多くのスキー客が集結するだろう2月の週末は、やっぱ高速道路もスキー場も大人気な感じでしたね。なんか天気は先週アタマから気温高めで雪も降って無い状態で、少しでも気温低いとこ、雪が良さそうなとこってことでかぐらスキー場に行ってきました。
朝、ちょっと遅めの出発ってのもあったんですが(東京4時出発なので普通に見たらそんなに遅くも無いけど)、途中で朝ごはん食べた上里S.A.は激混でしたね。上里ではプリンスホテル系スキー場のパックリフト券買えるんだけど、ここで買うとコンビニで買うパック券と同じ値段で食事1000円分が付いてるのでお得だったよ。
関越はクルマの数は多いものの、ビタっと停まること無くみつまた駐車場に7時半に到着。昼間の最高気温ばっかチェックして「気温高いなー」と思ってたけど、最低気温はやっぱ2月の気温。朝の冷え込みは結構で外で「オニ寒みぃー」なんつって着替えます。
みつまたロープウェー、かぐらゴンドラ、かぐら第1高速とがぐらメインゲレンデの最上部まで上がっていきます。あ、そうそう。通常はこのかぐら第1高速がゲレンデの一番上になるんだけど、この上に実は「かぐら第5ロマンス」ってリフトがあって、今シーズンはそれを3月18日より運行するみたい。かぐらでは第1高速降りてからさらにハイクして「神楽ヶ峰」の上のほうを目指す、裏山装備を固めた「バックカントリー」する人も多くて、その入門コースとして設定されることの多い「林間エキスパートコース」をハイク無くして楽しめちゃうってことになるわけですな。素敵過ぎ。先週、志賀高原で乗り継ぎの悪いコース間をあっちこっちハイクして回って「ハイクは思ってる以上に疲れる」ということが判明したのでコレは非常にウレシイ。
天気はもうサイコウに快晴。天気がいいのはいいんだろうけど、やっぱ深雪バフバフも好きな人間としては複雑な心境でもある感じですかね。とはいえ、天気がいい日はいい日なりに遊び方もありますし。楽しみましょう。ええ。
雪面は軽く凍った感じの締まった圧雪。ピステンメンテナンスの行き届いたかぐらメインゲレンデはカービング天国でしたな。チョー気持ちいい。で、やっと「インテリボーディング」の話なんだけど。
先週、志賀高原行った時に友達に板借りて乗ってみたらすごい良くって、新しいボード買ったほうがいいことを痛感したため、今回、ニューボードを調達しデビューとなったわけですよ。
買ったのは、HEADのICON I.。HEADの板にしようと思ったのは、志賀行った時にゴンドラで目の前に座ったカワイコちゃんが「HEADの板ってカッコいいよねえー」って話してたから。ICON I.は、これ、05モデルの型落ちで激安売りしてたから。という、俺のスノーボードに対する硬派なコダワリが徹底的に凝縮された、俺のスタイルの結晶がこの板のフレックスに、シェイプに、グラデザインに反映されたような完ペキな1本だったため、これしか無いって感じだったのです!
と、半分はホントだけど、半分はジョーダンな。きちんと調べて選びましたよ。HEADの板チェックしたのは確かにゴンドラの女の子が話してたからなんだけど、調べたらなかなか渋いメーカーなのに先進的な機能とか、あと、ユーザが結構気に入ってる声が多かったので気になって。滑り方はほとんどフリーランメインだけど、もちろんパウダーには突っ込むし、コース脇のオモシロポイントにも当て込むし、パークでワンメイクごっこもやったりするわけでオールラウンドモデル欲しくて、ガッツリ踏み込んだカービングの安定が一番のポイントだったこともあって、その乗り方にピッタンコ来たのがこのICON I.だったわけ。ホントは今年モデルが安かったらグラも渋くっていい感じだったのでそれが欲しかったんだけど、さすがに高い。で、ちょうどよくタイミングよく、俺が欲しいと思ってたシェイプの板が型落ちであったのでそれにしましたよって感じです。
