カンパネルラ / カンパネルラ
マル 2004-06-21 [朴訥音楽評]
下北沢を中心に活動しているバンド・カンパネルラの新譜です。
彼らの音に出会ってから、もう何年経ったかまったく憶えていないんですが、パッと見、さえない兄ちゃん風情の津崎と渡辺が紡ぐメロディは、あったかくって、せつなくって、ちょっとねじれていて、染み込むように心の琴線に近づいて、気が付いたらありえないくらいの深い爪痕を残して、爽やかな顔してすーっとまたいなくなる。
ファンならずとも下北界隈では知らない人はいないお馴染みの名曲「人間さん」で幕を開ける、現メンバーになって初めて録音された今作もそのポップセンスは健在。そして日常を妄想フィルターに通して描かれた歌詞もどんどん深みを増し、脳内でぐるぐる循環を繰り返す。ヤバイ、ほんとうにヤバイ。
以下のurlで試聴が出来ます。
http://www.music-walk.com/artist/impact/campanella/
日本にはこんなすばらしいバンドが存在する。
全邦楽リスナーに問いたい1枚。
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コメント[レス]
素晴らしい成長だよね。そして良い盤。
最近はライブも良い感じなんで行こうぜ。
昔変なガラス張りのスタジオを改造したような
ライブハウスで対バンしたの覚えてる?
あの全身ピンクスーツのオーガナイザー、何やってんだろ。