先日FATBOY SLIM見に行きまして。
いっくらスーパースター・ノーマンクックとはいえ、さすがに次の日ド平日のYELLOWだからコアなクラブキッズばっかりかなーって思ったらその辺の大学生みたいな普通のヤング・ガイ・アンド・ガールズで超満員。周り見渡してもよくある平日営業のクラブ特有のスノッブな空気なんてどこにもなくって、もう誰もがみんな「楽しんでます!」って雰囲気が前面に出てるの。まずそれがすげーと思った。
それに呼応するかのようなノーマンのDJ。フロアの熱気が吹き抜けの上の階まで充満している中、DJやりながら超クールに腰振って踊りつつ、ガスホーンをプーッって鳴らしまくってたり、VJのカメラにブートのジャケットを見せびらかしてはしゃいだり、フロアにいるどの客よりもハイテイションで。数ヶ月単位でDJツアー回って、時にはナーバスになることもあるだろうに、そのテンションの高さはどこから来るんだ一体?と思ったんだけど、踊ってたら答えがすぐわかった。やっぱりこの人いつでも客見てるんだ。派手なショウマンシップよりもまずそれが大切、ってのをわかってるDJだと思う。だから25万人相手にDJとかできるんだな。キャリアから来るものなのか先天的なものなのかはわかんないし、ビーツ・インターナショナル以前のキャリアは知らないけど、ノーマンの一連の活動のキーワードはやっぱり「ハッピーであること」なんだなぁと再確認した次第です。
今日紹介するノーマン関連のリリースもので一番地味な印象のあるフリークパワーでも、そのハッピーさはギラギラ出てる。ビーツインターナショナルはレゲェ的アプローチ、初期FBSはロック的アプローチ、今のFBSはハウス的なアプローチとノーマンのキャリアを強引に分けるとしたら、このフリークパワーはファンク的アプローチだとおもうんだけど、これはこれでジワジワとハッピーになる良盤です。
え、日本盤廃盤なの?うそー!