カステラ/100時間連続
マル 2003-10-28 [朴訥音楽評]
バンドブーム末期に突然雪崩のように登場した
ビートパンクバンドの91年発売のサードアルバムです。
トモフスキーが昔やってたバンドって言ったほうがわかりやすいやな。
や、今のティーンズにはO.P.KINGのハル(theピーズ)の双子の弟が
昔やってたバンドっていったほうが判りやすいか。
基本的に解散するまで素人臭い演奏力で、
歌詞もタイトルの1行でそのまま内容を要約できるような、
非常に判りやすいバンドなんですが、
ネガポジ逆転というか、コップの中の嵐というか、
内向的な歌詞をユーモアを添えてミクロからマクロへ変換させていて、
すごい痛快。
久しぶりに聴いたら目から鱗が落ちた気分。
いま聴くとこのころのトモフスキーって
ボガンボスのどんとに近いヴォーカルスタイルだな。
まだ引きこもりもオタクも居なかった時代の産物。
昨今の青春パンクを聴く世代に是非聴いて欲しい好盤。
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