ちょうど俺が小学1年生だった、ある日の夕食、食卓に納豆が出てきました。その納豆には当時としては目新しい「タレ付き」の納豆だったんですね。最近じゃ納豆に納豆のタレが入ってるのは当然のようになってきてる感じもありますが、当時としてはかなりハイテクの部類に属した次世代アイテムだったのです。
まあ、好奇心旺盛なチビッコだった俺ですから、そんな気になるアイテムに手を出さないわけはありません。もちろん、その好奇心の的は「納豆のタレ」1点にしぼられてるわけで、やっぱりタレがタレである以上、ソレを早く納豆にかけてみたくなるってのが子供心でありますよ。否、男のロマンに似たものさえありましたな。
で、おもむろにタレの袋を手に取り、切り口を確認し、袋を切ります。そして、未知の世界、「納豆とタレの融合」の瞬間です。納豆はさらに、その輝きを増し、また、その芳醇な香りがより広がり、食卓を包み込み、囲む家族の会話もさらに弾む、、、、モノだと思ったんですが、なんと、タレを納豆に投下した瞬間、オヤジ(通称:ヤスオ)の鉄拳が納豆のタレ祭りに高揚している俺を奈落の底へと一気に突き落としました。。
「納豆のタレは納豆をよくかき回してから入れろ。」
オヤジが「父親から師匠へと変わった瞬間」でした。
まあ、この事件の後日、こっそりと実験してみたんですけど、確かにタレ入れてからかき混ぜてもあの「粘り」が出なくて、納豆のおいしさが出ないように思いましたな。「ネバネバが多いほうが納豆はおいしい。」とはよく聞く話ではありますし。実際、そんな考慮、判断があってのオヤジの教えだたのか、単なるガンコなこだわりだったのかは知りませんけど、小学1年生の俺を殴ってまで伝えたい教えだったのかと、納得できない幼い頃の思い出、いや、その後の俺の健やかな成長を妨げる心の傷となっていきましたな。(その心の傷が原因で後に壮絶な反抗期を迎える。)
そんな、俺にとって思い出イッパイの納豆なわけですが、そんな出来事がトラウマになることなく、今でも週に3、4回は必ず食べてる無類の納豆好きなわけですが、オヤジの「かき混ぜてからタレを入れてネ。」っていうこだわりヨロシク、俺にも食べ方で1つのこだわりが出来ていることに気が付いたのです。
「納豆は納豆のまま食べる説。」
納豆をかき混ぜて、タレ入れたりネギ入れたりウズラの卵入れたり、カラシ入れたりするのはいんですよ。むしろ、「トッピングのエンジョイも、納豆の醍醐味」だとも思いますし。んじゃなくって、
「納豆をゴハンにかけて食べない列伝。」
に、こだわりたい。
納豆をゴハンにかけていっしょに食べるの、おいしいのはわかるんですけど、納豆が、、、というより、「ゴハンは白いゴハンのまま食べたい。」というこだわりなのかもしれません。納豆を茶碗のゴハンにかけて食べた後に、茶碗に残った納豆のネバリンピックがなんとも憎らしい。もし、その茶碗でゴハンのおかわりをしようものなら、もうデフォルトで「納豆ゴハンモード」になっちゃうじゃないですか。気分は真っ白なゴハン(通称:銀シャリちゃん)で食事をしめたい、なんて気分ぶち壊しですよ。そこにはガンコなこだわりを持ってあえてNO!と言いたかったわけです。
そんな俺のライフスタイル集大成ともいうべき納豆の小粋なニュースとか。
製造業者は「大豆の健康イメージが定着し、03年の出荷量も10%以上の伸び」と口をそろえ、工場はフル稼働状態だ。
昨今の健康食ブームが火付けになったみたいですけど、前年比3割増の売上増ってすごいなあ。それから商品の人気としては、「豆の味にこだわったもの」が結構売れてるんですねえ。中にはタレが無いものが多くなったとかで、今の小学1年生はタレを先に入れてオヤジに殴られる危険性も減ってよかったですな。
健康食ブームで、とかいってるけど、納豆自体、どんな栄養、健康効果があるんだ?
肉体を病んだ人類が全地球的に注目する日本伝統食品 一粒の可能性に賭けている
調理法で健康効果が違うのか確かめるという今回。納豆食って血液サラサラパワーを手に入れよう。
・骨が丈夫に
・整腸効果(便秘改善)
・肌年齢が若返る
・血液がサラサラに(血栓予防)
が、期待できる健康効果だそうで、納豆食べて骨が丈夫になるなんて知りませんでしたな。骨の形成に関わるビタミンが多く含まれているので骨密度が高まり、丈夫な骨が作られるんだそうです。また、女性には悩んでる人が多そうな、冷え性や便秘の対策に納豆はモッテコイみたいですね。冷え性で便秘な女子は納豆イッパイ食え。そんでもって「女子+納豆」でネット検索してたらこんなもん見つけた。
「納豆石鹸「潤」」は、植物性石鹸素地に納豆エキスとアミノ酸系保湿剤を配合した、お肌と自然にやさしい石鹸です。
納豆の成分がお肌にいいってことで、ソレを石鹸にしちゃったわけだな。おもに肌の保湿効果が期待できるようで乾燥肌でお悩みの女子は納豆石鹸でシットリお肌を体感せよ!
