[ゼッケン14のナンバー]最近聴いたCD201104[ワッペン黄色に赤]
マル 2011-04-06 [朴訥音楽評]
たまに更新されたと思ったらいきなり告知ですいません、ホンダレディのニューアルバムが発売されます!

HONDALADY – ギミアブレイク
全8曲収録 KIMONO 2011年4月20日発売 DDCH-2324 \2,100-

会心の出来なのでみなさん聴いてください!表からは見えない部分のジャケットがヤバいので、出来れば買って見てください!

RINGO DEATHSTARR - COLOUR TRIP
シューゲイザ―界のニュージェネレーション、リンゴデススターの新作。ジザメリ・マイブラなどのレジェンド達から引き継いだフィードバックノイズで紡ぐ深くて厚い音の壁+とろけるような甘いメロディ。ネクストシューゲイザ―に対しては、突き詰めれば突き詰めるほどにどうしても耽美(と書いてゴスと読む)的な部分がクローズアップしてしまうので個人的には若干食傷気味だったんだけど、この人たちは西海岸サーフミュージックのような「枯れ」も兼ね備えている。やりすぎもここまで来ると圧巻。

HELLOGOODBYE - would it kill you?
エモディスコパンクバンド、HELLOGOODBYEの2枚目。二十歳そこそこだった前作に顕著だったディスコサウンドも印象的なシンセフレーズもオートチューンも一切なく、そこにあるのは良質で普遍的なポップサウンド。もうほぼ別バンド。あまりの変わり様にびっくりして調べてみたら、案の定中心人物のフォレスト以外のメンバーが総入れ替え、プロデュースも彼自身とのこと。だいたいそういう形態に進化したバンドの新作って、良質なポップアルバムになると同時に、バンドとしてのダイナミズムががっつり欠落してしまうもんなんだけど、そうでない何かがこのアルバムにはあるような気がする。というかもとからこういうのやりたかったんだよなぁこの人はきっと、とすら思えてくる。

Yuck - Yuck
気がついたら解散してたCajun Dance Partyのボーカルとベースが結成したバンド。オルタナと、王道的UKロック(かれらのお師匠さんでもあるバーナード・バトラーもその系譜上にいる)の隙間をよれよれとさまようようなサウンド。ケイジャンのころが高校生だから、こいつらまだ二十歳くらい。めっちゃ若い。派手さはないから決してメインは張れないけど、地肩の強さは同世代のバンドと較べると頭一つ、いや1馬身抜きんでてる。全盛期(いつが全盛期かわからないけど)のスーパーチャンクみたい。
どうでもいいけど、”Cajun Dance Party”って名前もそうだし、XLからリリースしているし、てっきりディスコパンクみたいなバンドだとデビュー時勝手に想像していたなー。オッサン脳。

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HONDALADY
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