「文庫本」が好きなんだよね。何でかって言うと、「サイズが小さい」からなんだけれども。
基本的にどっか出かけるときに荷物を持つの好きじゃないんだよね。身に付けられるカバンで済めばそれはそれでいんだけど、できれば、そのカバンも持って出かけたくないときもあるわけさ。家の近所に散歩に行って、そのついでに、近くでお茶でも飲もうかと思ったときとか、荷物とか持たないでブラブラしたいじゃない。で、でも、お茶飲むときにはちょっと本読みたいとか。
で、そんなときに本持って歩くんだったらサイズが小さい文庫本がいいわけですよ。しかも出来ればその厚みも薄いほうがいいかもね。まあ、ページ数まではそんなにこだわり無いけど、とにかく本は文庫本が好き。文庫本をジーンズのお尻ポケットに突っ込んで、家の近所を散歩。ついでに近くでお茶飲みつつ読書。ああ、季節は読書の秋ですよ。
んでね、そんな文庫本ライフで最近気になったのが、「紐付いてる本、たまにあるなあ」ってこと。あのしおり代わりになる、あの紐。何となくイメージだと文庫本って全部に付いてそうな感じしたけど、そうでも無いんだよね。付いてるやつと付いて無いやつがある。その違いは何よ?
この紐しおりのことを出版用語で「スピン」と呼びます…新潮文庫には現在まで一貫してこのスピンが付いています。
調べたらちょうどよくこの紐の謎を解き明かしている話が。
「スピン」って言うんだねえ、あの紐。それと、そのスピンって新潮文庫にだけ付いてるんだ。あー、手元にあった新潮文庫見てみたけど、ほんとだ、付いてる。
それと、この話についでに書いてあったけど、あの本の上側が不揃いになってることも書いてある、天アンカットっていうのか。スピンが付いてることに起因した製本方法だったんだねえ。これって特に気にしたこと無かったんだけど、コレも確認してみると確かにスピン入ってる文庫本は天アンカットになってるなあ。紐が上から出てるから、上を裁断できないってことなんだろうかねえ。
天アンカット、なんか「味」があって見た目的には、どっちかといわれれば、「好き」ではあるんだけど、1つだけ「困ること」があるんだよねえ。天アンカットのこと、前からそんなに注目してたわけじゃなかったけど、その結果、どうしても気になることがあった。というのは、
「天アンカットの文庫本を本棚に並べておくと、本の上にホコリが溜まってきて、デコボコゆえにそのホコリの掃除がしにくくなる」
という現象が起きてた。これ、妙に気になってたんだよなあ。いや、別にそんなずっと本棚に置いてあった本を何度も読み返したりとかするほうでも無いんだけど、ちょっとしたときに本棚整理すると、妙にホコリが浮いてるゾーンがあったんだけど、これって注意してみると、天アンカットゾーンだったってわけか。
改めていろんな出版社の文庫本を並べて見返してみると、いろいろと違いあるもんなんだねえ。本って読んでるときは1冊1冊を手に取ってるわけで、こう「見比べる」ってこと無かったけど、同じように思ってた文庫本もいろいろ違いがあるもんなんだなあ。
紙の色や肌触りも違ってれば、印字されてる文字の形、文字間や行間、表紙カバーの印刷具合や製本の丁寧さ、乱雑さなんかもそれぞれだ。
『本選ぶ』って言うと、「著者が」とか、「ジャンルが」とか気になるのが普通だけど、ちょっとこれからは「紙質が」とか、「印字の見易さが」とかで選んでみるのも、もしかしたらオモシロい読書のキッカケになるかもしれないなあ。
と、そんな変な読書スタイルの足がかりに、本の表紙を気に入って手に取った、言うなれば「ジャケ買い」で、今日は、村上龍の『空港にて』を読んでます。空港ターミナルのキレイな写真の表紙。中身は時間の使い方がオモシロい、ポジティブでもありネガティブでもある自分探しの話。薄い短編集なので俺のジーンズのお尻ポケットにもやさしい。残念ながらスピンは付いてない。
【本の秘密関連】
・ししドンの読書雑学講座
【電子媒体な文庫本】
・青空文庫 Aozora Bunko
-----
天アンカットの話題を引っ張って申し訳無いのですが、丁度好く(?)不揃いにする為に一手間かけて居るのは事実であると想います。本当の(?)アンカットだと、3mm以上の凹凸は当たり前で、はみ出した部分は直ぐに折れ曲がり、見苦しく為ります。それを1mm以内の誤差で綺麗に不揃いにする(アンビバレンス!)のは、愛すべき無駄な行為なのやも知れません。
