XTC / Oranges & Lemons[サルベージ]
マル 2006-02-13 [朴訥音楽評]
サルベージ2回目はコレ。最近4枚目を購入しましたw
最近ボックスセットが出たXTCの1989発売の俺内大傑作です。 初のアメリカでのヒットとなった前作「スカイラーキング」のプロデューサー「ポップ界の魔法使い(真実のスター)」トッド・ラングレンとのレコーディングワークがどうにもパンチ不足で相当不満が溜まっていたアンディが、よりアグレッシブなサウンドを求め、この録音のためにメンバー・家族を引き連れてロサンゼルスに移住するほど力が入っていたアルバムらしいです。確かにM①やM⑨など、アグレッシブ(というかダンサブル)なサウンドメイキングだし、のちにカジヒデキがまるまるパクることになる名曲M②、tears for fearsあたりのパロディとも取れるM⑤、「ポップなんだけどへんちくりん」の1989年版真骨頂M⑧、途中から絡むツインドラムが絶妙のM⑪、今聞くとウィーザー周辺を彷彿させるM⑫などなど、捨て曲一切なし!
加えて、アンディとは逆に、前作でのトッドとの蜜月を経て、いよいよ頭角を現したコリンのソングライティングがあわさり、UKポップミュージックの金字塔と呼ぶにふさわしい内容です。ジャケットも「イエローサブマリン」のころのビートルズを彷彿させまくってます。
思えば僕、記憶しているだけでこのアルバム3枚買ってる。今ならリマスター版が1300円で買えるから、みんなも買え。頼むから買ってくれ。
どうでもいいけど、金字塔ってピラミッドのことだったのか。知らなかった。
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