19の時、友達とロンドンに遊びに行く計画をたててたんだけど結局行けなくなっちゃって、そのとき作った10年パスポートが来年で切れちゃう説。っつーか、そのロンドン計画の後は全く海外旅行なんか縁遠い生活してたので1回も使ってない。縁遠いっていうより単純に興味無かったんだよねえ、旅行とか。でも、せっかく作ったパスポート、せめて1回くらいは使いてーぞ!ってことで、海外行くことにしたのです。どこ行こう?そうそう、この夏に海遊び行く前にイメトレのごとく観てた映画「ザ・ビーチ (Amazon)」の撮影場所、タイのプーケット・ピピ島に行ってみたいぜ!ってことで行ってきましたよ。サワディークラッ!
行きは成田からシンガポールで乗換えてプーケットまで。ちょうど沖縄の上通ったんだけど、先日行った瀬底島とかハッキリ見えてキレイだったなあ。飛行機には個人用TVが付いてたので映画なんか観てたら6時間くらいあっという間でしたな。スパイダーマン2と海猿観た。機内は空いてたので席も適当に移動できて快適だったなあ。シンガポールでの乗換えの時にトランジットのチェックインカウンターの場所がわからずにウロウロ。出発時間ギリギリに間に合ったけど、カウンターのおばさんに「急いで!」って言われてダッシュで飛行機へ。つーか、搭乗券、手書きだったよ。名前や行き先が解読不能な走り書きが素晴らしかった。
プーケットまでの飛行機ではタイの入出国申請用紙をウルトラクイズの機内クイズばりにモクモクと書いてたら到着。1時間程度だけど国際線なので時間的にゴハン出たりするんだけど、時間無いもんだからスチュワーデスさん、超忙しそうだった。しかも小さい飛行機に満員の搭乗だったのでトイレは大渋滞です。
あっという間にプーケット到着。イミグレーションも終えて空港内カウンターでエクスチェンジ。3万円で10000バーツくらいかな。空港から滞在先のパトンビーチまでクルマで40分くらい。山越えなきゃならないので一部山道。「一応」、舗装されてるのでマシだけど、とんでもない坂、急カーブを降りたり登ったり。高さは無いのでそんなにキツくは無いけどね。道路は交通量多い。やっぱバイク多いねえ。110ccくらいのバイクの2人乗りがモリモリ走ってます。中には4人乗りとかもいる。超ファンキー。ヘルメットかぶってない人も多いけど、着用義務はあるらしいです。
パトンの街中に入ると一気に周りが明るくなる。パトンビーチ海岸沿いの通りにはいくつものおみあげ屋やマッサージ屋、ツアーショップや雑貨屋なんかが並ぶ。で、日本でもおなじみのセブンイレブン(nは小文字)なんかもある。っつーか、セブンイレブンはすっごい多い。タイ語で書かれてるけど日本メーカーの商品も多く並ぶ。せっかくなのでなんか買い物しようとお茶買ってみたら緑茶なのにものすごい甘い。砂糖入り。欧米でもそうだけどタイでも緑茶は甘くして飲むものらしい。それから夜の海岸はトラブルが多いので旅行者は特に近づかないほうがいいみたい。通りはすっごい明るいけど、ビーチは真っ暗だからね。
滞在はパトンビーチ目の前の「パトンビーチホテル」。そんなに高級ホテルってわけでもないけど、そこそこいい感じのリゾートホテルでプールも2つあったり、テラスも広かったりとのんびり出来る感じだった。まあ、一番のウリは繁華街が激近なので遊びまわるのに便利なことかな。ホテルの周りで食事とるのにも都合がいい。その分ウルサイのはあるけどね。
さて、今回のタイ旅行の目玉だったザ・ビーチでおなじみのピピ島ツアー。こちらのツアーを利用して行ってきましたよ。申し込みは出発前、日本からの日本語メールでOKなのでラクチンです。このツアーを選んだのは、「安くて内容盛りだくさん。スピードボートで移動時間省エネ。」だから。
朝、ホテルからピックアップで港まで。港からのスピードボートは約30人乗りでエンジン3つも付いた超快速マシン。プーケット南端の港からピピ島まで約1時間で到着出来ます。スピードがとにかく速いのでそんなに揺れも無くて船酔いに弱い人も比較的ラクかも。それからこのツアーのガイドさんは体格のいい英語、日本語、韓国語(メインは英語だけど)を巧みに操るおにいさん。クダらないジョークとか言いながら案内してくれてたのしかった。
ピピレイ島のマヤベイに到着。あのザ・ビーチはまさにここでして、しょっぱなから目的地到着ですよ。それと実際行ってわかったんだけど、映画のマヤベイは完全なラグーンに見せるためにCGで岩山1つを書き足して入り口を塞いでたんだね。俺が行きたいと思うくらいだからやっぱ世界中の人も行きたいと思ってるらしくってビーチには多くの人、ボートがあったなあ。あと、ビーチだけじゃなくってちょっと森に入ったとこの散策もおもしろかった。
移動してマヤベイのちょうど反対側、ロサマーベイでボートから飛び込んでスイミング。モンキービーチでは本当なら猿がいっぱいいてバナナ投げると取って食べる「っぽかったんだけど」、この日はうまいこと猿には出会えず、ガイドさんは「ソーリー。モンキーホリデー。」なんつってた。沖に出てのスノーケリングは気持ち良かった。お魚の数はものすごい多かったかなあ。でも、水の透明度は沖縄の方が良かったかも。いや、それでもものすごいキレイだけどね。
ピピドン島でビュッフェランチ。こういうツアーのランチってショボイと思って期待してなかったんだけど、しっかりとしたリゾートホテルのオープンテラスレストラン使ったビュッフェで内容良かったなあ。ココナッツカレーが驚くほどウマかった。超食った。アタマの上の木々には鳥がたくさんいて、有線の効果音チャンネルかと思うくらいのサエズリ。それと、このリゾートホテルのプールが絶景ポイントにあって、景色見ながらのプールダイブはサイコウでございましたよ。ザッパーン!
