さてさて今週末はTOY4周年!
2006/04/15(sat) OPEN/START 00:00
at 新宿MARZ(03-3202-8248) \2,000-(1D)
DJ:
MAGUMI(レピッシュ)/オダタカユキ(Hi-5) / 俺夜クルー / ver.α一同 / サガラノブヒコ(ライター)/飯田和敏(ゲーム作家)/マル(歌手)/佐藤譲(ライター)/ ケンサク(「キッチン」オーガナイザー)/吉岡たく(ミュージシャン)/大坪ケムタ(ライター)/坂井ノブ(「紙のプロレス」編集部)& more...
VJ:
広岡毅
LIVE:
CAMPAKEX
kamakaji
ATARIMAEDANOCRACKERS
です。豪華出演者を向かえ4周年をセルフでお祝いします。来場者全員プレゼントもあるよ。是非お越しください!
あんまり突き詰めて考えたわけでもないんだけど、日本語っていうのは語感・響きがすごい重要な言葉だな、って思っていて。それこそヒップホップだなんだとかいう前から、歌詠みのスタイルとして、「季語」「韻を踏む」「本歌取り」なんて手法もあったくらいだし。
「日本語ラップ」というのはまた話が長くなるんでここではおいといて、日本のポップシンガーにもそのあたりの語感を大切にしている人たちはたくさんいて。代表的なのは、やっぱりフォーク世代なんだと思うけど、フォーク世代のアーティストとその後の世代で決定的に違うのは、前者が「まずメッセージありきで言葉を綴る」のに対して、後者は「一見(一聴)なんでもない言葉の羅列を、リズムと響きで説得力を持たせている」という点なんじゃないかなと勝手に解釈しています。言い方替えると「聴き手に想像力を喚起させる歌」とでもいうのかな。その代表格は上記の岡村靖幸だし、ある意味奥田民生もそう。ミスチルあたりはこの辺を猛勉強して腕ずくで後天的に才能を開花させたんだとおもうけけど。
で、上記アーティストと同じように、一見ムチャクチャな言葉の羅列を独特のグルーヴで歌う代表格の一人、サザン桑田圭佑なのですが、その中からいつもはお祭り好きなのに、妙にまったり感のあるこのアルバムを。
実は結構真摯な視点からの歌詞の多いサザンですが、このアルバムはその中でも、「吉田拓郎の歌」「古戦場で濡れん坊の昭和のHERO」等といったアナーキーな歌詞の曲郡が並んでいます。商売上手なサザンですから、タイムレスメロディな「バイバイマイラブ」「メロディ」とパッケージすることで、ギャルにも主婦にも買える内容になっています。サウンド面に関しても、いわゆるバンドサウンドっぽくないアプローチの曲が多く、「顔」「コンピューターチルドレン」などでは、ヒップホップというかレゲェというかファンクというか、プログラミングのくせになんだか混沌としていて、今聞くとかなり斬新な内容だったり。この後結成されたKUWATABANDで、一転してバンドサウンドに戻ったのは、やはりこのアルバムあってこそ、なのでしょうかと勝手な憶測立ててみたり。
にしてもしかしサザンってほんとすごい。メンバー全員40代でスタジアムで大はしゃぎだもんな。日本で一番泡が似合うバンド。僕はサザンを元祖レイヴバンドと呼びたい。…あ、そうか!毛ガニってハッピーマンデーズにおけるベズなんだ!今やっとわかった!