2chの文庫本スレッド見てたら天アンカットって、「実は裁断をして無いんじゃなくって、デコボコ誤差を、扱うのに不自由ないくらいに調整裁断した手間がかかってる」って言う話が書いてあった。おお、文庫本へのコダワリの結果があの天アンカットには詰まってるんだなあ。
天のデコボコは気付いてたけど、そういう理由かぁ。Scanする時に困るんだよね(w
文庫は良いよね。裏表紙にあらすじ載ってるし、解説もついてる。ハードカバーは手掛かり無しなんで装丁買い。ちょっとギャンブル。
そうそう、文庫本の裏に書いてある「あらすじ」、あれ重要だよねえ。
ハードカバーの新刊の場合、お店のPOPとか出てないと、ほんと中身わかんないからねえ。
あとがきとか読んで勝手に想像膨らましてみたりすると、中身全然予想してた内容と違ってたりとか。
文庫本のスキャン、なんか疲れそー。笑
オオカワさんお久しぶりです。
来てみました。
私も文庫すきです。更に幅が狭くなっている
文庫本は私は好きです。
(なにせバックが小さい時にはこれっきゃ
入らないんで)
私もどちらかというと、物を沢山持歩くのが嫌いで、ふら〜と手ぶらっぽく(あくまでも「ぽく」)歩きたいのですよ。
女子は、なにせ物持ちが多いものなので
それに「創意工夫」して。苦笑
「ぶらり感」は良いですよね。
夜には虫の合唱が聞こえますね。
読書には良い季節のはじまりですねー。
どーもどーも。
幅が狭い、サイズが違う文庫本ってのもあるんですね。
標準サイズの文庫本しか知らなかったー。
女子は外出時の持ち物、確かに男子よりも多くて荷物のコンパクト化はより切実かもしれませんね。
というか、個人的な趣味ですが、女子のカバンに文庫本入ってるの見るの、好きですよ。
カバンからチラっと覗く文庫本。
できれば装丁カバー外しちゃって、ハダカの本そのまま入ってたりするのはいいですねえ。
その本の内容や著者なんてどうでもよくって、「ハダカの文庫本を無造作にカバンに入れている、という女の子」に萌えます。笑
秋の夜長、確かに読書にはいい季節ですよねー。
>「ハダカの文庫本を無造作にカバンに入れている、という女の子」に萌えます。笑
ははは!
私も個人的には、人様の鞄の中身が
かなり気になります。どんなふうに入ってるの?とか。男性諸君も女子とは全然違うモノが
はいってそうで、(なんとなくですが、かいじゅうのおもちゃとかが入ってそうな気がしてならない)のぞいてみたいところです。
それはそうと、カバーとか、どちらかというと
面倒なタイプなので(読んでいる間にペロ〜ンと外れてくるあたりが少しムッとしてしまい)
つけたくはない方なのですが
なんか読む本がイチイチ怪しい感じの本なので
どうしてもつけざるをえないんですよね・・・
ま、ここのあたり、自分の課題かなーと
思ったりします。
どうどうとハダカで持歩きたい!
『どうどうとハダカで歩きたい!』
に見えて、ドキっとしました。笑
怪しい本の場合、装丁カバーのデザインもそれなりに怪しかったりして、文庫本そのものの表紙のほうが目立たなく無いですか?
出版社にも寄りますがベージュベースにシンプルなデザイン、簡単に本のタイトルと著者名が書いてあるほうが、「怪しい本らしく無い」かも。笑
いい感じのデザインや材質(皮とか)のブックカバー付けてる女子、電車の中でよく見かけます。
それもおしゃれでいいんですけどねえ。
>『どうどうとハダカで歩きたい!』
>に見えて、ドキっとしました。笑
ハッハッハ!
これまた無敵ですな〜
しかし、堂々とハダカで歩けたら
気持良いだろうなー。
確かに、怪しい本の場合は装丁カバーデザインもあやすぃーですね。
オオカワさんの案を借りると
ベージュベースにシンプルなデザインの文庫本をコピーして切って、
それを怪しい本にカバーするのがよさげかも。
本の話より「ハダカ」ネタが新鮮でした。笑
堂々とハダカで歩けたら…の話で思い出したけど、南フランスに服着ないで過ごせる街があるのよ。
Naturist Resortへの旅
この前みんなでココの話してたんだけど、ココで生活してたら何を基準に「エッチ思考モード」に切り替わるのか興味あるね、って。(主に男視点でだけど)
普通だとハダカ見て性的な刺激受けるって感じだろうけど、それが日常になったときにシフトする性的刺激のキッカケはなんだろうって。
考えてもわかんないからこれを確認しにゼヒともこの街に行ってみたい気もする。
で、本のカバーの話。
文庫本のハダカの表紙をデザインした装丁カバー、ちょっと新しいかもね。
そのカバーに書いてある著者、タイトルもちょっとイメージ違うやつだったりしても面白いかも。