小津安二郎生誕100年
オオカワ 2003-08-27 [その他]
1958年「東京物語」がロンドン国際映画祭でサザーランド賞を受賞したのを機に、海外でも注目 を浴びるようになる。同年には紫綬褒章、翌1959年には芸術院賞を受賞し、映画人として初の芸術 院会員となる。世界レベルで評価が高まる中癌に冒され、1963年12月12日、60歳の誕生日に逝去。 晩年を過ごした北鎌倉の円覚寺の墓に眠る
松竹が「小津安二郎生誕100年」を記念したDVD-BOXを発売するとのことで、サイトをオープンさせていました。
そんなに小津映画を語れるほどのコアなファンというわけでもないんですが、やっぱり定番、「東京物語」はあれはあれで味があると思いますし、非常に魅力的な映画だとも思っています。
東京物語をはじめて観たときにあまりにも役者の立ち回り、台詞回しが素人っぽくって???と思ったりもしたんですが、観終る頃にはそれがかえって「人間臭く飾らない」というストーリーテーマのようなものにシックリきてる、むしろそういう演出だったんじゃないのか?という印象を受けたのを覚えています。
東京物語といえばちょうど去年の夏、FNS27時間テレビの中でリメイク版を放映してましたな。
小津映画では欠くことの出来ないキャスティング(だと思ってますが)、笠智衆演じる周吉役を宇津井健が演じ、ストーリーの中心、紀子役を松たか子が演じていました。
内容はあくまで「忠実な映画版のリメイク」を行っていた印象ですが、親しみあるキャスティングのせいかオリジナルよりさらにストーリーへの親近感を感じました。
【メディア】
・Amazon.co.jp: DVD: 東京物語(TV版)
【関連】
・芦川いづみ:フィルモグラフィー(TV) 東京物語
1967年にもTV版リメイクって行われてたんですね。
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コメント[レス]
参考になります!
もし行けるなら東京物語を見に行こうかなと思います。
色んなところで褒められてるし…。
名作のリメイクでさらにその作品の良さを感じるというのは結構珍しい、というかすごいことですよね。
Nao@detlog 2003/09/12 #298