NUMBER GIRL/ NUM HEAVYMETALLIC
マル 2002-04-30 [朴訥音楽評]
NUMBER GIRL/ NUM HEAVYMETALLIC
No.87-(2002/04/30(火) 02:42)
「発情して炎上、さらに色めく発狂和尚」ナンバーガールの新譜です。
前作「SAPPUKEI」同様、今回もプロデューサーはデイブ・フリッドマン。
レッドホットチリペッパーズとリック・ルービン、あるいはトーキングヘッズとブライアン・イーノのような黄金コンビ感があり、リズムはますます低く響き、研ぎ澄まされていくバンドアンサンブルに加え、ノイズ一辺倒ではないオーバーダブの空間処理が、より鮮烈な殺傷性を浮かび上がらせてます。
加えて向井のボーカルも、ブルーハーブ、もしくは54-71を彷彿させる、リリック的なアプローチが濃くなり、独特の言語感覚はそのままに切れ味も増していて、スリリングな内容になっています。
そして近作のキーマンは亜人。洗練されたアンサンブルに加え、伸びのある非常に特徴的なボーカルも取ってたりして、なかなかどうして芸達者。ひさ子タンといい亜人といい、キャラが立ってきた!
やっぱりロックンロールやねぇ~。
ぱっと聴くと、疾走感のある曲は少ないし、プログレバンドばりの情報量はともすれば退屈になりかねかねない諸刃の剣なのに、独特の時間軸・スピード感を維持しつつ、実際のライブでどう破壊していくか。
やっぱり気になってしょうがないので、ライブ見に行ってきまーす。
Re.1-NOW!(2002/05/21(火) 04:51)>極東なんたらってコンピの曲もヤバイ!!
Re.2-タムラ(2002/05/22(水) 21:51)>鍋島藩代表? 図書館でも彼らのCDよく見かけます。
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