Andy Partridge / Fuzzy Warbles Vol. 2
マル 2003-02-05 [朴訥音楽評]
Andy Partridge / Fuzzy Warbles Vol. 2
No.114-(2003/02/05(水) 14:08)
XTCが長年在籍したVIRGINレーベル時代の膨大なデモ音源の中から、貴重な音源を集めたホーム・デモ・トラック集(2枚組)のヴォリューム2です。
XTCは、これでもかってくらいデモトラック集、ベスト盤、アウトテイク集をオフィシャルでリリース(ちゃんと日本盤もある)していて、最近ではアルバム「アップルヴィーナス」をまるまるボーカル抜いて、インストゥルメンタル盤としてリリース(これも日本盤)したり、アルバムに関するコメント・インタビューをCDにコンパイルして、アンディ直筆の絵本と一緒にリリース(流石にコレは洋盤のみ)するなど、なにか恨みでもあるのかってくらいファンの懐を苦しめる割には、実際聴いてみると、費用対効果はそれほど芳しくない内容のものがほとんど(アルバムの完成度が高いという意味)なんですが、コレは当たりでした。
レコーディング前に録音したホームデモらしきもので構成されていて、「summer's coldron」「25o'clock」「you're the wish you are I had」など、キーナンバーになっている曲がガンガン入っているのが魅力。未収録曲も、XTCのアルバムには見られない遊びが見られていて出色。しかも結構丁寧に作ってる。
日本にもマニアの多いXTCなんですが、こういったデモトラック集でお茶濁されても、ついつい平気で購入するマニア故の感情(含俺)、非難されない現状は、やはりどうかと思う節もあり、結構複雑。
いい加減出て来い、アンディ。
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