水と空気と情報と。(ニュース引用の合法性)
オオカワ 2003-07-23 [ネット]
独最高裁は17日、検索エンジンサイトを運営する独Paperboyに対して、検索結果にニュースソースのURLを表示する行為が合法であると判示し、上告人(原告)の訴えを退けていたことが明らかになった。
ドイツでのお話です。
ここで「合法」って判断が出たことで、世界的に、
ネット情報に対しての新しい動きが何かしら生み出されそうな気がしました。
ニュースのフィードが本格的に一般化してきたら、
個人レベルのニュースサイトとかじゃなくって
ニュースの再利用をうまいこと使った商用サイトとかも出てきそうだなあ。
いろんなジャンルの専門ニュースフィードを扱うポータルサービスだとか。
この「合法判断」は新しいネットビジネス誕生のきっかけになるかもしれませんな。
前にも紹介したけどグーグルキャッシュの著作権の話。
同機能を利用すれば、NYTimes.comで無料提供しなくなったウェブページもGoogleからアクセス可能になるためだ。
著作主張の大切さもすごいわかるけど、
これからはもっと情報に対して柔軟にその辺の主張を行っていかないと
「情報ネットワークという存在自体」が崩壊してしまうかもしれませんな。
(関連)
クリエイティブ・コモンズは、他の人々が土台にしたり共有したりするのに使えるクリエイティブな作品の幅を広げるために活動しています。
個人ウェブログ作品の著作に関して、クリエイティブコモンズがアプローチの一つを提案しています。
クリエイティブコモンズのアプローチとは、あくまでもそのプロダクションのオープン化です。
「お互いを刺激し合い、よりよい作品を生み出そう!そのためには作品の再利用は問わないよ。」
というような主張だと思います。
もちろん、その著作に対しての「保護」というようなライセンスも一部で用意されているので
なんでもかんでも使いまわしていい訳ではありません。
節度を持ってお互いの作品に接することがあくまでも前提の条件です。
・クリエイティブ・コモンズのライセンス解説
・コミック版:クリエイティブ・コモンズのライセンス解説
クリエイティブコモンズについては非常に興味があって、もっといろいろ調べてきちんと書きたいと思うので
時間があるときでも改めて、別にエントリーを作りたいと思います。
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