ゴールデンウィーク最後の週末、仙台に行ってきたよ。朴訥音楽評でおなじみ、マル率いるホンダレディの仙台ライブを観に行くのがメインでありつつ、仙台観光もタンマリ堪能してきましたよ。そんでもって俺が3歳まで育った思い出の地を27年ぶりに訪れるという、笑いあり涙あり、食ったり飲んだりで内容凝縮な奥の細道でございました。
出発は東京駅より新幹線。昼前の時間なんで余裕あると思いきや、御一行様揃いも揃って前日は夜遊びしてるもんだから、もうこの時点ですでに眠たゲ。でも、やっぱテンションアゲアゲで仙台を目指します。新幹線は速いね。2時間半弱で仙台到着。仙台はこれまたナイスな青空で気持ちよかったなあ。
仙台駅に着いたときに駅から見えた青葉通のダイエーに早速、昔の記憶を思い出す。仙台にいた当時、お母さんはドライフラワーを習っていて、そのお稽古の帰り道にこのダイエーの地下の札幌ラーメンでラーメンを食べたことがあった。たぶんそんなに何回も行ってたわけじゃないと思うんだけど妙にそのことが記憶に残ってる。地下っていうか半地下だったような気もする。
まあ、そんなおぼろげな記憶満載の仙台駅。駅の茶色い外観と駅前一帯に広がる歩道橋はもうハッキリ覚えてる。何も変わってない。いや、まあ、多少は変わってるんだろうけど。回りのお店とかは思いっきり変わってると思う。LOFTとか目立ってるけど、当時は無かったと思うし。
まあ、そんなの懐かしんでる前にハラ減ったので目指すは牛たん。利久で思う存分牛たん満喫しましたよ。牛たん1.5定食を食べる。牛たん食べてて気になったんだけど、塩たん焼きのあの「切れ目」はどうやっていれてんだろうね？表面裏面の両方に切れ目は言ってんだけど、これがうまいこと互い違いに入っててすごいなーと感動。
満腹のおなかを抱えて向かうは話題の「楽天フルキャストスタジアム」。つか、宮城野球場はたぶん来たことあると思うけどさすがに全然覚えてなかった。この日はこれまた球場周辺は盛り上がってて
巨人との交流試合の日だった。もともと仙台は巨人ファンが多かったこともあるみたいなんだけど、楽天、巨人、どっちも応援するぞ！みたいな雰囲気があってよかったですよ。カレシが全身巨人ルック、カノジョが全身楽天ルックなんてカップルもいて微笑ましかった。
その後、ライブやる組、市内観光やる組と分かれて、俺は、思い出の地を訪ねる組として昔住んでた場所を目指します。ってか、何にも調べない来たので俺の脳ミソに刻み込まれた当時の記憶のみを頼りに。
住んでいた団地の目の前に自衛隊があったのはハッキリ覚えてたので駅にいたヒトに自衛隊ある場所を聞きます。すぐわかって、仙台駅より3つ目の駅ということが判明。駅を降りると地図があってその住んでいた団地を発見。
思い出の団地は思っていたよりも小さく感じたなあ。3歳のチビッコの頃の視線で記憶してたからなんだろうけど。あと、気になっていた思い出の滑り台もあった。そう、前にエントリーでも書いたことのある、俺の飛んでいた滑り台。でも、これは俺の記憶が思いっきり違ってた。象のカタチした滑り台だと思ってたのに、普通の山型の滑り台だったよ。
それからよく遊んだ、クジャクの形をした遊具や平均台、変な形の壁、みんな残ってた。さすがに塗装とかが部分部分で剥げちゃってて時の流れを感じまくりで。クジャクの上に乗っかって、足踏み外してアタマから地面に落ちて作った、今も残るオデコの大きなタンコブを触ると、ここの様子はいつでも思い出せた。
