7月に奥武蔵グリーンラインライド、定峰峠ライドっていう180km以上のライドを2週立て続けに走ったときに感じだたんだけど、丸1日のライドから返ってくると手の平、特に親指付け根のハラの部分が痛くってこれはどうにかしたいなーなんて思ってた。そのライドのときにもライド中に手の平の痛さは出ていたのでライド仲間にその話をしていたら「カーボンハンドルにしたら解消した」って話も聞いて、手の平の痛み対策にカーボンハンドルにするのもありかもと思ってました。
以前から自転車のパーツ交換候補でドロップハンドルを交換しようかなとは考えていたんだけど、ハンドルって駆動部では無いので「走りの軽快さを求める軽量化」ということに関しては優先度は低いので後回しになりがち。
河川敷を走ることも多いからやっぱりエアロとかも無駄にこだわって(w)ハンドル幅が狭いものも検討してみたり。元々完成車に付いていたハンドル幅が400mmだったんだけど自分の肩幅も狭いしせめて380mmのハンドル幅に替えたいなあなんて思いつつ、探してみると380mmのラインナップって種類が少なくって気に入るものがいいタイミングで出回ってないこともあって保留してた。
自分の自転車の乗り方や楽しみ方もだんだん定まってきたところで、レースに出るわけではないとかエアロの優先度は高くないとか、ロングライドを快適に楽しみたいとか安全に色んなとこ行きたいとか整理していく中で、エアロ形状のハンドルの優先度も低いしロングライドで走りに行くような場所で特に意識して安全運転を考慮すべき場所ってやっぱりダウンヒルだったりするのでダウンヒルでのハンドリングを考えるとそれなりにハンドル幅がある方がコントロールが楽に適切にできるような感触はあるのでハンドル幅を狭めるのはやめる、今の幅が使いやすいのでハンドル幅は400mmで継続していいかもと考えてるとこで、旧モデルが手頃な価格で出ていたのでこのタイミングで交換してみました。
交換したのは シマノ プロ VIBE SUPER LIGHT カーボンハンドル。旧モデルで多分3、4年前に発売されたモデル。つい最近発売された新モデル(すげー軽い!)が登場したタイミングだったので旧モデルが手頃な価格で出回ったんだと思う。オーバースペックなくらいいいグレードのモデルなんですがしっかり軽量で振動対策なんかも考慮されている素材・製法が「手の痛みを軽減したい」という要件にバッチリ合いそうなので選んでみました。
気になるのは重量ですよね。まず今まで使っていた完成車に付いていたハンドル、Cannondale ONE ハンドル 400mm の重量は、315g。
今回交換した シマノ プロ VIBE SUPER LIGHT カーボンハンドル 400mm の重量は、203g。軽量化という意味だと112gほど軽くなりました。
VIBEハンドルはエアロ形状ではないのですがケーブル内装用の穴も開けられているのでハンドル周りをシンプルに、ハンドル取り付け装備品の取り回しにも柔軟に対応できるようになるのがいいですね。でも今回はブレーキホースのオイル交換、シフトケーブルの張替えをするタイミングでもなかったのでとりあえずハンドル下側にケーブル類は這わす感じでバーテープを巻いて装着しました。(将来的にはもちろん内装化をしたいつもりです)
400mmのハンドル幅もそのままですしハンドルのアナトミック形状、リーチ長もドロップ長もほぼ一緒(微妙に大きくなったくらい)だったので交換後も何も変わらないような感じで違和感なく移行できてよかったです。
早速ライドで使ってみた感想です。先日の道志みちライド、実はこのカーボンハンドルで走ったのですが一番期待していた手の平の痛み、これ全くありませんでした。期待以上の快適さ!走行中に実感できるレベルでブラケット位置、上ハン位置でも明らかに手の平に伝わる振動、というか衝撃が緩和されていることが分かったのでライド途中からもその効果が分かるくらい変化がありました。もちろんライド終了後の手の平の痛みは皆無、それどころか上腕と肩周りの疲れも以前よりも軽くなってるような気さえします。カーボンハンドル、これ効果あるわ。
痛み・疲労の改善以外にも、ハンドル(周り)って重心的に高い位置にあって特にダンシングなんかで車体を左右に振るような場面の多いライドだと軽快感がよく分かる変化がある気がしますね。道志みちの往路は両国橋あたりとか結構勾配のある山道区間はダンシング多用していたので軽くなった実感もあったし気分的にもシッティングからダンシングに変えるときに躊躇なく対応できるのは精神的にも軽い気分です。
往路の登りはそんな感じの効果実感だったんですが帰りの復路も思った以上の効果を体感できました。降りのダウンヒルは軽量化の影響のあまり関係ない部分ではあると思いますがカーボンの材質の振動吸収効果はしっかり感じられた気がします。アルミハンドルの時よりも路面からの振動突き上げが明らかに軽減されていることがハンドル操作の安心感に繋がってると体感で分かります。
前述したハンドル幅を悩んでいた結果、操作の快適さを優先させて400mmにしたのですがそのハンドル幅の安定感もこの振動吸収の効果に加えてこの安心感と安定感に寄与しているのではないでしょうか。ある程度の横風にも安心できる気もします。やっぱりロングライドやダウンヒルのあるライドの多い場合はハンドル幅はちょっとあったほうが操作の安定で安全だしカラダも楽になるのでオススメですね。
そんな感じでカーボンハンドルへの交換とその変化の話になりましたが、ハンドル幅と形状もほぼ全く以前と同じ感じのハンドルでポジション・ライディングフォームの変更なしに素材変更に軽量化という内容だったのですが、これでまた今後のライドの行動範囲拡大とルート選択肢も増えるようなパワーアップになったかと今後のライドもさらに楽しみになるカスタマイズができたと満足しています。
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