換える可能性の高さ」が否定できないからこそ、ナンバーポータビリティでの乗り換えの準備をしだしたわけではあるが。
新規にキャリア加入したほうが最新端末が安く手に入るって世の中の仕組みはみんなご存知の通りだと思うけど、新規が安いからって今使ってるキャリアを解約しておいそれと乗換えが今まで出きなかった理由で一番大きかったのはやっぱ「番号が変わるとメンドクサイから。」って理由なんだよね。それが無ければ、乗り換えも純粋に、料金、端末、サービスの内容だけで選べるという身のこなしが出来る。
でも、実際、今年中に開始されるとはいってもユーザとしてなんかよくわかって無いとこもあるなあ。
手数料ってどんくらいになんのさ?
たぶん、キャリア乗り換えは新規キャリアに手数料払って契約するようになると思うんだけど、その手数料ってどんなもんなんかね。今の新規契約事務手数料程度のつもりでいいんだろうか。でも、このナンバーポータビリティを導入するにあたってキャリア側も新しいシステムの導入、増強が必要になるみたいだし、単純にそのコストを埋めることを考えるとこの辺にも多少跳ね返ってくるのかも。
現状の新規契約手数料が大体、3000円弱あたりなのでこれよりも多少高くなる覚悟は必要かもなあ。まあ、せめて新規と同じくらいだと御の字だけど。
そもそも契約の扱いは「新規」になるのか?
乗り換え先キャリアにしてみれば、「新規顧客」に変わり無いんだから契約自体、今と同じ「新規契約」になるのかなあ。新規契約だけど、引継ぎ電話番号アリ、みたいな。
そうなるとさあ、気になるのは手数料ってよりも「端末が新規契約価格で買えるのか?」って話になるんだよなあ。
たぶん、新規契約としての扱い、乗り換え先キャリアにとってのうれしい新規契約者を獲得したいっていう今の契約バックマージン方式の意味に変わりが無いことを考えると普通にそうなりそうだけど、あれっすよ、需要供給バランスというか、経済のしくみ的に、
今まではキャリア乗り換えの壁が高かった。
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契約取れれば案外長いこと使ってくれる。年間契約とかしてくれればなおさら。
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それだったら出来る限り新規の契約とりたいじゃん!
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新規契約に魅力な端末価格を下げるのは効果的。
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新規契約だと端末安くってウマー!
ってのが今までだったけど、
ナンバーポータビリティ開始!
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乗り換えてくれるユーザも多いけど、自キャリアから乗り換えで解約も増えるー。涙
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継続契約自体に魅力を持たせないと!
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新規契約獲得に回してたコストを契約継続の新サービスに回したい
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新規契約の安さがあんまり無くなる
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でも、まあ、継続契約してるとそこそこお得な新プラン登場でウマー!
って感じの経営戦略というか、営業ポイントが変わるのは想像できるよなあ。
上のフローだと、ユーザとしてみれば「継続契約新プラン登場でウマー!」なのでサービスの場所は「新規契約」から変わっても還元は残りそうな気はしないでも無いけど、契約継続がサービスの魅力になりえるとしたら流れ的に、
ナンバーポータビリティが開始されたらキャリア変更したかった人が一気に乗り換えに殺到。店頭に人が詰め掛け大混乱。メディアでもその様子が大々的に取り上げられ、日本は空前の『ケイタイキャリア乗り換えブーム到来!』となるんだけど、その波以降は継続契約がお得なので全く持ってキャリア乗り換えが行われない、1年後には「ナンバーポータビリティってナンだっけ?なんか聞いたことはあるけどー。」っていう、かの、『マイラインで世の中大騒ぎの再来!』
が、たぶん繰り広げられますね。
まあ、そんなナンバーポータビリティなんですけど、ケイタイ電話番号は引き続き移行できるけど、Eメールアドレスに関してはキャリア依存、変更が原則になってしまうわけで、ケイタイ用途がダントツにEメールの送受信だって人にとっては、結局、なんも魅力無い話なのかもしれませんな。
あと、出来ることなら「PHSへの乗り換え(以前はPHSユーザだったので出戻りとも言う)」も検討したかったとこなんですが、これはなんかシステム的な事情とかで無理らしいです。(ケイタイ090のPHS070の越えられない壁) 残念。
【ナンバーポータビリティ関連】
・どうなる?ナンバーポータビリティ/ITマーケティング
・[教えて!goo] ナンバーポータビリティについて
・携帯電話の利用動向調査:ナンバーポータビリティは手数料次第
・tarosite.net: 番号えらべるサービス - ナンバーポータビリティ時代なのに?
・わたくし犬でございます: ナンバーポータビリティを導入しなくてもauの一人勝ち
仕事で、携帯関係の人と話した情報なんだけど。
ナンバーポータビリティには、大体2万位掛かる予定。
仕組みは、ボーダフォン3Gから、FOMAに変えたとして、ボーダフォンに一旦繋がり、FOMAに転送される仕組み。
よって、周波数っていうのかな?
あるじゃない、通信速度が。
あれが違う携帯同士だと、難しいと言われているらしいよ。
聞きかじりですが。。。参考までに。
ええー!2万もかかるのかよー。
っていうか、その仕組みの内容後半はちょっと違うかも。
通信そのものが別に変換されてキャリアまたぐわけじゃなくって、「端末識別IDと電話番号との紐付け情報」が交換されるだけで、それを受け取った新規キャリアが全ての通信を受け持つ感じだと思う。
まあ、それにしてもその紐付け情報データベースの管理とか情報すり合わせとか、新しいシステムがキャリア側負担になるのは確かだからその分の費用はユーザに跳ね返ってくるだろうねえ。
たぶん、ホントに2万だとしたら企画倒れになるだろうなあ。誰も利用しなそう。
ちなみに韓国の場合は手数料約100円。英国の場合は25ポンドから30ポンドらしいので6000円弱はかかる感じか。
移転情報データベースを新規に構築
接続方法はリダイレクションと転送の2通り
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/TIS/keitai/20050301/156847/?P=2