例によってディスプレイ売り場は圧倒的なディスプレイの数。もうそれだけでクラクラきちゃいそうですが、がんばってお目当てのメーカー、製品の画面なんかを見比べてみます。

お店に行く前の段階でメーカーはほぼ決めてたんですよ。三菱に。俺の希望性能の1つにあった「速い応答速度」なんですが、三菱の製品って結構速いものが多いんですね。ほんで、ディスプレイメーカーとしてその品質には定評あるし。製品でいうと、195Vってのと195Sって19インチの2機種で最初悩んでたんですよ。

ちょっと話が脱線するけど、液晶ディスプレイのメーカーで、BenQってメーカーがあるんだけど、ここの製品が結構売れてた。俺は全然知らなかったので今回の候補には入れなかったんだけど、有名なのかしら。俺がそんな感じで売り場うろうろしてる間に、3人ものヒトがBenQのディスプレイ買ってったよ。確かに値段が安い。19インチで35000円は魅力だわなあ。パッと見じゃさすがにその潜在性能はわからないけど、普通の感じのだし。スペックも案外悪くない。へえー、こんなメーカーが最近売れてるんだねえ。

と、うろうろしまくってたら、ディスプレイ売り場の17インチコーナーに。

すると、同じ三菱の液晶ディスプレイで17インチの製品があったんですけど、これまた魅力的な値段なのね。大雑把な感じだけど、同ランクくらいの19インチから見ると、サイズ変わると大体、2万円も安くなる。あー、2万円の差はデカいなー。

もうそれから19インチコーナーには戻らず。17インチコーナーで自分を納得させる方向に向いてた。「解像度一緒なら小さくてもいいじゃん！」とか、「2万円あったらハードディスクも買える！（ハードディスクも最近壊れそうな音がする。）」とか。よく耳にする話だけど、確かに液晶ディスプレイのインチ表示ってCRTのそれよりも実物が大きいんだよね。液晶の17インチはCRTの19インチ画面部分くらいあるよって感じか。なんか17インチで十分な気がしてきたなあー。

なんて、ヘタレ買い物っぷり全開で、結局、メーカーはそのままだけど17インチ、三菱の1710Vってやつ買いました。もう、鉄板のようにガチガチの定番商品です。1710Sっていうテカテカ画面のほぼ同じようなスペックの機種もあったんだけど、テカテカじゃないつや消しな画面のほうにしました。テカテカ画面、すごい表示キレイなんだけど画面すぐ汚れそうで、って理由。あと、5千円くらい値段の差があったから。

早速箱から出してみて思ったのは、やっぱ結構大きいなあって印象ですかね。サイズダウンして買ったくらいだから小さい感じが余計にするもんかなとも思ったんですけど、これで十分だったかも。電気屋さんだと広さもあるしもっと大きいサイズの商品もあるんで、そりゃ見劣りすらしますけどね。

元々19インチのCRTがあったとこに17インチの液晶が置き換わったら、それはもう、スカスカっぷりがすごくって。笑　ほんと、省スペース通り越して、なんか落ち着かないくらいの軽量感です。これからの季節、あんまり暑苦しいのもなんですから、これはこれで涼しげでいいかな。ディスプレイ置いてるラックが透明アクリル板なんで、そのスケスケ感とかもいいですな。CRTがトカッっと居座ってたときには全く感じられなかった風通しの良さです。

気になるディスプレイ性能なんですけど、これがまたすごいね。予想以上。とにかく写真の描画がキレイ過ぎ。この写真のキレイさがやっぱ評判いい理由なのかなあ。液晶ディスプレイの描画性能を甘く見てたわー。買った1710V、上記の用語の話でも書いた「擬似フルカラー」ってやつなのね。擬似ですよ、擬似。でも、ここまでキレイに表示できるのは正直予想外だったわ。まあ、店頭デモでもキレイだったけど、いつもCRTで見慣れてた写真でみると余計。

あと、気になってた応答速度の効果。1710Vは12ms。結構速いよー。で、動画の再生とアップスキャンコンバーター経由でのTV表示、ゲームやった感じの感想。まず、「こんなもんなら全然OK」って感じ。あー、液晶でゲームとか、もっとダメなんだと思ってたけど、意外にも普通でむしろ肩透かし感。覚悟して損した。もちろん、CRTや普通のTVに比べたら、そりゃ残像目立ちます。でも、俺的には十分なレベルだし、慣れたらなんにも感じなくなりそう。ゲームでフルスクリーン一気にスクロールするようなシーンとか、縞々になってる模様のスクロールとかあるとその残像で潰れちゃうのは液晶である以上しょうがないよなー。

省スペースサイコウ！写真表示サイコウ！応答速度も悪くない！っていいこと尽くめでも無いよ。ここからがポイント。CRTからの乗換えでやっぱ多くのヒトが感じる違和感は俺もハッキリわかったかなあ。コントラストの弱さとか。設定でかなりいい感じまで調整は出来るけど、CRTのコントラスト、発色はやっぱそれはそれの魅力だと思ったなあ。あと、繰り返すけど動画のブレね。残像。で、特に違和感あったのが動画の「映像の色」の違和感。写真表示はあんなにキレイなのに、動画の発色があんまり良くない。これが擬似フルカラーのデメリットなのか？擬似フルカラーって結局、目の残像効果を狙って色の補完してるんだけど、動画だと描画対象が動いちゃってるから色の補完が出来ないうちに、残像効果が作れないうちに画が変わっちゃうからダメとかなのかなあ。これはちょっと残念だったなあ。いや、別にCRTでの映像見てなければその違いなんてさほど気にならない、つかわからないことなんだろうけど、あくまでも見比べレベルの話で。

機能的にうれしかったのはDVI接続、アナログ接続切り替えね。まあ、これは前のCRTもVGAとBNCとの2系統での入力を切り替えられたんで同じように使えてヨイ。2系統入力ある機種ならたぶん普通だけど。

と、まあ、そんな感じで、液晶ディスプレイはじめて物語でした。CRTもいいけど液晶ディスプレイもなかなかヨイヨー。