ride / Going Blank Again
マル 2004-07-20 [朴訥音楽評]
ライドです。オアシスのアンディベルが昔やってたバンドです。
美少年達がうつむいてギターで轟音を鳴らすところから、シューゲイザーなんて呼ばれていた奴らです。
3作目となるこの作品は、それまでの「Chelsea Girl」や「Like A Daydream」などといった若気の至り感満載の轟音サイケデリック一辺倒のサウンドから、60年代を彷彿させるポップな旋律があったり、打ち込みをちょっとおぼえたりしていて、荒削りながらもなかなか面白いバランス。とはいえ、「Mouse Trap」みたいな、この人たちのお家芸的な微炭酸の荒波にガバッともぐりこむような10代独特の感覚も健在で、この爽やかだけどサイケデリックなリフレインは、ある一定以上の年齢の人にはたまらないんじゃないでしょうか。
そして再発のボーナストラックとして、シングル「leave them all behind」のカップリングに入っていた12分にも及ぶインスト「grasshopper」が収録されているのがファンとしてはうれしいところ。ちなみにこの曲、僕ん中ではライドのベストトラックだと思っています。今聴くと爽やかなモグアイみたいだな。
エレクトロニカが一回りしてる今、この辺の音、絶対来るって!(多分来ない)
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コメント[レス]
初めまして、Grasshopperを検索していてたどり着きました。
それとトラックバックを送らせてもらいました。
引用文は否定的ですが、Grasshopperがベストトラックなのは同じです。
また遊びに来ます。