ランチの後、ボートで30分ほど移動してカイ島に到着。ここは比較的大きなビーチがあってビーチからのスノーケリングが出来ます。っつーか、ビーチのすぐそこからお魚天国ですよ。2時間近くのフリータイムはスイミング、スノーケリングはもちろん、島内散策やビーチ反対側の岩場探検、ビーチバレーやらやったりとか、チェアでのんびりくつろいでみたりとか、思い思いに南の島をマンキツできる仕組みでしたよ。そうそう、このツアーはペプシや水なんかのドリンクとフルーツはフリーでいつでも食べられたんですごい良かった。スイミングに疲れてもフルーツでリフレッシュ!とか。調子に乗ってフィン無しでスノーケリングしにちょっと沖まで行ったら潮の流れがキツくなかなか戻れなくなって死にそうになりました。注意せよ。
帰りのボートではさすがに疲れてオヤスミモード。遊ぶだけ遊んで、ビーチ満喫したあとの爽快感はサイコウ。何よりもまだ雨季全開の10月中旬にも関わらず、思いっきりピーカンの晴天に恵まれたのは神様に感謝だな。あんなにキレイな空はガイドの人も最近じゃソウソウ見ないって言ってたし。ほんで、帰りもスピードボートの速さ爆発で30分弱で港に戻りました。観光フェリーとか横目にブッコ抜き。港からは朝と同じようにクルマでホテルまで。
ホテルに戻ってから着替えて夕食。ホテルのディナーチケットがあったのでホテルで食事。さすがにパトンでは外にもおいしいシーフードレストランとかたくさんあるのでホテルのレストランは空いてたなあ。でも、食べ切れないほどのコース料理に満足。それから、ボーイのおにいちゃんオススメのパインドリンクとか飲んでみたり。つーか、ここのカクテルはどれも美味しかったなあ。タイはフルーツ美味しいのでフルーツジュースも全部ウマイ。それから店内で生演奏してたムーディーなライブが素晴らしく南国ディナーを盛り上げておりました。
で、食事終わって海岸沿い通りでトゥクトゥクに飛び乗り、「プーケットファンタシー」へ。パトンからだとトゥクトゥクで30分弱かな。北方面に山越えます。「山越えるから勘弁してくれ。」って言われたのでトゥクトゥクの料金交渉は300バーツで手を打った。がんばりゃもっと安く交渉して行けると思うけど、移動中、山に入ってからの星空が鬼のようにキレイだったので大満足。タイの星はすごい近い。大きい。明るい。落ちてきそう。
プーケットファンタシーに着くとすごい人でびっくりした。あんまり情報調べて無くって、それほど期待してなかったのでビックリだったなあ。ちっこい小屋でショーという名のショボいマジックとサーカスみたいのをチョろっとやってお茶濁すくらいのものを想像してたのに、すごい豪華な遊園地でやけにテンション上がりまくった。チケットはショーオンリーの1100バーツ。
到着時間はあくまでもそのショーの開演開場時間(21時)に合わせて行ったのでとりあえず入って劇場に。劇場もすごい立派な建物で中に入っても大きい。っつーか、場内までの間にセキュリティチェックやらカメラチェックやら超厳重で全然「小屋のショー」ではなかった。全然なかった。劇場観客席、ステージもすごい大掛かりでほんとすごい豪華でビックリしたよ。予想してたマジックもマジックっていうかビックリするほどのイリュージョンだし、サーカスもステージにでっかい象さんが20頭以上も並ぶ大サーカスだし、そのショーを通して演出するタイの民族舞踊舞台は迫力満点。ピーターパンばりにワイヤーで空飛んでみたりとか。音も光も駆使したショーは素晴らしかった。
ショーの後は園内を見て回った。電飾やライティングで光り輝く館内はホントキレイだったなあ。帰りもトゥクトゥクで星空を堪能。ホテルに0時過ぎに着いて近くのセブンイレブンでちょっとした飲み物とか買う。部屋に戻って風呂はいって、崩れるようにベッドに就いた。内容濃すぎの1日を全身で楽しんだよ。
写真はフォトスタックを見てチョ。
初めまして(^^) 「プーケット」で検索してたどり着きました。ピピ島やファンタシーの様子が詳しく書いてあってとても参考になりました。フォトスタックの写真も素敵ですね!!夕焼けの空の色が素晴らしいです!