Hardfloor / TB Resuscitation [サルベージ]
マル 2006-06-06 [朴訥音楽評]
ラモンとオリヴァーのなかよし2人組ハードフロアです。今年はwireにも出るし、アシッドリバイバルリバイバル・リバイバルがきちゃって、そのへんの大学生とか合コンの2次会のカラオケで「ヤケヤケ」うたってんじゃないのー?
ドイツが生んだアシッドキング、ハードフロアです。「DADAMNPHREAKNOIZPHUNK ?」でミドルテンポのブレイクビーツモノにアプローチして以降アシッドハウスとブレイクビーツとがアルバム内でいい具合で混ざってて気持ちいいんですが、このアルバムは徹頭徹尾アシッド。通称「黄色いアルバム」。
低域が伸びる909キック→跳ねた16ビートのハイハットがジワジワ重なる→ディストーションかかった303が混ざる→いくつかなり合ってレゾナンスがビキュビキュ→ミニマル進行で高まってきて・・・→オクターブ高いストリングス→途中大ブレイク→わーい!→クラッシュ鳴りまくりで幕
どの曲もほぼこんな感じで、いい加減ワンパターンすぎるんですが全く飽きない。
先日ライブ見に行ってきたんですが、セットリストは全く変わってないし、リミックスやっても、どの曲も構成全部一緒。おまけにラモンはコマーシャルなトランスとかプロデュースしててたまに?だし、過去の音楽と言ってしまえばそれまでかもしれないんですが、ライブパフォーマンスでのあの弛緩/緊張の具合は他の誰もが真似できない。そしてリアル。決して過去の慰み物ではないんだよなぁ。
個人的には今のロックリスナーが「lost in the silver box」の歪303を聴いてどうおもうのか聴いてみたい。あれはロックよりもロックだ。
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