Super Furry Animals / Phantom Power
マル 2003-07-22 [朴訥音楽評]
というわけで、お引越ししました。
今後とも御贔屓の程を。
地元ウェールズはもとより、
英国では「ネクストレディオヘッド」みたいな触れ込みで国民的人気を誇るのに、
日本では今ひとつパッとしないバンドことSFAの新譜です。
以前と比べるとアコースティックな比重が少々高まった感があれど、
アートワーク含め、よじれたスプーンのようなサイケデリックな世界感や、
サウンドコラージュのセンスはもちろん今作でも健在。
昔、村上春樹が「小さいけれど確実な幸せ」という意味の
「小確幸」 って造語を使っていたけど、
SFAの歌心というのは、僕にとってはまさにそんな感じ。
いろいろ疲れてしまうこともたくさんあるけどよー、
まぁちょっとこんなCDでも聴いて楽になれよー。
みたいなね。
ちょっとだけ悲しいけど、夢と希望とユーモアを思い出させてくれるSFAの歌には、
無限の未来を感じてしまいます。
先に挙げたレディオヘッドと大きく違うのはそこかも。
ところでこのアルバム、前作同様DTS5.1chサラウンドを採用したDVDアルバムも発売される模様。
聴ける環境が欲しい。
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