ロードバイク日記 2つの異音の原因は結局、どちらもシートポストだった

ロードバイク異音ブログみたいになっちゃってるけどw 走ってないで自転車のメンテナンスばっかしてるけどw

前回はヘッドチューブからの「パチパチ」という異音はヘッドパーツ、ベアリング周辺に問題があるんじゃないかということで分解、グリスアップしてみたんだけど結局、問題も見つからず薄っすらと異音の原因が以前解決した「パキパキ音」という方と同じ、シートポストが「パチパチ音」の異音にも関与してんじゃないか疑惑が浮上したとこだった。厳密に言うと、シートポストをシートチューブ内に固定しているクランプ周辺が異音発生源っぽい。

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後日、テストライドって感じで走りに行ったら案の定、5kmも走らないうちにヘッドチューブから「パチパチ音」が再発して、先日にグリスアップしたヘッドパーツ原因じゃないことが分かり、この段階でシートポストを徹底的に調べて、調整することにした。

まず、ライドの途中ながら携行工具でシートポストの締め付けクランプボルトを強く締めたり緩めたりしてみる。すると、異音の音、発生周期なんかが明らかに変わってもうこの時点でずっと悩んでいた2つの異音が実は同じ要因だったことが判明した。

説明すると、シートクランプボルト

  • 強く締めると、ヘッドチューブから「パチパチ音」が不規則に鳴り続ける
  • 弱めに緩めると、シートチューブから「パキパキ音」がサドルに座る、腰を上げるタイミングで鳴る

という感じだった。サドルがきっかけで音が鳴ったり鳴らなかったりは分かりやすかったんだけど、パチパチ音の方は不定期的な感じだったから分かりにくかった。でも、そこまで分かったら極端に立ち漕ぎ、シッティングを意識してやってみたら、不規則な部分もありつつ、逆にサドルの荷重が抜けるタイミングからしばらく鳴るみたいな規則性はありそうなことが分かってきた。

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SuperSix EVO のD型シートポストの固定方法って、シートチューブの前側からボルトが斜め上に押し上げる形でシートチューブ内のクランプを押し上げてシートポストを押し締める感じで固定する。D型のポストは前方がRがある方で、後方が平らな方になっている。ということで、前面から押して、シートチューブの後方側にD型の平らな面を押し付ける形でプレッシャーかけて留める状態になっている。

もちろん、シートチューブは荷重でしなるから、このしなりでシートチューブとシートポストが擦れて異音がなってるのは前から想像出来たんだけど、具体的に、シートチューブの後方面が滑ってしなりを吸収しなくちゃいけない構造になってるってことだよなあ。

ということが想像できれば、シートポストの後方にグリスを塗って適度に滑るようにしてあげる。

結局、ここが滑らなくてギシギシした感じになってしまって音が発生しているであろう、カーボン全体への響きが「パキパキ音」になってるんだとしたらこれで解消できそう。

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グリスを塗布したらシートチューブに戻す。固定クランプのボルトは4Nmのトルクで締める。軽いトルク量だと思う。前はもっと強いトルクで締めてたんだけど、それだと「パチパチ音」が出ていた。

この段階でもこのパチパチ音の発生原因もなんとなく想像できてきた。多分、この前方の固定クランプ部分が滑って発生した音がトップチューブ内を反響して伝わってヘッドチューブから音が聞こえてきたのではないか。

強いクランプ固定でシートポスト、シートチューブ後方にはより強いプレッシャーが掛かって全くシートポスト、シートチューブがしなりで滑らずガッチリくっついちゃってたもんだからしなりの逃げ場がなくなって、逆に、前方の固定クランプが滑っちゃって音が発生しちゃってたんじゃないかなあ。

なので、今回はシートポスト後方のグリスアップと同時に前方の固定クランプが当たる部分はしっかり脱脂、もちろん、固定クランプ部品自体もしっかり脱脂、クリーニングしておいて、固定クランプ側は完全に滑らないようにしてみました。

異音問題の初期でシートポストが怪しいとチェックしたときにショップに相談してシートポスト全体にグリスを塗布してもらったんだけど、それが異音の種類を2つに増やす要因にもなって更にこの異音問題を迷宮入りさせる事になったのかもしれないなあ。

まあ、長々となってしまったがこれでたぶん続いていた異音問題に終止符を打てたんじゃないかと思う。週末に長目のライドに出られたら最終チェックしてみようと思います。SuperSix EVO、せっかくいいロードバイクなので異音ストレス無く気持ち良くライド出来るようになったらいいなあー。

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