もううんざり感も出てきた異音問題。前回のエントリーで解決したはずだったけど、結局その後、長めのライドに出たら変わらずにパチパチ音が出てたので、残るはヘッドパーツのベアリング周りに異物があるか、グリスが足りないかとかだろうということでヘッドパーツを分解して状況確認、グリスアップすることにしてみました。
ヘッドキャップを外してコラムスペーサーにアクセスするところまでは前回の分解でやっていたけど、今回はそこから、フロントフォークを引き下げてヘッドパーツ、ベアリングにアクセスするところからが作業の本番開始です。Cannondale SuperSix EVO Carbon Disc はブレーキホース内装フレームなのでブレーキホースをちょん切らないとフロントフォークは引き抜けないので今回はブレーキホースのクリアランス内でフォークを引き下げて出来る範囲で作業しました。
また、作業にあたっては整備説明書とかも持ってるわけじゃない(そんなの手に入ったりするの?)ので以下のYouTube動画を参考に、Cannondale SuperSix EVO のヘッドパーツの分解のイメージを勉強して作業を進めてみました。
フロントフォークを引き下げてから、ヘッドチューブ下のベアリングを取り出してみます。
多少汚れてるので汚れをしっかり拭き取ります。この時点で見てみてもちょっとグリスの付いている量が少ないような気がしますね。雨露からシールするつもりでグリスアップしておこうと思います。自転車用のグリスを持ってなかったので今回改めて購入してみました。ド定番のシマノのプレミアムグリスです。以前はデュラグリスって名前だったみたいですね。
ベアリングの上にたっぷしグリスを塗っていきます。ケチで有名な私、オオカワですがグリスの量は惜しみません!w
このグリスを軽く広げたら、グリスの粘度を使ってヘッドチューブ内にくっつけるようにして収めます。ベアリングが上に収まったら、フォークのベアリングを押さえるテーパー部にここにもたっぷしグリスを塗っていきます。
グリスが塗れたらこのままフロントフォークを持ち上げて元に戻します。多少フォークを左右に回してなじませて、問題無くベアリングがはまっていることも確認します。これでヘッドチューブ下のベアリングの確認、グリスアップは完了です。見た感じ、破損的な問題は一切無いですね。フォークのコラム部分もキレイなものでした。
次にヘッドチューブ上のベアリングです。これも(ちょっと写真忘れちゃいましたが)ヘッドチューブ側のテーパー部にグリス、ベアリングの上部、スペーサーとシムとで挟まる部分にグリスをたっぷし塗っておきます。
グリスアップが出来たら、上部のコラムスペーサー、ヘッドキャップ、コラムスペーサーを元に戻していきます。
ここでちょっと先日から変えてみようと思っていたとこがあって、コラムスペーサーの10mmを外してハンドル位置を下げたいと思っていたのでその作業もついでにやってしまおうと思います。購入時のフィッティングの段階で今までのハンドル位置はちょっと高い位置だったんですが、乗り始めてしばらくは前傾姿勢を少し弱くしてカラダをなじませようと思っていたので、もうそろそろ体型にあったフォームの姿勢に近づけようかなあということでハンドル位置を低く試していこうと思います。
ステムの下に入っていたエアロ形状のコラムスペーサーを外して、写真下にある筒状のコラムスペーサーをステムの上に入れハンドル位置を下げます。どちらも10mmの厚みのものを入れ替えています。
コラム入れ替えを完了して、ヘッドキャップを締めてガタが出てないことを確認し作業完了です。ハンドルを左右に振ってみてスムーズにしっとりハンドルが回ることも確認します。
以上で、ヘッドチューブ内のヘッドパーツの確認、グリスアップが完了ですが、なんか問題らしい問題も見つからなかったので異音問題が解決してるか微妙ですね。。まあ、グリスアップでメンテナンス性が上がったので無駄な作業になってるわけではないのでいいのですが。。
(この時点で今回の作業の上、消去法的にもうすでに異音問題の原因がやっぱりシートポストなんじゃないかと疑い始めてはいます。。)
最後に、週末に軽くライドに行った時の写真なんかをアップしておきます。
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