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マル 2002-05-20 [朴訥音楽評]

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No.89-(2002/05/20(月) 13:53)

ダビーな質感と変化自在のオルタナティブなリズム、そしてストイックな音の追求、
加えて宇宙旅行をイメージした、どこまで本気か分からないユーモア(<ここ結構重要)。
ON-U総裁エイドリアン・シャーウッドとの黄金タッグによる
葉族オーディオアクティブの95年リリースの大傑作です。

このころのオーディオアクティブって、
元祖ダンスメディテーションことララージとのコラボレートアルバム(コレも傑作!)や
人生怒りっぱなしのマークスチュワート(ex:the pop group)のアルバム参加や、
さまざまなリミックスワークに加えて、
テクノ、ヒップホップ、ノイズ、果てはオルタナまで、
外タレライブではコレでもかっつーほどフロントアクトやっていて、
ボアダムズ、バッファロードーター同様、和製洋楽として日本に逆輸入されていました。
また、当時ON-Uオールスターズがフロントアクトで総出演したマークスチュアート来日公演で、
小山田くんとかカスケードとか山塚アイとかエルマロとか、
ダンス・オルタナ系のミュージシャンが挙って遊びに来ていたのでもわかるとおり、
当時メインストリームに居た日本のバンドも、結構影響受けていたんではないでしょうか。

そんな中、同時期ブレイク寸前だったデジロック(ファットボーイスリム以前)隆盛下、
このアルバム後からなぜか日本でのプレスからは、
「日本発デジロックバンドの真打」的なカテゴライズを押し付けられ、
ブンブンサテライツとかと一握りにされていて、なんとも中途半端なポジションに収まってしまい、
「ちょっと違うんだけどなぁ」なんて勝手に思ってたんだけど。

ここ数年は、また原点回帰のようにダブ部をクローズアップしつつ、
葉族2トップの片割れブルーハーブのboss the mcと超絶コラボレートしたり、
ようやく真打が戻ってきたな、という印象を受けます。嬉しい限りです。

脳と腰にくるブリストル直系ダウンビートは、さながら納涼ON-U天国ですわ。

Re.1-NOW!(2002/05/21(火) 04:53)>今ってもしかしたらドラヘヴィ・メンバーの別バンドって言われかねないぞ!ちくしょうめ。でも、どっちも好き(だった。になりそうな所もある)。
Re.2-ゆっきー(2002/05/21(火) 23:28)>爆!! >人生怒りっぱなしのマークスチュワート
Re.3-タムラ(2002/05/22(水) 21:50)>INHEILの別バンド

コメント
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