気が付けば最後の更新から半年経っていました。
ここ半年でよく聴いたものを列挙。
Weezer / Weezer (The Red Album)
日本人としてはBoaのカバー「メリクリ」ばかりに目がいってしまいがちですが、これはご愛嬌だとして、なんてことのないコードワーク・アレンジでここまで独創的な世界感が構築できるという点でWEEZERというバンドは奇跡だと思う。
とはいえ、Pat Wilsonの別プロジェクト「The Special Goodness」をはじめとして、リヴァース以外にも多才なメロディメーカーが揃っているWEEZERだけれども、やっぱりリヴァース以外は歌うなとも思うw
The Pigeon Detectives / Emargency
the Music、カイザーチーフスをはじめとして、2000年代のUKロックの最重要都市ことリーズ出身の5人組。「オアシスmeetsストロークス」というのはサウンドスタイルというよりもソングライティングに起因しているんじゃないだろうか。とにかく最近のUKバンドにしちゃ珍しく「曲が書ける」バンド。
3~4年前からずっと思っていたんだけど、UKロックの主流がディスコパンク経由ニューレイブの流れか、もしくはレディオヘッド経由エレクトロニカに2分しているのが、リスナーとしてどうも気持ちが悪くて。UKロックがこの半世紀にわたって築きあげてきたのは、そのどちらでもないだろ!と、心の中でツッコミを入れていたんですが、そういう意味で言うと、サマソニ出演が決まったkooksや、こういうバンドにがんばってほしいなぁと思うのであります。
沢瀉 / Favorite Games
HONDALADYのお師匠さんこと寺田創一さんのプロジェクトの新作。映像込みのプロジェクトなのでつべこべ言わずに映像貼る
Hadouken! / Music for An Accelerated Culture
グライム経由ニューレイヴ最右翼ハドーケン。サウンドは刺激的だし、うらやましいくらいの熱さを持ったバンドだと思う。pop will eatitselfやATRにも通ずるそこはかとなくリスナーにサーヴされるユーモアと、そこからかすかに嗅ぎ取れるダサさになんかシンパシー覚える。
フジファブリック / TEENAGER
わたせせいぞう的な80年代フレイバーが不必要にギラギラくるシングル「パッションフルーツ」をリリースした去年あたりからその予感はあったんだけど、早くも俺内で今年の邦楽部門ぶっちぎりの1位。
超人的なアレンジ+一聴するとどうでもよさげな歌詞が紡ぐ破壊力は前作「FABBOX」以上。所属事務所が一緒・民生お気に入りということでユニコーンと比較する方が多いんですが、僕くらいの世代からすると、どちらかというとブリットポップの享楽に近い雰囲気。どこまで行くんだフジファブリック。
edit / mark stewart
ポーティスヘッドも新譜だしたりして、復興が囁かれているブリストルシーンの首領(ドン)こと元pop groupの「人生怒りっぱなし親父」マーク・スチュワートの12年振りのアルバム。いやーこれはすごい。
ダウナーなブリストルサウンドにアジテートが乗っかりまくるという、彼のソロワークの系譜の同一線上ではあるけれど、今回はアッパーな感じもあったりしてなんというか(こういう言い方があっているかどうかはわからないんだけど)ソロ史上一番「聞きやすい」アルバムなんじゃないでしょうか。
ちなみにこのレビュー書くためにtowerのレビュー見たんだけど、
「バックを固める共謀結社のマフィアやスリッツのアリ・アップ、エイドリアン&デニス・シャーウッド父娘ら〈ダブ友〉に囲まれて親分本人も終始ご機嫌な様子だ! 」
てのがちょっと面白かった。ダブ友ってw
たぶん続きます!
オーカワ君おひさです!
WEEZER、私もなんだかんだ好き。涙出ちゃう。
ちゅーか、フジファ好きなん!?
デビュー前ライブよく行ってたよ◎
私は最近になって、やっとハウスにハマりました(遅)。
クラブ誘ってくださ〜い!
おひさー>ユイ。
この朴訥音楽評ってカテゴリーのテキストは俺が書いたんじゃなくってユイ。もご存知、HONDALADYのマルがハンチングに書いてくれてるテキストなのよ。
わかりにくくてごめんね。
でも、ユイ。と音楽の趣味合うかもねえ。
マルへ>
ユイ。はじゃいあん繋がりのライブ大好き女の子っす。
いやいや、半年放置していたのにリアクションあるなんてうれしいっす!
ありがとうー>ユイ。さま
忘れていたんだけどweezerは以前も結構書いてたね。
https://girled.net/archives_old/000596.html
フジファブリックは近い将来30代にも人気が出る普遍的なバンドになると思う。オオカワくんも聴けばいいと思う。