[こんなことしてちゃ絶対]最近よく聴いたCD 201003[戦争すりゃすぐ負けちゃうよ]
マル 2010-04-01 [朴訥音楽評]
ホンダレディニューアルバム「SNEAKER MON AMOUR」リリースにともない、今週末リリースパーティを行います!是非遊びに来てください!
HONDALADY presents
“MODELROOM #6 ~瞬足モナムール~”
(“SNEAKER MON AMOUR” release party)
2010/04/03(SAT)高円寺HIGH
OPEN/START 17:30 ADV/DOOR \2,500/\3,000
[ACT]
HONDALADY with 邂逅の日(ゲスト:宍戸留美)/ YMCK / peach
ゲッカンプロボーラー / Cutie Pai
[DJ]
dj8bit
[お問い合わせ・チケット予約]
info@hondalady.net
大女優シャルロット・ゲンズブールの新譜。昔からセルジュ・ゲンズブールのファンだったベックが全曲書き下ろし・全面プロデュース。ベックが誰かに対して、ここまでがっつりプロデュースに参加した作品て、いままでなかったんじゃないだろうか?べックの現時点での最新作「Modern Guilt」が非常にストイックなアルバムだったんだけど、このアルバムの感触もそれに近くて、シャルロットの気だるさが今のべックのムードと非常にマッチしてるなぁ、と。どっちもジャケがモノクロ、っていうのもあるかもしれないけれどw。
BROKEN BELLS / BROKEN BELLS
そしてそのベックの「Modern Guilt」をプロデュースしたデンジャー・マウスの新プロジェクトBROKEN BELLS。The Shinsのジェイムズ・マーサーとのユニットで、ジェイムズの伸びと透明感のある歌声が、すーっと心の隙間にしみこむような感じが素敵。
世界に名プロデューサー数多存在すれど、単なるトラックメイカーにとどまらずにこういう歌心と音楽的知識を技術をもってプロデュースワークとしてこなせるのは流石としか言いようがない。
gorillaz / plastic beach
もういっちょデンジャー・マウス繋がりでゴリラズ。言わずもがな今年のポップシーン最重要のアルバムのひとつ。セカンドまで頑なに所在を隠していたデーモンが、今作のメイキングDVDで出まくっているところをみてもわかる通り、便宜上匿名バンドを装っているだけで、ゴリラズの匿名性って実はもうどうでもよくなったんじゃないだろうか。なんというかな、ビートルズで言えば「イエローサブマリン」ではなく「サージェントペパーズ」みたいな。詰め込んである情報量という点から考えても今までのアルバムと比較してどう、とかいうレベルじゃなくなったと思う。
DICK EL DEMASIADO / Mi Tu
晩年のジョー・ストラマーが虜になったり、日本でもクボタタケシがDJに取り入れたりと、渋谷HMV3Fワールドミュージックコーナーだけでなく、世界のクラブシーンで話題を呼んでいるラテンミュージック:クンビア。そしてその中でも鬼才セニョール・ココナッツをもって「トン・ゼーとリー・ペリーがチャネリングしている」とまで言わしめたオランダ人DICK EL DEMASIADOのアルバムがこれ。いわゆるデジタルクンビアと呼ばれているものの中でも変態色強めの異端なんじゃなかろうか。クンビアの持つ中毒性は残っているので、デジタルクンビア>ニカと結び付けている店頭POPもよくみかけるんだけど、(アバンギャルドと言えば聞こえはいいけれど)ものすごい偏差値低めの音楽なので、ニカ好きはハナっからこんなの聴かないほうがいいw
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