ロードバイク日記 ヘッドベアリング、ブレーキオイル、シフトワイヤーのオーバーホール

春先に部品は買ってあったんだけどなかなか着手できてなかった各部のオーバーホールをついに行ったのでそのお話なんかを。

まず、そもそもがヘッドのベアリングを交換したいなあと思ってたのがきっかけなんだけどそれにはフロントフォークを抜かなきゃならなくって、ということはブレーキホースをSTIレバーから外す必要があるのでなかなか大工事になるので準備をしていたわけですな。

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STIレバーからブレーキホースを抜くのも以前、ホースの長さを詰めたのとオイル交換したことから経験済みではあったのでそれなりにスムーズに作業を行っていった。そうそう、シマノのブレーキオイル(ミネラルオイル)100mlのボトルが新しくなってた。デザイン変わっただけかと思ってたら誤飲事故防止のためにセーフティキャップにも変わってた。

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オイルを抜いてみたらフロントブレーキのオイルが猛烈に黒い。リアも汚れてたけどそこまででもなく。フロントブレーキオイルは1年くらい使用したものだったけどもうちょっと短期間で交換するくらいでいいかもね。作業完了後の話だけど、オイル交換後は明らかに「カッチリ感触」にブレーキの引きが変わったし。

ブレーキホースを外してシフトワイヤーを抜いてSTIレバーを外してオイルの漏れなんかを拭き取っていたらなんと、STIレバーにヒビが入ってるのを見つけてしまったのです。右のレバーのブレーキホースの取り付け場所のとこ。以前、ネットでメンテナンスの話を見ていた時に、ホース取り付けでオリーブを圧縮する際にしっかりトルク管理してないとここが割れるって話を見ていたので以前の取り付けの際にちょっとトルク高かったのかも。。あと、相当落車もしてるので落車でレバーが内側に曲がった際にもホース取り付けボルトにチカラがかかって負担がかかってたのもちょっと想像できるかなあ。。

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いずれにせよもうヒビ割れが確認できてしかもそのヒビからオイルの漏れも確認できるのでこれは交換しかないですなー。早速、同モデル(ST-R7020)の右レバーを注文しました。

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本当は今回の作業はヘッド周りとホース、ワイヤーだけをやるつもりだったんだけど、数日前に大雨の海沿いを走っていて、作業の前にも車体を確認してたらいろんなとこに砂やら塩やらがついてたので「これは、、」と思ったのでこのタイミングでがっつりオーバーホールすることになったという流れですw

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フレームからとにかく全部の部品を外しました。変速機関係とBBは何度も外したことあったけどヘッドベアリング、フォークを抜いたのは今回初めて。外してみてびっくりしたのがヘッドベアリング周りの汚れがすごい。そんなにホコリまみれのところを走ってるわけじゃないのにこんなに砂埃で汚れてるもんなんですな。納車から4年以上経ってベアリング内部のグリスなんかもそこそこ溶けてるのかその溶けたグリスがヘッド内部に広がってそこにホコリが付着してるんでしょうなー。しっかりクリーナーでクリーニングしました。見えないとこだけどやっぱ汚いままだとさらに汚れを喚びますし。

全部の部品を取り外して(ワイヤー・ホースは抜いてないけど)、フレームだけで見るとまた何ともロードバイク感が感じられていいですね。やっぱりフレームだけだと重量も軽くてこんなフレームの自転車であんなとこやこんなとこ行ったんだなーなんてちょっと今までのライドを思い出したりしながらフレームの掃除、コーティングなんかをしました。

ホイールも外してよく見たらハブの部分とかが砂が入っていたりしたのでこちらもローター、スプロケを全部外して洗って、グリスアップしておきました。あ、変速機が一番汚かったですがフロントもリアもフレームから外して掃除するのが一番手っ取り早いことを今回学びましたw

フレームへの組付けはヘッド、フロント周りから進めていきます。今回購入したSTIレバーもまずは仮取付してホースを再接続しブレーキオイルを充填していきます。

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今回のブレーキオイル充填作業で今までは適当に、オイルの量を贅沢に使っていたのですが実際、どのくらいの容量が必要なのか確認しながら充填していったのですが意外と少ない使用量なのが確認できました。現状、フロント・リアともに最短のホース長になっているのでなおさらですが合計で50mlで十分くらいの使用量です。100mlのボトルだったら2回交換できそうですね。あと「ホース長が最短」ということは次回のオイル交換のときは必然的にホース交換にもなりそうなのでそれはそれで未経験メンテ箇所にチャレンジです。(最後に唯一残ったメンテ未経験箇所になりそう)

シフトワイヤーの交換は特筆するべき点もなくいつも通り順調に。このタイミングでシフトワイヤーのフレーム内装化に挑戦してみようかなーとも思いましたがそもそも、内装可能ハンドルを使ってるのに交換時の手間を嫌がってハンドル外にバーテープで巻いてる時点でフレーム側を完全内装化したところでチグハグ感なんなんってことな気もしたのでやりませんでした。(ハンドル内装も含めた完全フル内装へのフラグ立てたように聞こえるけどw)

ロードバイク日記 SuperSix EVO 機械式シフトワイヤーをフル内装できるパーツ - ハンチングガールド

後述するけどこのフル内装化を実現する方法としてシフトワイヤーはフルアウターでディレイラーまで持っていくってのはまあ考え付く方法でこの方法でカスタムを受けている、カスタム例を紹介しているショップなんかもありますね。

そんなこんなで予定外に大仕事になったヘッドベアリングの交換からオーバーホールまでを終わらせてとりあえずそのへんをぐるっと走ってきました。時間なくってバーテープまだ巻いてないけどw

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