30歳なんつったらもう人生の折り返し地点ですよ。カラダももう衰えていく一方。明日の健康は誰にも保証されないそんな世の中じゃポイズンなので、今の俺のカラダが健康かどうか?俺のカラダの筋肉はどれをとっても機械なのかどうか?を調べるべく、人間ドックに行ってきましたよ。しかも調子にのってかなりフルコースな人間ドック体験してきました。
あと、気になって仕方が無かったのが、「人間ドック」なのか「人間ドッグ」なのかという件。ググってみたっけ、「人間ドック」が勝利を収めたので人間ドックに統一します。
で、俺の人間ドックなんだが、この戦いは既に先週からはじまってたのね。病院からウンコ採集用の採集セットと問診表が学研ばりに送られてきたわけですよ。ウンコ採集もめんどくさそうだし、問診表も結構な質問数あって一仕事って感じ。まあ、やるしかないのでやったわけですが。
【ウンコ採集】
自分のウンコの一部を取って提出、検査してもらうやつね。専用の採集容器、棒の先っちょにハケみたいのが付いたやつ。これのハケの部分でウンコを削り取って容器のキャップする。これを今回俺の場合は2回分やった。7日以内ってことなので時間は十分にある感じ。
で、苦戦したのが、「自分のウンコの香り」っすよ。採集するときの。なんか採集セットに水洗トイレにセットしてウンコ流れないようにして、採集完了したらウンコと一緒に流せるって言う紙は付いてたのね。(この流せる紙のネーミングもヤバかった。「ナガセール」だってよ。)
この紙をトイレにセットしてウンコすれば下に落ちないで紙の上にウンコ出た状態で棒でつっついて採集できるんだけど、思いのほか俺のウンコがいい香りして参ったわ。ナニ食ってんだ俺。普通、なかなかウンコと同じ空間共有なんてしないもんだからわかんなかったけど、こんな香りなのか。スゲーショック。で、採集する目的あるもんだからかなりの近距離戦でちょっと自分のウンコに幻滅しました。まあ、でもしょうがないのでがんばって採集完了。
【問診表】
質問数50個くらいの内容をマークシートで回答。よくありがちの過去の病歴とか日頃の生活、最近気になる症状とか。
【食生活アンケート】
ある1日の食事内容を書く。メニューもそうだし、量とかも分かれば書く感じ。
夜9時以降の飲食禁止。胃の検査やるから食べ物残ってちゃダメって事だな。飲み物もダメなとこに注意だ。
朝ゴハンはもちろん抜きで。タバコも吸ってる人は検査終了までがまんしてください。
【受付】
8:00に受付。つか、朝早すぎ。まあ、ゴハン食べらんない状態で中途半端に遅い時間にされても困るけど。
【着替え】
ありがちな人間ドックコスプレに着替え。着替えたら余計なものは持っていかないほうがいい。後述するけど、時間つぶしに本とか持ってる人が何人かいたが、はっきり言って本なんか読んでるほど待ち時間とか無く検査は進む。
【尿検査】
おなじみの紙コップに3分の1くらいまでオシッコを採集しますよ。まあ、こういうときに限って出が悪いわけだが。本番に弱いタイプだ。
【血圧】
血圧測定マシーンに右腕突っ込んで後はオートメーションで測定完了。
【身長体重】
身長体重もなんかオートメーションな機械だったなあ。勝手に目盛り下がってきてアタマにあたったとこで止まる。その測定台が体重計にもなってるので一気に終わり。あと、俺の前のおじさん、身長測定台の柱の方向いて立っちゃって、「あ、そちらに背中つけてください」って言われた時の「テヘッ」ってした顔がチャーミングでした。
【視力】
最近じゃよくみるタイプの機械で視力測るやつ。せっかくだから裸眼の視力も測りたかったんだけど、0.1以下の視力は測れないとか言われて検査できず。(俺の使ってるコンタクトのPWRは-7.0)
【採血】
本日最初の難関です。注射怖いッす。右腕上腕にありがちのゴムバンドされてひじ内側の血管目掛けてブスリっす。マジで怖かったのでどんくらい血が取られてたのか見れなかった。結構長いこと抜いてた気がしましたが、イヤな時間は長く感じるってやつですかねえ。
【心電図】
台に寝て手足首と胸になんか変なやつくっ付けて寝てるだけで完了する楽なやつです。
【眼底検査】
目の検査です。コンタクト外します。顔を台に乗せて、先生が機械を使って目ん玉覗き込みます。検査に2種類あって、機械を覗いてるとフラッシュみたいな光で眩しいやつと、覗いてるとこから勢いよく風が吹き出てくるやつです。
この時点で9:45。ここまでの検査を1時間半くらいで終わらせるくらいのかなりの内容の濃い進行。なんかセンター内は係りのスタッフの人がそこいらじゅうにいて、検査表が入ったバインダーを持って回ってるんだけど、それをいつもチェックして、あっち行ってください。あっち今混んでるから先にこっちやっちゃってくださいと誘導されまくりです。前述した「待ち時間に本でも。。」なんて時間はありません。しかもセンター内は広いし検査によっては階が分かれてるので階段降りたり昇ったり。健康で体力に自信がある人じゃないと人間ドック受けるのツライです。
【肺ドック(CT)】
よくあるCTの機械に寝ます。「息を吸ってー、はい、止めてください。」っていうの2回やります。バームクーヘンみたいなまあるい輪ッか型の機械の中で「シューン」となんかが一生懸命回ってるような音が終始してたんですがどんな仕組みなのか?
