ロードバイク日記 ヘッドチューブからまだ異音。でも解決

この前も同じようなタイトルだったのにw いや、この前の異音の解決ってシートポストの固定を見直して、その後のテストライドでも特に音の発生が無かったので解決した!って思ってたんだけど、その後、荒サイあたりをそれなりに走ってたらまだ音がしてることが分かった

いや、シートポスト原因の異音は解決してたんだよ。その異音は「パキパキ」っていう異音で、実は「パチパチ」っていう方の異音はまだ解決してなかった。。なんか2つの音色がある感じはしないでもなかったんだけど、これ、発生源が違う異音が同時に発生してたことが判明したってわけだったのです。

この今も残る異音の方は「パチパチ」異音で、なんかカーボンフレームにプラスチックが当たったような音がヘッドチューブ左側付近からしてる気がするんだよね。もちろん乗っていないで止まっている時は音は出ないんだけど、乗ってる時、走ってる時は不定期に音は続く状態。結構音は大きい。前を歩いている歩行者さんが振り返るくらい。なんかパチパチの音はプラスチックが弾くような音なんだよなあ。

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前回の異音チェックのときにもヘッドチューブから音が出てたのでヘッドパーツの緩みをフロントブレーキをかけて自転車を前後にゆるってみたりとヘッドパーツのガタを確認してはみたけどもちろんガタは無くって、ヘッドパーツのガタ原因は無いと思ったんだけど、ヘッドパーツ自体分解してなかったのでもう思い切ってヘッドパーツを分解して、使ってる全部の部品を確認してみることにしました。

まずはヘッドパーツの一番上に付いているヘッドキャップを外します。Cannondale SuperSix EVO のヘッドキャップはボルトで止める感じじゃなくって、コラム内に入っているプレッシャーアンカープラグに直接ネジ山が切ってあるとこにはめていくタイプなので六角で緩めます。

ヘッドキャップ自体は緩んではなかったけどそんなに強くも締まってなかった。でも、ここはそんなにきつく締める必要は無いしむしろ、きつく締めちゃうとステアリングの動きが渋くなってしまう可能性があるので程々でいい感じ。

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ヘッドキャップが外れたらコラム内に入っているプレッシャーアンカープラグを外して取り付けに問題無いか確認。しっかりコラム内に留まっているし外すために緩めたけど結構しっかり締まっていたのでこれも問題無さそうです。

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ちなみに、プレッシャーアンカープラグを外す時はヘッドキャップを付けたままの状態でプレッシャーアンカープラグを緩めると、完全に緩み切ったときにコラム内にプレッシャーアンカープラグが落ちてしまうのを防げるのでポイントです。プレッシャーアンカープラグの六角のサイズはヘッドキャップの六角のサイズよりも小さいので、ヘッドキャップの六角の穴からプレッシャーアンカープラグの六角の穴にレンチを突っ込んで回せます。

ふと思ったんだけど、六角レンチとアーレンキーって何が違うの?

自転車界でしか通じない? 「アーレンキー」の名前の由来 | Cyclist

つまり、アーレンキーというのは「エスカレーター」や「ホッチキス」のように、商標が一般的に使用されて広まったような名称なのです。

あと、このプレッシャーアンカープラグ周りのこと調べてるときにわかりやすい分解、組み立ての注意を紹介しているYouTube動画があったので紹介。

次にステムを外します。ステムの取り付けは一般的な感じで2本のボルトで留まっていますね。問題無さそうです。

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次にあるのはコラムスペーサーです。ステムの高さを一番高くしていたので、結構な量のコラムスペーサーが入っています。しかもこのスペーサー、Cannondale SuperSix EVO オリジナルのエアロ形状のコラムスペーサーで、一番上のキャップ形状のスペーサーより下のスペーサーは2種類の厚さのものが数枚入っており、ヘッドチューブに内装されるブレーキケーブルを外さなくても付け外し出来るように「切れ目」が入っていて一部を押さえるとケーブルを通すことが出来る構造になっています。

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このコラムスペーサーの分解を進めていきます。

と!このときに問題解決に一気に迫る急展開が起きました!

このコラムスペーサー、前述したようにケーブルを通せるような切れ目が入っていて、その切れ目は扉のように動く仕組みになっているんですが、たまたま取り外しをしている際に、この扉形状の部分がカーボン製のコラムを叩いたんです。。

「パチ!」

この音、あの異音やん。。

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扉部分は上の画像で示した部分なんですがその付け根が扉を開け締め出来るようにバネ形状になっているので、連続した異音発生もこのバネのおかげ?でずっと発生し続けていたのかもしれません。

このスペーサーの形状をよくよく見てみると、扉部分にも少なくともヘッドキャップ、ステムからのプレッシャーがかかり続けるような構造になっていますし、構造的な欠陥をいうならばそもそもこの自転車のヘッドチューブの構造を全否定している話になりそうなのでそこは問題じゃなく、以前のスペーサーの取り付け方、もしくは走行中の振動等でたまたまスペーサー扉部分の一部に浮きが出て、自由に動ける扉部分がバネの反動も伴ってコラムを叩いて異音を発生していたのかもしれません。

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スペーサーの組み付けと、その下のベアリングの上に挟んであるシムも確認しグリスアップした上で、再度、しっかりとスペーサーのかみ合わせを丁寧にし、ヘッドパーツを元通りにしてテストライドしてみました。

パチパチ異音発生せず。

いやー、長かったヘッドチューブの異音問題がこれでひとまず落ち着きそうです。異音の音色が、カーボンにプラスチック(樹脂)がぶつかったような音って思ってたのが本当にそうだったのでなんか異音が出たらその音がそんな音色なのかを分析するのって大切なんだなーって思いました。解決への急展開のきっかけはたまたまではありましたがw

後日改めて、それなりの距離で異音の経過観察してみようと思います。

5月の連休も荒サイあたりに多少は走りに行ったんですが、やっぱり最近のライド疲れが取れなくって大した距離、ルートは走れなかったので、特にライドログはアップしませんが写真をいくつか。

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