「いい年した大人が休日の昼間にみんなで集まってガンプラを本気で黙々と作る会」なるものが都内某所で開催されまして、そこに今回オオカワさんも参加すべく、自分で作るガンプラを選んでくださいねーって言われたので選んでたわけですよ。
ほら、俺も言ったら小学ヤング時代はバリバリのガンダムっ子だったわけでして、ガンプラなんか星の数ほど作ったクチなんで、ちょっとガンプラにはウルサイほうなんすよ。だもんで、そのチョイスにもやたら熱入るわけで。
で、やっぱ「ガンプラ→カッコイイ」って感じでまずアタマに浮かんだのは俺の大好きな「センチネルシリーズ」からのチョイス。ガンダムシリーズの中で一番カッコいいと思うMSを挙げろと聞かれた回答は「ゼータプラス C1」って言う。いや、他にもSガンダムもスゲーかっこいいし、Ex-Sガンダムなんて芸術作品だと思うわ。けど、なんかゼータプラスのシンプルさに魅力感じちゃうなあ。デザイン、カラーリング、機構や変形ギミックの全てがセンスいいと思うわ。俺もゼータプラスのようなシンプルでシャープな大人になりたい。(あー、書いてて思い出したけど百式も好きだなあー。百式のような派手でインパクトの強い大人にもなりたい。)
まあ、そんな感じでカッコイイガンプラを、ハァハァ言いながらワクテカで選んでたんだけど、まあ、俺のことだからだんだん「カッコイイ」に飽きてきちゃって、ちょっとネタ探しみたいな方向に目がいっちゃったわけさ。笑
ドダイとかムサイ艦とか作ったらオモシレーかなあウケるかなあとか、やっぱファーストの武器セットは究極だろとか。それか大人の経済力にモノ言わせてジムいっぱいとシャア専用ズゴック買ってジャブローのジオラマ作ったろうかなあー、とかさあ。
でも、さあ、やっぱ楽しんで作るならキット自体がそれなりに部品点数多いやつのほうが楽しいかなーって選択で、ちょっと変形モノが気になって、そういえば最近のHGモデルって144分の1のクセに完全変形するんだっけか?と思い出して、目先は変形モビルスーツに。
いやー、やっぱ劇場版も盛り上がってるし変形MSの代名詞的なZガンダムが気になるわけだけど、Zガンダム好きだけどちょっとベタだよなー他の人とカブっちゃいそうだよなーとか、まだちょっとネタ探し的感覚が抜けきらずにいたところ、イカした変形MS発見。
それは、アッシマー。
俺の大好きなオレンジ色だし、なんかわかんないけどハンバーガーが空飛んでるみたいだし素敵。
そういえば去年の春にHGUCで出たアッシマーが完全変形しやがるぜっつってそこそこネットでも話題になってたっけなあ。劇場版では俺の大好きな百式と壮絶な空中戦で劇場を沸かせてたし。(俺はスタンディングオベーション)
ほんで、アッシマーを注文してからさらにいろいろアッシマー情報見てたんだけど、いや、マジでアッシマーのチョイスは良すぎたかもしれん。いろんなとこのレビュー見てたら現在の最高のガンプラなんじゃネーかって気さえしてきた。ガンプラクオリティ高すぎだ。
組み立ては下手なマスターグレードより複雑です。でも、それに見合う収納ギミックはあります。色も。ガンダムマーカーでちょっと塗ってやればフォローできそうです。変形で遊ぶことに大きく比重が置かれているので、簡単フィニッシュ向きなのでしょう。
やっぱギミックが凝ってるようで組み立ては他のHGシリーズに比べて作り応えがあるみたいだなあ。いいねえー。あと、「でも、よくよく考えると、昔はアッシマー嫌いだったような気がします。人は変わっていくものです…。」っての、わかる!つか、ガンダム「以外」のMSのカッコよさに気が付いたのって最近になってからかもなあ。なんかさ、ザクのカッコよさも渋くていんだよねえ。
塗装レシピは・・・ 黄色部分・・・白 パールホワイト イエロー オレンジ 緑部分・・・モスグリーン ロシアングリーン 青 黒 白 赤部分・・・モンザレッド黒部分・・・つやあり黒 ファントムグレー
こちらではワンランク上行くカラーリングポイントの紹介がされてた。合わせ目処理の配慮がよくされてるモデルデザインといろプラ仕様のため素組みでもかなりのクオリティで完成できるみたいだけど、「本気で作る会」的にはやっぱ多少なりともカラーリングしときたいもんね。