【肺活量】
筒のようなものを口にくわえて、息を吸ってから思いっきり強く吐き出します。この強く吐き出すのがちょっとコツみたいのいるみたいで、「もっと強くもっと強く」と言われて結局、3回もやり直しさせられました。かなり難易度高めです。
【腹部超音波】
音波かなんか出てる検査機でオナカ周辺をグリグリされます。機械がオナカの上をスムーズに動くように(密着するように?)ペペローションがオナカにいっぱい塗られるプレイです。検査室は少し暗めでその道のプロがお相手します。
【胸部レントゲン】
健康診断でありがちの胸部レントゲンです。正面だけじゃなく横向きのレントゲンも撮りました。
【体脂肪】
体脂肪を測定します。測定器はその辺の家電屋で売ってるようなやつです。
【聴力】
専用の遮音室でヘッドフォン付けられて、そのヘッドフォンから音が聞こえてきたときだけ手元のボタンを押すような感じです。つか、これ、ヘッドフォンから出てる音なのか、ヘッドフォンが耳にこすれてる雑音なのか最初よく分かりませんでした。ちょっと難易度高めです。
【脳ドック(MRI)】
国民的行事でおなじみ、人間ドックのフルコースを召し上がれな本日のメインディッシュです。スゲーでかい機械に寝転がってカラダもアタマも完全に固定されてなおかつ変なヘルメットみたいのさせられて機械の穴ん中に寝てるベットごと入っていきます。
「音がうるさいですがガマンしてくださいねえー。」て検査技師の人に言われるも、スゲー音が鳴りはじめて機械が壊れそうで怖かった。ドンドンガンガンガリガリっていうような音がアタマの上から下から横から、ホントでかい音で鳴り続けます。あの機械の中で何やってんだろうな?あの音の正体が気になって気になって眠るに眠れません、と思ったんですが、検査もちょっと時間がかかったこともあって、「はい、おしまいでーす」って言われた時には機械の上で熟睡してました。
【胃レントゲン】
人間ドック、サイコウの難易度がコレです。ウワサは常々耳にしていましたがここまで高度なテクニックを必要とする検査だとは思わなかった。
まずは俺の大嫌いな注射を左腕肩に打たれます。胃、腸の動きを止めるクスリ(ブスコパンって名前)らしいです。痛いです。ちょっとだけ涙出ました。
注射したとこを軽くもんでしばらく休憩したあと、胃レントゲン室に入ります。「バリウム飲むのはじめてですか?」って聞かれ、はじめてというと注意の説明があります。バリウム飲む前に胃を膨らます発泡剤を飲むんだけど、「これ飲むとやたらゲップしたくなるけど、ツバ飲む感じでガマンしまくってください。ゲップ出したらダメっす。」って言われます。
勢いよく発泡剤を水で胃に流し込むんだけど、飲んだ瞬間にものすげーゲップしたいしたい病にかかる。「こ、これのことかー!」とゲップに対抗すべく全力でツバ飲み込みまくります。
そうこうしてるうちにレントゲン台の上での体の動かし方を説明されます。最初は立ってる台ですが、検査がはじまると台自体が動いて寝るカタチになり、その上でカラダを傾けたり回したりします。この絶妙な角度がいい感じでレントゲン取れるかどうかのキーポイントになるようで、がんばりどころみたいですな。
さて、レントゲン開始です。バリウムをまず1口飲みます。たぶんカメラの向こうでは飲んだバリウムが食道を通ってるの確認してんでしょうな。それから一気に全部のバリウムを胃に流し込み、台の上でカラダを仰向け横向きうつ伏せと、基本、右回転で指示に従いグルグル回します。たぶん、今回の検査中、10回くらい回ったような気がします。
それから一番の高難易度必殺技が「アタマ側が下がった上体でうつぶせになる」作戦。これヤバイ。台の上がそれじゃなくても滑りやすいので両手側の取っ手にしがみついてないとアタマ側から突っ込みそうになるし、それより、胃の中に入ってるナイスなバリウムたちが逆流しそうになるのを必死で堪えるのがかなり極限状態です。たぶん、この必殺技中にガマンできずにバリウム逆流させちゃったヒト、結構いるような気がします。ご冥福をお祈りします。