乗ってみた感じは、普通に流してるだけだと前使ってた板とそんなに変わらない印象があった。前の板よりも長さこそ3センチ長いの(157)にしたんだけど、有効エッジ長はそんなに変わらないし、ウエストのサイズ(25.2)も、板のフレックスもそんなに変わらないからだったっぽい。でも、やっぱそこそこの斜度の締まった圧雪バーンだと9800円の板との違いは明らかだったなあ。とにかく「エッジが雪面グリップしまくり」って感じだった。バックサイドターン時のエッジングがエラく気持ち良かった。前の板だとズラしたくなくてもズレちゃってたバックサイド切り替え時の山回りの切れ方が全然違う。切れ入れようと思えば切れるし、逆にまったりスラしてフリーランしたい時にはマイルドにズレがコントロールできるし。確かにもっと硬いBX用とかHP用とかの板だったらさらに高次元の切れなんだろうけど、この軽さ、柔らかさ、長さでこの安定感、コントローラブルなエッジ感覚が得られるのは素敵過ぎかも。
このHEADの板のこの安定感を出すのに一役買っている、HEADの板の最大のファンクションが「インテリジェンステクノロジー」ってやつでして、コレは板が無駄に振動しはじめると電気を発生し、その電気で素材を硬くして板の剛性をそのタイミングピンポイントで変化させるという機能なんでありますよ。板が斜面状況を読み取って、乗り手よりも素早く反応して板の能力を最適にコントロールする。このインテリジェンスをブイブイ言わせながらカービングかっ飛ばすことこそ「インテリボーディング」なのでございました。
あー、あとアレだ、前の板と決定的に違ったとこあった。「ソールの走り」がゼンゼン違う。ビビるくらいにスゲー滑った。前の板だとゼッタイに止まっちゃってた緩斜面もスイスイ滑れるのは衝撃だった。ベースはガリの紫とエッジ付近に青。今回のデビュー前に3回くらい入れたかな。貧乏人なので滑走ワックスは入れてません。涙
そんなインテリジェンスを感じながら(ぶっちゃけ、本当に板がリアルタイムに反応して硬さが変わってるかをそのタイミングタイミングで感じ取るのは不可能だけど)、田代エリアにもフリーラン。でも、この日はほんと、しばらく雪降ってなかったのもあってどこのコースも同じような圧雪で特にオモシロポイントも発見できず。時間もそれなりになってくるとかなり人も増えてきて一旦かぐらに戻る。かぐらに戻っても人たくさん。なので早めのお昼を。
ゲレンデに人が多ければそりゃ、レストハウスにだって人が溢れてますよ。和田小屋もかぐらレストランも激混みで「どうすっぺか?」と思った時に思い出した。かぐらゴンドラ途中にあるラーメンコーナーのことを。で、行ってみるとこれまた空いてるじゃないですか。これ、穴場だよなあ。ラーメンコーナーだけだと思ってたけど、2階はレストランでした。(まあ、早い話がアリエスカだ。) 空いてるので結構のんびり出来ていいかも。
昼食べ終わって。かぐらに戻っても人いっぱいだし、とにかく天気良すぎ気温高すぎで雪がシャバシャバ春スキー状態なので、みつまたに下りてパークで遊ぶことに。かぐらの混雑裏腹に、みつまたは空いててよかったよ。
みつまたおなじみのクロスコースっぽいパークでちっこいキッカーとかにチャレンジして遊んでたんだけど、これ、難しいね。何が難しいって、「キッカー入る前にアプローチで引っかかって逆エッジでコケる」のがマイッタ。キッカーで飛ぶ前にコケちゃってやんの。キッカーも全然小さいやつ、飛んでも50センチくらいのやつなんだけど、ヘタレだからやたらチェック(減速)入れまくるもんで、ズラしまくってる最中に引っかかってキッカー直前で逆エッジっすよ。なんだこの技。笑 まあ、そんなこんなで雪面と格闘しつつ、コケてあっちこっち痛くしながら遊んでました。キッカーでカッコよく飛びたい!の前に、「無事にキッカーまでたどり着きたい!」が俺の当面の目標です。
そろそろ帰りますかーとパークを下りてみつまたロープウェーで駐車場に戻る。下りのロープウェー前面で下を見てると落ちそうで怖いぜーなんて言ってたら、清津川の橋のとこにいっぱいの人が。「あー、みんな、下山コース下りてきたんだなー」、って、『おい!下山コース開いてんのかよー!』ってビックリっすよ。だってさっき、かぐらから下りてきた時にみつまた第1高速乗り場の裏、下山コース入り口に「今日は閉鎖」ってクローズにしてたじゃーん!夕方に開けたなら開けたってアナウンス入れてよー。かぐら来て案外一番の楽しみかもしれない下山コースを予想外に滑り損ねたとションボリなわけですよ。まあ、この日の感じだとガリガリそうでそもそも楽しめそうじゃなかった感じはするけど。
