世知辛いね。コレ仕方無いね。でも、俺は、Disco Union が好きだけどね。

いやー、週末に足首ケガしたもんで、ここ数日、松葉杖ついてチンタラ歩く生活をしてるわけですよ。

ケガ後2日くらいは足を地面につくこともままならなかったんで、松葉杖両脇に携えて振り子のように片足歩行してたんですけど、その日風呂に入ってカラダ洗うと異常に脇の下と脇腹が痛いことに気が付く。松葉杖ついて体重かけてたことが痛くなっちゃってたのね。翌日には地面に足着く事が出来るようになったんで、ケガした方にのみ杖ついて、「かなりのスローペース歩行」で日々生活してる感じです。

とはいっても、出来る限り足動かしたくないんで駅までは自転車使ったりとか。いつもなら歩いてるとこなんですけど、駅前駐輪場を日ぎめで利用出来るんで（1日100円）そこに駐輪してます。でも、駅降りてからは歩くしかないので、そんなに距離も無いですけど、歩き慣れてるいつもの道をのんびりと歩いたりとかで、結構、見慣れてるはずの風景が新鮮に見えたりするのが面白かったりしますな。

サクサク歩ける時の歩くスピードってこうやってゆっくり歩いてみると、「すごい速かったんだ」ってことにまず気が付きましたね。徒歩で移動なんて、現代の発達した交通手段の中で言ったら、「最低速」に分類される移動手段ではありますが、これがまた、周りの風景や様子を見ながらってのは出来ないスピードだったんだなあ、って最低速よりも低速で歩いて一番感じたことですかね。

いつも前を通ってるお店の中とか、いつものスピードだとよく様子は見えなかったりするんですけど、こんだけチンタラ歩いてるとよくわかるもんですな。「へぇー、このお店ってこんな時間から結構人は入ってるんだなあ。」とか。

それから、行き違う人たちの人間観察も面白いですね。チンタラ歩いて気が付いたんですけど、いつもの歩いてるスピードよりも遅いスピードで移動してると、「目のやり場に困る」んですね。困るって言うか、周りの状況把握とかに余裕がありすぎちゃうんですね。なので、目線がいつも見てないようなとこまでいくので、それが楽しい。向こうから歩いてくる人も一人残らずチェックしても余裕、っていうか。

ゆっくり歩いていてもやっぱ難関はありまして、完治するまでは特に気を付けたいなあ、と思ったのは、「階段」と「歩道の段差・傾斜」ですね。

階段は主に駅の階段なんですけど、コレは大体、最近じゃ例外無く手すりが設置されてるのはホント助かるもんですな。片足に体重かけられないだけで階段って昇り降りできなくなるもんなんですな。なので手すりと杖に交互に体重預けてうまいこと昇り降りしてます。とにかく、ゆっくりとしっかり。

それと、全く想像してなかった難関、「歩道の傾き」がかなりの注意ポイントでしたよ。あの、駐車場や住宅が歩道の脇になるために歩道が傾斜してる個所ってよくあるじゃないですか?あれ、ものすごい恐怖ですね。普通の時は全く気にならなかったんですが、足首が使えない（足首でバランス取れない）ときはあの傾斜でもコケそうになる始末。「ああ、人間がいろんな地形を2足歩行できるのって素敵なことなんだなあ。」なんて、人類の進化を改めて実感するほどにその不自由さを体感できました。

そんな日々を過ごしてますが、ケガの状態のほうもおかげさまで順調に回復にむかってる感じです。くるぶし周辺に多少腫れは残るものの、だんだんとソレも退きつつあり、痛みも今は全く無い状態です。チカラをかけるのはまだちょっと恐いですけど、しばらくは無理しない感じで生活してみます。

あ、そうそう。患部にはずっとシップ貼ってるんですけど、そっち側の足は靴履けないので素足にサンダルで外出してるんですね。んで、朝にシップ張り替えたりしてるので朝は結構いい感じに周囲に、「シップ臭」を炸裂させたりしてるわけなんですが、今朝、そんなシップ臭満載で電車に乗っていたら、近くにいた家族連れチビッコに、「あ、おばあちゃんの匂い。」と言われました。