なんとかその必殺技をクリアすると検査も終わり。バリウムは便秘っぽくなりやすいので出しやすくするクスリ飲んで洗面所で口元すすいで水飲んで次へ。
【問診】
問診表を参考に日々の生活で気になる症状とか聞かれます。
【食事カウンセリング】
食生活アンケート内容を見ながらカウンセリングです。先生に「ヨーグルトが好きみたいですね。」と言われたので「はい。大好きです。」と答えました。(パイ投げ大会のために砂糖集めに必死だからとは言えず。HuntingGirledCollective: パイ投げ準備メモ)
この段階で11:30。3時間ちょいですべての検査を終わらしたことになるわけですが、かなり過密スケジュールゆえハードでした。で、この時間でもう既にセンター内で片付けをしてるのが目立ったんだけど人間ドック屋さんって午前中で仕事終わりなの?
【結果カウンセリング】
今日やった検査ですぐに結果が出る内容を見ながら先生にチェックしてもらいます。俺の結果はというと、まあ、良好ってことみたいです。良好って言うか、そんなに悪くはなってないっていうか。1つ指摘があったのが血沈濃度ってやつかな。それが基準よりちょっと高かったくらい。それ以外は基準以内の結果。
一言言えるのは、「人間ドックは結構ハード」って事かしら。ほんと、なんかしん無いけど3時間ソコソコですごい疲れたような気がした。過密スケジュール過ぎです。でもまあ、それだけに手際良く、サクサク進むのはストレス無くていいけどね。
詳しい全部の結果がまだ出てないのでわかんないけど、とりあえずパッと見は健康そうなんで良かったかなーと思うけど、健康なんていつ崩れるかワカンネーからやっぱ日々の生活から注意してないとダメなんだろうなーとか思いました。健康なのは良かったけど、ネタ的にオモシロくもかゆくも無いのが気に食わないですがしょうがない。
すげえ!スノボ行ったかと思えば人間ドック!レントゲンはおととし病院の前でぶっ倒れたときやったけど、あれはかなりの難易度ダヨーネ!ゲップしたいしたい病に私もかかりました。
結局なんだったんだろ。結果聞きに行ってない。
バリウムの時の注射は断れるよ。
いつも断ってるので・・・・
っていうか、注射するかどうか確認してくれるんだけどね。
あと、当日にしっかりバリウム出しとかないと、翌日のうんこが・・・白いうんこに
バリウム飲むときの注射、断れるにしてもあれって打たないと胃が動いちゃって大変なことになっちゃうんじゃないの?
気合とかで何とかなるもんならいいけど、俺、どんなに気合入れても胃の動きコントロール出来なさそうだからなあ。笑
あと、バリウム当日出すって?翌日、白ウンコになるのは当然だと思ってたけど。つか、今回ももれなく白ウンコ出ましたよ。便器の中真っ白。
どこかのサイトからの引用ですが…
人間ドックの「ドック」は、船の修理や建造用の施設「dock(ドック)」のことで、次の航海で事故が起こらないよう、完全な点検・修理をするために入る場所であることから名付けられたとされる。
「人間ドッグ」と表記するのは誤りで、犬とは一切関係ない。
だそうです。Doctorかと思ってましたがDockだったとは。。
そうそう、俺もググったときに出てきたサイトチェックしてて思ったんだけど、人間ドックなページは「dock.html」ってのが多くてDocじゃ無かったんだーと思ってた。
けど、そのDockがメンテナンスドックとかのドックだったとは。つか、そのドックも元はドクターだと思ってたからなるほどーと思ったにゃ。
ちなみに「よろしくメカドック」のドックはメカニカルドクターって意味の略なのでDocが正解。よろしく俺にチューニング。
よろしくメカドック - Wikipedia