で、他、ネットで見つけた納豆なサイトを紹介。
研究者、製造者から一般の学生、会社員、主婦の皆さんまでが納豆について語り、納豆好きもしくは納豆嫌いといったつながり(ナットワークと命名しました)で納豆以外のことでも気軽に情報交換ができる場として運営していきたいと思います。
世界最強だと思われる納豆総合情報ポータルサイトです。ニュースから製品情報、その歴史や製造についてなどあらゆる納豆情報がこちらには終結されています。TVチャンピオン「納豆王選手権」が開催された際のレポートなんかもありますね。あと、トップページにあって気になった納豆占いもやってみました。
だそうですが、残念なことに「五斗納豆」の読み方がわかりません。。
『納豆料理を探せ』では納豆の食べ方から、素敵な薬味、納豆を利用した料理まで、納豆をおいしく食べる方法を募集します。
納豆を使ったさまざまな料理が紹介されてます。各料理を五角形グラフ「納豆度数」で紹介してる点が結構面白いですな。
んで、最後に俺様定番納豆、おかめ納豆(タカノフーズ)のサイト。
食品の製造販売が私たちの仕事ですが、併せて立派な人間をつくり出していくことを、大事にする企業でありたいと思います。
俺が人生で一番食べてる納豆は、「おかめ納豆 極小粒」に間違い無いと思う。とにかく、納豆自体もさることながら、極小粒についてる「かつお風味タレ」がダントツにうまい。品切れ等でしょうがなく、同じおかめ納豆でも昆布ダレのやつに何度か挑戦したけど、昆布ダレは苦手だったな。かつお風味で無いとイカン。それ以来、スーパーに行っておかめ納豆極小粒が品切れになってたら他のスーパーまでワザワザ行って納豆だけ買うようになった説。(超実話)
もちろん、大好きなかつお風味タレは、納豆をよくかき混ぜてから入れる。「焦らずこぼさず順序良く」が、オヤジ(趣味:落語鑑賞)の教えです。
>だそうですが、残念なことに「五斗納豆」の読み方がわかりません。。
「ごと納豆」だそうです。
↓こちらに作りかたが載っています。
http://www.nattou.com/topics/goto.html
最近、粒の大きい納豆多くない?
この前食べてみたんだけどデカすぎて納豆って気がしなかった。。。
あと、ごはんがない時に納豆だけ食べたりするよ。
とか言ったらオヤジに殴られるかね(笑)
結構いろんな種類あるよねえ。
小さいのは小さいし、大きいのは大きいかも。
書いた通り極小粒一筋なので他はわかんにゃい。
オヤジに殴られるのは「かき混ぜてないのにタレ入れ番長」の場合。
納豆だけ食べるのは俺方式。
最近の流行にしたがって、これからはタレもカラシも入れないで食べる方向にチャレンジしてみたい所存。
かき混ぜ棒なんてあるんですね・・・さがしてみよ。
オレは自称マヨネジストなのでデフォでマヨ投下します。
どんぶりご飯に穴あけて卵落として醤油少々。
その上から納豆とマヨネーズを黄身を囲うように乗せて、
あとは適宜かき混ぜながらGO。キモイってゆーな。
ポン酢で納豆。なんかおいしそう。
日本ポン酢党員としては試さずにはいられません。
かき混ぜてないのにタレ入れるとヤスオ(好物:伝統こけし)に殴られますよ!
殴らない代わりに「こけし職人になれ。」と真顔で言われるかもしれません。
納豆かき混ぜ棒、俺もすげぇ興味あるんだけどいまだに使ったことない説。
(ネットで検索したけどイマイチいいページがヒットしなかった。)
誰か持ってねーの?
納豆トッピングにマヨ、これもやってる人結構多いような。
よく聞きますな。
しかもそれを「納豆丼」みたいな感じにするんですねえ。
おいしそうじゃないですか。
きざみ海苔とかかけてみていいですか?(青のりでもいいかも。歯につくけど。)
オオカワくん>
ポン酢納豆はポン酢好きだったら、絶対に癖になる味です。是非食べてください。
ちなみに、小学生のときは、「しょうゆ+砂糖」で納豆を食べてました。東京に出てきてはじめてこの食べ方が普通ではないことを知り、衝撃を受けたものです。
五斗(ごと)についてちょっと補足。上記の、
http://www.nattou.com/topics/goto.html
にも説明がありますが、日本古来からの容量の単位(もちろんルーツは中国)は、
1合
↓×10
1升
↓×10
1斗
↓×4 ↓×10
1俵 1石
となっています。つまり、五斗は0.5石という事ですね。
今でも「一斗缶(いっとかん)」という業務用の四角い缶がオイル用などに使われてます。
>ガ!さん
おー、ポン酢納豆、試してみたくなりましたー。
さっぱりとした口当たりでおいしそうですな。
砂糖入れるのって北の国では多いみたいですよ。
山形出身の人も砂糖入れて食べるって言ってました。
他の東北県でも、砂糖入れるのが普通モードの地方って、
結構あるんじゃないでしょうかねえ。
>tkamiyaさん
メールどうもでした。笑
ああ、作るときの入れ物の単位がそのまま名前になっているんですな。
一斗缶ってあの「ドリフ御用達」の缶ですよねえ?
自分のイメージではあの缶で思い出すのは、「しょうゆ」なんですよねえ。
(昔、調理のバイトしてた影響です。)
ヒガシマルっていう薄口しょうゆが一斗缶であって、
仕込みの際にこの缶から一升瓶に移して使ってましたな。
もちろん、缶から瓶に移すときはドクター中松発明の
「おしょうゆちゅるちゅる」使ってました。