whale/we care
マル 2001-06-19 [朴訥音楽評]

whale/we care
No.49-(2001/06/19(火) 08:20)

なぜかギターからシタールに持ちかえるジョージハリスンだったり、
世界ではじめてドラムマシンを使ってアルバムを作ったスライ&ザ・ファミリーストーンだったり、
ハードコアパンク以上の言葉のダイレクト性を追求するがゆえに、
ヒップホップに転身したビースティボーイズだったり、
クラフトワークのサンプリングでヒップホップを鳴らした、
アフリカバンバータの「プラネットロック」だったり、
UKゴシックの極東珍解釈として、日本のビジュアル系が存在したり、
レゲエの白人的解釈の延長線上としてのダブだったり、、、

最近思うのは、
珍解釈こそがロックの醍醐味だなぁ、ということです。

で、珍解釈の身近な例のひとつとして存在する「ミクスチャー」ってジャンル。
ジャンル、というよりか、多分思想的なものだと思うんだけど。
どのバンドにも言えるのは、「ロジックで固めた」のではなく、
「体が疼く」という感覚なんじゃないかな、と。

で、今日紹介するのはホエール。
ハードコア、かつオルタナティブなエッジを持った骨太なバンドです。
一聴すると、西海岸のバンドかと勘違いしそうですが、
正真正銘スエディニッシュバンドです。
ファーストアルバムになるこのアルバムでは、なぜかトリッキーも数曲参加していて、
ミクスチャーな感触は、かなり虜になります。

今までも、これからも、新しいものって言うのは、
それこそ無限の組み合わせから出てくるものだ、と感じるわけです。
「最近の音楽はどれも同じ。やっぱビートルズだよね」とかいって、
サンプリングを批判するオッサンたちには絶対わかんない感覚だとと思うけど。

Re.1-NOW!(2001/06/19(火) 14:20)>山下達郎はMCハマーを批判していた。
Re.2-だま(2001/06/20(水) 12:01)>プリプロ見たよ。素敵でした。お3人かたがた。

コメント
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