あけましておめでとうございます。マルです。今年も何卒ご贔屓の程を。
今年から、レビューももちろん更新していきますが、旧朴訥音楽評こと「ハンチングダイアリー」に書いてた以前のネタも掘り起こしていこうかなと思っています。別に手を抜いているわけではないんです!昔書いたレビューがなんともかわいそうなだけです!
というわけで、サルベージ企画第一弾は2001年4月のエントリをば。ある意味90'sUKロックの象徴のひとつ、ネッズアトミックダストビンです。
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世界一出音が薄いプロデューサーことジェシカコクランに替わって、グランジ聡明紀時代の時の人、アンディウォレスのプロデュースにより野太いサウンドになったセカンド。バーミンガムの田舎臭い5人組なんですが、やはりこのバンドはライブに限りますね。ライブ会場では、ダイブ・肩車・3段肩車なんでもあれの大フィーヴァー!男の子も女の子もみんなしておそろいのバンドT(サイズはXL)着てました。このバンド、意味ないツインベースとか、全然音程三つくらいしか取れないボーカルとか、手数が多いわりにグルーヴ感の無いドラムとか、腱鞘炎カッティングしかできないギターとか、演奏テクニック的には素人以下のバンドなんですが、今思うとソングライティング・バンドアンサンブルが相当クオリティ高かったんだろうね。どのアルバムも今でもかなり聴きこめます。
アルバム的には全然ファーストアルバム~シングル「トラスト」あたりなんですが、このアルバムに入ってる「スプリング」って曲、大好きなんだよなぁ。
最近、インタビューとかやらしてもらって、「メロが顔に似合わず胸キュンですね」とか「歌詞に『卑屈』って良く出てきますね。」とかいわれるんですが、結構ここが僕の原点。
追記:
概説
90年初め同郷のPop Will Eat Itslelfより声をかけられたのをきっかけに、Mega City Four" "The Wonder Stuff" "Jesus Jones"などのサポートもつとめるようになる。活動資金を得るためにマネージャーがロゴ入りTシャツの販売を始めそれがヒット、その存在がメディアでも注目されることとなる。
最初は地元バーミンガムのインディー・レーベルと契約していたが、インディーチャートで1位を取るなどし、91年にはその人気に着目したSony Musicと契約。彼等のためのレーベル "Furtive"まで用意するほどだった。そしてファースト・アルバム "God Fodder" をリリースし、アルバムが全英のナショナル・チャート3位に輝く。
アメリカへの進出を目指すものの、95年にニューヨーク公演を最後に解散。ところが2000年、ベスト盤をリリースしJB's Dudley の30周年記念イベントで復活、ギターのラットとベースのマットがいないものの、一夜限りのステージを行う。その後はフェスティバルの参加やライブを行っている。(ネタ元:みかさん)
参考:
ベスト盤:Terminally Groovy: The Best Of Ned's Atomic Dustbin