Various / We're A Happy Family - Tribute To Ramones
No.116-(2003/02/18(火) 18:42)
ラモーンズのトリビュートです。
とにかく参加メンバーが豪華。
こういうコンピは聴いた人によって偏りが出ると思うので、各曲気がついた点を羅列します。
(決して手抜きではない)
★レッチリの「ハヴァナアフィアー」は、最近のレッチリのライブでもやってますね。
個人的にはジョン・フルシャンテというアーティストはものすごい好きなのだけれど、
ジョン色がどんどん強まる最近のレッチリはもう終わった感があるのでパス。
★本アルバムのプロデューサーをつとめるロブゾンビによる、
インダストリアル感たっぷりの電撃バップ。
もう頭から尻尾までロブゾンビとしか言いようがない。
この人は昔っからやってることも音も変わってない。(w
痛快。
★エディベイダー。すげーラモーンズ好きなんだろうなぁ。
でもこの人何唄っても鈍臭い。
★多分本アルバムの隠し玉的存在のU2。意外と一番ラモーンズの演奏だった。
最初誰が演奏してるのかわからず、ボノの声が聴こえてちょっと笑った。
★キッスによる「Do You Remember Rock 'N' Roll Radio」。
パンクスピリッツって言うのは、人によってそれぞれ捉え方があって
各論になるので割愛するけど、今回の参加者の中では、
一番ラモーンズのユーモアを分かってる気がした。
間違いなく本アルバムのベストトラック。
★マリリンマンソン。参加者中、一番自分フィールドにグッと寄せてる。
でも聴いてて疲れる。
★ガービッジって本当に人気があるのね。
★グリーンデイ、ランシド、オフスプリングをはじめとする、最近のパンク勢。
ひねりゼロの完コピ。オフスプにいたっちゃモノマネだし。
でもなんだかあっけらかんとしていて天晴。
★トムウェイツ。声が渋すぎる!日本にたとえるとなんだろ?
RCの曲を陽水が歌ってるような感じ?
ちがうな、ミッシェルの曲を歌う憂歌団かな。
★ボーナストラックのジョンフルシャンテ。
この人、ソロになるととたんにジュリアンコープみたいな宅録サイケを繰り広げるんだけど、
今回も然り。この質感はジョンにしか作れないだろうなぁ。
というわけで、おなかいっぱい盛りだくさんなんだけど、1枚通して聴いて思ったのは、
見た目のユーモア、とっつき易い演奏技術ばかりが目立っていたために誤解されがちなラモーンズだけど、
8ビート、3コードの非常に制限のあるジャンルの音楽の中で、
四半世紀以上の間、自由にポップセンスを発揮していた彼らは、
やはり天才的な想像力の持ち主だったということ。
今更ながら、その偉大さに目から鱗。
Re.1-タムラ(2003/03/26(水) 18:29)>GABBA GABBA HEY! (ハローワークにて笑顔でプラカードを掲げる)
Re.2-マル(2003/04/09(水) 01:57)>そういや、このアルバム、ロックンロールハイスクールもペットセメタリーも入ってない。