ロードバイク日記 ワックスチェーンルブを使っています

最初はよく分からなかったので売れてそうな一般的なチェーンルブオイルを使っていたのですがメンテナンスの際にとにかくクリーニングが大変だし「チェーンタトゥ」って言うんですかね?不意に右足ふくらはぎとかがチェーンリングに触れちゃってタトゥのようにふくらはぎに黒くチェーンリングの痕がついちゃうあれ、気になってたんですよねえ。

そりゃ屋外を走っているわけだし自転車自体もほこりで汚れる、チェーンも汚れるのは分かるんだけど、もうちょっと汚れが取りやすく、まあ多少触ってももうちょっと汚れが付くのが少なくなればいいのにーと思ってたときに見つけたのが今回のお話のワックスチェーンルブ

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具体的に使ってみたのはフィニッシュラインのセラミックワックスチェーンルブです。

潤滑剤|FINISH LINE フィニッシュライン

Ceramic Wax Chain Lubeセラミック ワックス チェーン ルーブ極小セラミック粒子配合の最先端潤滑剤「セラミック ワックス チェーン ルーブ」。最高の潤滑性能を発揮しながら、チェーンに不思議なほど汚れがつきません。

普通のオイルのチェーンルブは名前そのまま油の潤滑剤ですがワックスチェーンルブは溶剤で溶けているワックス(蝋)をチェーンに塗布することでチェーンをワックスでコーティングするイメージで潤滑を促すっていうものらしいです。

そうそう、この「コーティング」するって言葉が出てきたところで予め説明しておくと、このコーティングのためにチェーン自体にオイルがついているとワックスを弾いちゃってコーティングできなくなって施工がしっかりできなくなってしまうのでチェーンに油分はご法度になります。なので以前、新品のチェーン交換した時しつこいくらいに脱脂しまくったのはこれが理由になります。(※新品チェーンは製造時の加工油・保護油で油にまみれています)

という性質から特徴というかメリット・デメリットがオイルとはまた違う感じであるのでこの辺をよく考えて使うのが良さそうです。

  • 汚れがつきにくい(クリーニングしやすい)
  • 潤滑効果が短い(100km~150kmとかが目安っぽいです)
  • 水ですぐに流れるので雨の日使えない
  • 気温が低い日に塗布しづらい(内容物が固まってしまっている)

というようなことでしょうか。

汚れがつきにくいのはメリットですね。潤滑効果が短いのもまあ、許容内の距離しか走りませんし頻繁にメンテするので覚悟の上です。雨の日使えないのは雨の日は乗らないのでいいですね。最後の、気温が低い日に固まってしまう問題は「ちょっと手間を掛けてやらないといけない」ことが分かりましたね。

ワックスチェーンルブを使い出したのは去年の10月くらいでまだこのときは最低気温で20℃切るか切らないかくらいだったのでまだそのまま放置していても固まるとかはならない時期だったんですね。

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で、使い出したんですがこのワックスチェーンルブ、とにかく粘度がなくてほぼ溶剤のサラサラのままなのでチェーンのリンク部に1滴1滴垂らすにも垂らしづらいんですね。なので、購入時のボトルから写真にあったようなニードルボトルに移し替えて、1滴ずつ垂らしやすいように小分けして使うようにしたんですが、内容量が少なくなるとより気温の影響を受けやすくなるようで早速固まるようになってしまいました。

この固まったワックスチェーンルブの内容物なんですが、湯煎のような感じで容器ごと温めると溶けて一気にさらさらになるので塗布の際はしっかり湯煎するのが前提になるので手間をかけないといけません

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湯煎すればそれでもうチェーンに垂らして作業完了かっていうとそうでもなくって、何回か作業して走ってみて感じたんですがチェーン自体も冷えているとワックスがリンクの中で広がらないうちに固まっちゃってなんか潤滑がギクシャクしてる感じも感じて、これはチェーンも温めてないとだめかもしれないと思ってチェーンをヘアアイロンである程度温めてから、この湯煎したワックスチェーンルブを塗布するようにしてこの冬の間を乗り切って、ようやっとこの6月くらいからは最低気温も20℃を上回りワックス成分も固まらずにチェーンに垂らすことが出来るようになってきたんですが、もうここまで来たらなんかおまじないみたいなもんですかね、夏日になった今でも湯煎もするしチェーンもアイロンで温めてからワックスチェーンルブを塗布するような感じになっておりますので、たぶんこの手間が嫌だという人にはおすすめ出来ないような雰囲気のケミカルはございます。

こんなめんどくさい手間をかけてまでまだ使ってるのはやっぱりなんか施工後の乗り出しの感覚が独特でチェーンがふんわりしてる感触が気持ち良くって使っています。あとメリットであった汚れないという話もぶっちゃけ、走った後にチェーン触れば黒く汚れますしウエスでチェーンを拭けばオイルと同じくらい黒くなりますがそれでも、オイルよりかは汚れも取れやすく掃除・メンテナンスはしやすい気がします

そんな感じで手間かかるけどなんか気に入っちゃって使ってるワックスチェーンルブですが自分が使ってるフィニッシュラインのものは手に入りやすい、どこにも売ってる製品だと思うんですけど、その他にも調べるとワックス系のチェーンルブって色んなメーカーからも出てるみたいでなんか寒い日もそんなに固まらないものとかもあるようです。

ちょっと前からよく話題になってるのがスクワートですかね。これも機会があったら試してみたいと思っています。

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