山下達郎のライブ盤です。
アルバムに新たな解釈を加えたバージョンも多く、非常に完成度の高いライブでありながら、「あ、名前知らないけどこの曲知ってる!」って思わずいってしまうような、ファンじゃなくても耳慣れた曲が満載で、初心者からコアリスナーまで大満足のCDなんではないでしょうか。
聴きどころ満載の2枚組でして、いちいちあげるときりが無いんですが、13分以上にわたって観客全員大合唱の「蒼茫」や、「コレがやりたくってこの曲やってるんだ」っていいながらフェイクを連発し、挙句マイクから離れて会場に下りてフェイクで客盛り上げてる「ride on time」もすごい迫力だし、「おやすみロージー」にいたっては、多重録音した自分のアカペラテープをバックに、自分の歌だけで展開してるんですよ。こんなことやる人、山下達郎以外、多分エンヤくらいしかいないと思う。もう何度聴いてもちびってしまいそうです。
ちなみに僕内ベストテイクは「downtown」。この曲聴くと楽しい時間がもうすぐ終わってしまうという感覚にとらわれてしまいます。多分「ひょうきん族」のエンディングテーマで流れていたところからくる幼少期のトラウマなんだと思うんですが。
蛇足なんですが、気になる大御所アーティストがいたとして、
何から聴いていいか解らないときはライブ盤を聴くことをお勧めします。
レコード会社主導のベスト盤よりもそのアーティストの本質がはっきりわかる。
>何から聴いていいか解らないときはライブ盤を聴くことをお勧めします。
っていうのは非常にいいことを聞きました。
確かに「そのアーティストの楽曲入門=ベスト盤(とかシングルコレクション)」ってイメージあったけど、あれってそのアーティストがホントに聞かせたいものとはかけ離れてたりする場合も多いんだろうなあ、と。
(マニーが絡んだ大人の理由ってヤツもあるんでしょうかね。)
これからは気になるアーティストのライブ盤チェックを積極的にしてみようと思います。