チビッコの頃の記憶で鮮明に覚えてるのって、遠くの景色よりもやっぱり足元のタイルの色とか、ブロック塀のブロックの質感とか、その1つ1つの「身近」なものなんだよね。景色は木が育ってたり隣の学校の校舎が建て変わってたりでどんどん変わっちゃっていってるんだけど、チビッコ目線で目の前に見えていた、毎日見ていたブロックの質感は全然忘れてなかった。自転車の補助輪外して間もないときに、コケまくってたタイル地面の色とか。
それから当時通ってた幼稚園にも行ってみようと思って歩き出した。でも、道順なんて覚えてない。でも、なんとなくの方向を行っていたら、一気に記憶がよみがえってくるものを見つけた。広場があってその広場を横切るカタチで通っていつも幼稚園行っていたんだけど、その広場に入るとこにある柵を毎日くぐっていたのを思い出した。というか、その柵を見たらもう、幼稚園への道順が一気に蘇った。今年30にもなるおっさんがニコニコしながら小さい柵をくぐって広場を小走りで進む光景は絶対に不審者。
幼稚園は建物の半分くらい建て変わってたけど、昔からの建物はそのままだったなあ。園庭のジャングルジムとかも新しいのがいくつかは増えてたけど、昔から残ってるやつはそのままだった。懐かしい。あの飛行機型のジャングルジムがとにかく大好きだった。
帰りは団地の目の前からバスに乗って仙台の駅まで。バスで走ってると結構覚えてる風景があった。ここの国立病院でお母さんのオナカの中にいる妹をモニター見たなあ。「こんにちわー、お兄ちゃんですよー」なんてモニターに手をふってたっけ。あと、通ってたスイミングクラブもあった。つか、お母さんがここのスイミングクラブでコーチしてたもんだったから、いっつも一緒に行ってて遊び場みたいになってたなあ。休憩室のカレーライスの味は今でも思い出すわ。今でもプールのあとにムショウにカレーが食べたくなるのはこの時に洗脳されたためだと思う。
仙台駅に戻って御一行様と合流。ライブ鑑賞タイム。ホンダをはじめ、東京のバンドも東京のライブと変わらずパワーあってかっこよかったけど、やっぱ仙台は仙台のバンドの人気もすごい。地元でチカラをつけて東京に出てくるバンドのパワーの理由が少しわかったような気がしたなあ。
宿泊先に荷物を置いて、東京組バンド揃って打ち上げ。ものすごい盛り上がった。なんだったんだろうな、あの盛り上がりは。別に会場も東京にだっていくらでもあるチェーンの居酒屋だったんだけど、その仙台の雰囲気が妙にみんなのテンションを上げてた気がしたわ。しゃべりすぎてノド痛い。最後にはクリスロードで大はしゃぎの記念撮影。お開き。
翌日は松島観光。仙台から仙石線で松島に行くんだけど、この時にたまたまマンガッタンライナーに乗れた。マンガ大好きな御一行様大はしゃぎ。で、松島に到着。したのはいんだけど、調子にのってＴシャツ1枚で来たらものすごい寒かった。でも、テンションでごまかす。おみあげもの屋で仙台四郎グッズなんかを買ってみたり、海鮮市場で海鮮丼食べてみたり、寒いから伊達政宗のＴシャツ買って重ね着してみたり、こけし作ってみたり。思い思いのカラーリングのオリジナルこけしを作ったんだけど、これがまた結構おもしろかった。
笹かまぼこを焼いて食べれるとこでマッタリ。でも、さすがに寒いので早めに仙台に戻る。仙台について、レコード大好きっ子組は仙台レコード屋巡りに。他の御一行様は近場でお茶。そんで駅の中でおみあげを買いつつ、新幹線で食べる弁当も買いつつ。
帰りの新幹線では仙台トリップ締めくくりの牛たん弁当を堪能しつつ、お酒も飲みつつ。ネムネムチームはその後、東京までの眠りの世界へ。変にテンションあがっちゃったまんまでおしゃべり止まらないチームは東京までしゃべりっぱなし。
そんな大忙し、内容いっぱい思い出いっぱいオナカいっぱいの2日間でした。仙台サイコー！杜の都サイコー！