作業と言うゲーム
オオカワ 2004-02-18 [ゲーム]
「グルーヴ地獄V」というPSのゲームのミニゲームである「ボールペン工場」を再現してみました。システムはだいぶ変わっていますが、あの陰鬱感はきっちりと表現できたと思います。
ボールペン工場

メモのほうでも紹介してるんで、もう遊んでみた(やってみた?)人も多いかもしれませんが、「ボールペン工場」はとにかく、黙々とボールペンを作ると言う作業を行うFLASHゲーム?です。ゲームなのかはわかんないですけど、ゲームです。

趣旨は、「次々と出てくるボールペンにキャップはめていく、その数がドコまで失敗ナシに続けられるか」、ということに取り組む、一種、修行みたいな催し物です。操作はキーボード、矢印↓でボールペンの上下を回転(キャップを正しい、先のほうにはめないと不良品扱い)、Xキーでキャップをはめる、Zキーでボールペンを流す(次のボールペンにうつる)、という、たったこれだけのことを延々と繰り返していきます。

はっきりいって何が楽しいのかわからないし、むしろ、やってるとものすごい疲れてきます。でも、不良品出してしまったときのショックや業績?新記録が出たときは妙に嬉しかったりします。変な話、この作業のリズムはクセになりますねえ。俺は特に反復とかループってクセになりやすかったりします。まさにそれ。

で、やってみるとわかるんだけど、結構難しい。難しいっていうか、思ってる以上に人間はミスをしてしまう。なんか人間性能の限界とか見えて、微妙な気持ちになったりしますよ。最高で700が限度だった。「1000くらい余裕で行くだろ。ゆっくりやれば出来ないわけが無い。」と思った俺が甘かった、集中力ないし根気も根性も無いので全然業績伸びません。

そんなゲーム、という名の作業をやってて、「ゲームしてるつもりで単純に作業を延々としてた感覚ってはじめてじゃねーなー?」とか、思い出してみた。思い出したというか、そんな感覚が俺のカラダのどこかで呼び覚まされた感触。

シュウォッチ プロ

「思い出した!!小学生時分に何でかわかんないけど、どうしてそんなに真剣に取り組んでたかわかんないけど、ものすげぇ必死だったシュウォッチ連射やってる気分といっしょだ。」

10何年も前にチビッコの間で流行った連射測定機能を持った時計。で、10秒間にどれだけボタン連射できるかって記録できる機能があって、無性に連射新記録目指してみんながんばっていたんですねえ。あれも不毛といっては少々違うかもしれないけど、ゲームとはまた違う、「記録を追い求める、人間性能を評価するという嗜み」だったわけだ。この感覚、間違い無い。漢の匂いプンプンですよ。

んで、思い出したついでにいろいろネットで探してみました。まず、「シュウォッチ今買えるのか?」ってんでヤフオクでシュウォッチを探してみる。(さすがにビックカメラじゃもう売って無さそうなんで。)

完全新品未開封 スーパーシューティングウォッチ シュウォッチ 4,000 円
ハドソン シュウォッチ shooting watch 希少品 3,500 円
『フィッシュ・ウォッチング』 フィールド図鑑別冊〔古本〕 500 円
ウルトラマン シュウォッチ! ウルトラセブン腕時計(新品)切手ok 3,900 円
★非売品!珍品!「日産 シルビア」スタイリッシュ・ウォッチ★ 1,000 円
★新品未開封★ハドソン シュウォッチプロ 7,000 円
☆ハドソン【シュウォッチ SHOOTING WATCH】(動作確認済)☆ 8,000 円
ハドソン shooting watch シュウォッチ 希少品・・・・★値下 7,000 円

、、微妙にカスってるのもありますけどね。それでも5つほど、意図したシュウォッチがありましたね。ってか、スーパーファミコンタイプのなんかあったんですな。オリジナルと思っていたタイプのものでも「プロ」なんてものもあったみたいで、プロは機能が多かったり隠しモードがあったりしたみたいですね。

んで、値段なんですけど、やっぱ高いですねえ。定価がいくらくらいだったか定かではないですけど(1000円ちょいくらい?)、定価以上、何倍もの値段がついてる感じです。やっぱ今になっても人気商品なんですな。むしろ、骨董品扱い?

骨董品じゃなくって新型のシュウォッチってもう作ってないのか?作ってくれないのか?って、たのみこむ見てみたら、同じこと考えてる人っているもんなんですな。ありました。

当時買えなかった自分が今の自分にねだるんです「シュウオッチが欲しい」と。時計でありながら連射測定器、そしてミニゲームの数々!。私だけでなく、今欲しいと思っている人もいるんじゃないですか?

2000円の設定ってやっぱ高くないですかねえ?んなことない?それにしても本当に21世紀のシュウォッチが出来たらドンなんになるんですかねえ?無駄に液晶デカそうだよなあ。液晶デカければいろんなミニゲーム作れそうだね。てか、ミニゲームがメインのゲーム機になりそうじゃん!!そんなのシュウォッチじゃないやい!悲しいけど、これ、現実なのよね?ですか?

んじゃ、ゲームの中にシュウォッチが入ってればそれと同じなんじゃねーか?なんて思って調べてみたら、もう既にやられてました。さすがだな、ハドソン。

オマケ満載のギフトボックスでは、なんとあのシュウォッチで遊べちゃうぞ!この他にもファミコン発売当時のCMムービーなど楽しいオマケいっぱい詰まってます。

GCで出てたんですね。冒険島のリメイクです。ってか、「ワンダーボーイのリメイクの冒険島のリメイク」って話になりますね。ってか、このGCリメイク版、3Dになっちゃっててスゲェですな。でも、相変わらずボスの吐く炎のカタチが同じ。このゲームの中にアイテムミニゲームとしてシュウォッチが再現されてるようです。バリバリ連射するがヨイ。

で、「コスリ連射使うとへタレの烙印」とか「シュウォッチっつったら、鉄定規で連射しまくりだよなあ?」なんて話してたら、「あれ、自転車使うと999すぐに行きますよ。」なんて、トンでもねーテクニックを教えてもらいました。

なんか、自転車の後輪が空転するように立てるタイプのスタンド(最近あんまり見なくなったような気がするけど。)で、自転車を止めて、一人が漕いで後輪空転。その回ってる後輪に絶妙な角度でシュウォッチのボタン部分を微妙なチカラ加減でくっ付けるとものすごい勢いで連射されて、モノの1秒2秒で999までいくらしい!!奇跡。

こんな話聞いて、「すげぇ!まじかよ!信じられねー!超試してー!」なんて大ハシャギしてる俺の脳ミソだけは、シュウォッチがリアルタイムで活躍してた頃からなんも変わってないご様子。

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