家帰ってきてネット見てたらこの日の夕方、ガーラ湯沢のゴンドラ動かなくなって大変だったみたいね。
ガーラ湯沢スキー場で、スキー場と上越新幹線ガーラ湯沢駅を結ぶゴンドラ(8人乗り)が強風のため運転を停止した。約80人がゴンドラ12台の中に約3時間にわたり取り残されたほか、スキー場にいた約1450人が下山できなくなった。
強風でスキー客が下山できなくなる騒ぎは91年に続き2回目。ガーラ湯沢は「今回のケースを教訓に対応策を見直していきたい」としている。
あー、そういえばみつまたに下りてきた後だったけど、14時にかぐら第1高速運転終了ってアナウンスあったなあ。この日、みつまたでも午後からかなり強い南風吹いてたからねえ。
それと、翌日なんだけど、かなり強烈な筋肉痛といろんなとこ打ち身の痛さで悶絶。毎週のように滑ってるのに、今まで以上に痛い。まあ、打ち身はキッカーでマクられまくってコケまくったからだと分かるけど、この上半身の筋肉痛はなんなんだ!ちなみに下半身はそんなに酷くない。高速カービングで上半身に思ってる以上に負荷かかってるんだろうか?コケて立ち上がる時に腕使ったりしてるからってのもありそうだなあ。上半身に甲冑かぶってるような重量感タップシの状態です。
石打丸山は最低でした。でも、飯がうまかったのでよかったです。
最初ガーラに行く予定だったけど、宿取れなくてよかったぁ。もし行ってたらハマったな、確実に。
この調子じゃ、3月で終了かな~。
標高低いとこだとちょっとアウトだったよね。
湯沢で標高高いとこ、って考えるとやっぱガーラが選択肢に出てくるよなあ。
でも、『雪上車で石打に移動、暗闇の中モービルのライトだけを頼りに40人の上級者集団で下山』っていうイベントにはちょっと参加してみたかった気がする不謹慎な俺がいますが。
いや、3月はまだ寒気来るよ、きっと来るよ!
まだだよ、まだ終わらんよー!(涙目)
よーヘッド ブラザー。
チェック(減速) なしでキッカー飛ぶのが今年の目標だったのですが、多分無理。
そして 360 回すという目標も 270 止まりで達成できぬままです。
もう一回くらい、かぐら行こう。雪よ降れ降れ。
HEAD素敵だぜ、HEAD。エラい調子いい。
違いが分かる男のブランドだぜ。
キッカー入るのにチェック入れるのはいんだけど、キッカーのギリギリまで来てやるのがよくないんだと思うわ。だから、速度調節出来てそのままキッカー入ったとしても体制が完ペキじゃないからマクられたりとか。
速度調整はアプローチの最初でしっかりやって、その後はビビらずまっすぐチョッカリが基本、なんだろうけど、やっぱ怖いお。涙
つか、アプローチで逆エッジでコケるのどうにかしたい。
高く飛ぶとか以前にキッカーまでたどり着けないのでジャンプすら出来ません。号泣
かぐらはまた行くでしょ。第5ロマンス動いたら乗ってみたいし。
> キッカー入るのにチェック入れるのはいんだけど、キッカーのギリギリまで
> 来てやるのがよくないんだと思うわ。だから、速度調節出来てそのまま
> キッカー入ったとしても体制が完ペキじゃないからマクられたりとか
それそれ、最近それに気づいた…
確かに怖いんだけど、割と安定する
ことに気づくよ。
早い話、ビビらずにいけよ、ってことみたいですな。
ビビるから腰引けちゃってマクられるし。
キッカー直前のチェックもダメだね。
チェック入れるくらいならそもそもアプローチをもっと近くからやるようにすればいいのか。
キッカー待ちの列からスタートして、一旦、「自分にちょうどいいスピードが出せるだろうポイント」まで行って一旦止まってから、きちんとしたアプローチスピードでキッカーに入るのがベストなんだろうなあ。
「ビビるな!」ってのは無理だけど、適切なアプローチ距離をちょっとづつ伸ばしていくって考えればいいような気がした。
まあ、ようするに「数こなせ」ってことに尽きるのかもなあ。
(アプローチを普通に滑ってるだけでコケる俺はどうしたらいいのかと。笑 チョッカリの練習を半日くらいやるべきだな。)