School Girl '69 / Lovedeath
マル 2004-10-25 [朴訥音楽評]
九州在住のschool girl'69のシングルです。
ものすごい遠いリバーブを効かせたギターを何層にも塗り固めた音の壁が気持ちいいタイトルチューンM①(タイトルから察するにこのあたりの雰囲気がバリバリでている)、キッチュでピュアな80'sシーケンスが同郷の先輩バンドHi-5に近い雰囲気のM②、んでフィッシュマンズ~ポラリス的なサウンドアプローチをきちんと噛み砕いた上で、独自のタイム感が浮遊しまくるM③(後半のギターがすげえ)。どれもこれも決して模倣レベルにとどまってなく、バンド独自のオリジナリティが溢れててたまらん。ボーカルの質感、男女ボーカルの絡み、っていうのももちろんそうなんだと思うんだけど、バンドアンサンブルがすごく練られてて、聴いてて全然飽きない。
週末ライブで競演した時、ライブはちゃんと見ることができなかった(理由:次の出番が僕らだったから)んだけど、勝手にイメージしていた「ギターポップ+打ち込み」っつー「ワンダーフォーゲル」以降の音とは明らかに一線を化してるライブだったと思う。サウンド的には多分くるりやスーパーカーあたりと比較されるような音だとおもうんだけど、このバンドはもっと土臭いリアリティがある。どっちかっつーとレンタルズとかOZMAみたいなUSインディ的なオーラがバリバリ出てる感じ。
んー、やばいなー。今年聴いた新譜の中でトップクラスの衝撃かも。
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