パーツはかなり多めで、組み立てるのに半日かかりました。普通のHGなら2、3時間で出来るんだけどね。何しろ体中に変形機構を仕込んでるからなあ。特に脚なんかはフレームの上に装甲をかぶせるというMGみたいな構成になってます。
さて、今回のHGUCアッシマーは「差し替えなしで完全変形」をうたっているが、看板に偽りなしであると断言できる。はっきり言って(・∀・)イイ!の一言である。…だいたいどんなポーズも取らせることができる。ただし、複雑な変形機構を有しながらこの可動範囲を確保したのは立派であると思う。
その設計完成度の高さが詳細に紹介されてるけど、知れば知るほどHGUCアッシマーがすげーガンプラだってことが実感できてきた。完全変形でありながら関節稼動範囲の広さは尋常じゃないな。というか、元々アッシマーのキャラクターデザインをした人、変形プロセスを考えた人がすごいって話じゃねーか?いやまあ、それを具体的に立体にしたバンダイのデザイン設計した人が一番すげーんだろうけど。この勢いだとホントにバンダイは本物のガンダム作れんじゃネーかって気になってくるよな。
まあ、そんな圧巻のアッシマー変形プロセスなんだけど紹介されてた。
今回の目玉「ユニバーサルジョイント」。ってもただの可動スタンドですが。角度が非常に自由に決められるので、空中戦をイメージしたポージングも難なく決まります。
アッシマーの変形
これ、マジでやばいなあ。変形MSで最高の完成度の変形プロセスなんじゃねーか?Zガンダムのウェイブライダー変形サイコウ!とか思ってたけど、アッシマーの変形もイカス。アッシマーのMA形態で印象的な「ハンバーガー」がやっぱこの変形機構の完成度高めてるよなー。空飛ぶ円盤っすよ、円盤。かっこいい変形と言えばおなじみのバウンドドックも MS IN ACTION で製品化されてるけど、あくまでも「ガンプラ」では無いのは残念か。
それからネットのアッシマーネタで他にいろいろ見つけたのでそれも。
Zガンダム劇場公開にあわせてアッシマー祭が開催されてましたが、現時点でラストアイテムであるハイコンプロ版が満を持して登場しました。
小学ヤングの憧れだったハイコンでもアッシマー出てたのね。でも、その余計なデザインはなんとも。「ハイコン=高価なおもちゃ」って感覚がそういうデザインをさせたのか?あと、「ケロッシマー」がめちゃかわいいので完成したらゼッタイにやる!
Intermezzo 若さゆえのあやまち
Intermezzo クロネコのお兄さんがアッシマーを持ってきた。
まあ、あれだよな。「プレゼントにも最適なアッシマー」ってことだよな。これからプレゼントは何もかもアッシマーにすればいんだよ。お中元もお歳暮もアッシマー。日頃お世話になってるあの人にもアッシマーですよ。恩を仇で返すとはこのことですよ。
地球連邦軍が空戦能力を持つ機体として一年戦争後に開発した最初の可変MAで、中低空域での防空任務や迎撃、及び対地攻撃を主眼に置いたTMAである。 円盤型のMA形態に可変し、その形状はリフティング・ボディとしての特性を持つのが大きな特徴である。
設定の話なんだけど、こんなにアッシマーに種類があったのがビックリっすよ。
それとさあ、映画『ガンダム新体験-0087-グリーンダイバーズ』に登場するグリーンダイバーズバージョンっつーのがカッコイイ!!なにこの青。連邦カラー素敵。あのオレンジっぷりはまあ言ったらティターンズカラーだからなあ。(【注】コメントに訂正アリ)
Amazon.co.jp:HCM-Pro20-01 アッシマー(グリーンダイバーズVer.): おもちゃ&ホビー
っつーわけでやたらアッシマー熱が盛り上がってきたところで開催される
「いい年した大人が休日の昼間にみんなで集まってアッシマーを本気で黙々と作る会」
がんばってこようと思います。
【関連あったり無かったり】
・ガンダムパーフェクトウェブ
・『ガンダム・センチネル』という「トラウマ」
・ガンダムセンチネルを振り返る
・アッシマー - Wikipedia
・藤田一己 - Wikipedia
あまりの人気のイベントのようで今回の開催は満員御礼らしいのでゼヒ次回開催時に。
つか、「ガンプラ作る会 in ジークちゃん邸」を企画しろよ。
無駄にデカいジオラマとか作ろうぜ。
森とか本物の木を使って再現。