この記事見てて「最近は無線LANって結構手軽にできるのねえ。」とか思っていたんだけど、気になることが1つあった。『Wi-Fi』ってナニよ?
記事にはこれといった説明も無く、「規格」なんだろうなあ、っていうとこまではわかっても、どういった規定の、何が新しい規格なのかわからなかったので調べて見ました。
「規格」といえば規格なのかもしれないけど、あくまでもその無線LAN製品の製品品質を保証するものということで、新しい無線LAN手順規格とかそういうものではないみたいです。
消費者が商品を選びやすく、また、安心して購入できるように、という意味でこういう発想が出てきたもんだと思うけど、その『親切』を知らない、聞いたこと無い消費者にとってはソレこそ、聞き慣れない規格をうたった商品を手に取りにくいものにしてんじゃないかと思いましたよ。
新しい規格や仕様を作るのは決して悪いことじゃないし、新しいものがドンドン出てくるというのは消費者にとっても魅力的なものだけど、これが単にメーカーや業界の独り善がりで進められると、消費者には何のメリットも無いばかりか、商品選びの混乱にも繋がりかねないし、元より、新しい規格の商品購入を渋ってしまう原因になりかねないと思います。
これは、売る側が売れなくて困るばかりでなく、利用したいと思っている消費者にも無駄なストレスとなりえるものです。
新しい規格などを推し進めるメーカーはその新企画商品を宣伝する時に、その『規格自体』についての説明やメリットの紹介などにチカラを入れてもらえると、その商品の魅力が「より」消費者に伝わる気がすると思いますので、「安い」「速い」「小さい」。。などの売り文句を並べるだけで無い『消費者の立場に立った宣伝』というものをしていただければ嬉しいなあと、1消費者として感じています。
【専門用語に降参。関連】
HuntingGirledCollective: 日本語の安心感。
正確に言うと、Wi-Fiは相互接続保証のブランドネームです。Wi-Fiマーク付きの装置であればメーカーが違っても接続が保証されています。このマークを付けるためには、しかるべき機関に装置を提出して相互接続試験を受けて合格する必要があるわけですね。
通信は相手があるものですから、標準規格を決める必要があります。しかし、規格だけでは解釈の仕方や、規定不足部分の独自実装などで、メーカー間で接続できない状況が発生してしまうことがあります。特に先端技術分野では公的規格が製品よりも遅れて出ることもよくあるので、相互接続保証の制度が必要となるわけです。
なお、無線接続の場合の標準規格は、802.11bとか802.11aとか802.11gといったような名前になっていて、それぞれ接続方式や速度などが異なっています。当初、802.11bの装置の出始めには、同じ規格同士でもメーカーが違うと接続できない例がありました。
今はWi-Fiマーク付きの装置であればそういう問題はありません。