retro/new order
マル 2004-01-06 [朴訥音楽評]

オオカワ教授が取り上げていたので便乗してみました。
マニアによる選曲のベスト2枚+彼らの魅力のひとつである、旬の音を取り込む優れた臭覚(=尻の軽さ)が顕著なリミックスベスト(アーサーベイカーの「1963」とかアンディウェザオール「regret」なんて、もう!)+ニューオーダー同様、生涯尻軽男ことボビーギレスピーがコンパイルするライブベストDISC4の4枚構成です。他のバンドのボックスセット同様、手に入れてからながらく放置してたんだけど、久々に聴いてみた。

んでそのライブベストの最後に収録されてる2002年のライブヴァージョン「temptation」。
自分たちの代表曲のひとつだってのに、ほんっと何年経ってもも素人以下の演奏能力しか持ち合わせていないんだけど、エレクトロニックビートに乗っかる浮遊感たっぷりの循環コードと、フッキーの半音足りないハイトーンベース、そして全然音が取れていないバーニーの酔いどれボーカルが合わさると、化学反応とかそういうレベルじゃないくらいに、景色ががらっと変わる。
長年このマジックについて考えてきたんですが、結論を導く要素のひとつに、バーニーの歌詞があるんではないかなー、と思います。
意外と日本で語られることは少ないのですが、バーニーの書く歌詞はものすごい破壊力を持ってる。なんか自分のメッセージに対して極めて自覚的というか。

「僕のコメントが君のテーマになり君の夢を終わらせることもできる(dream never end)」

あーもう、ほんとグサグサくる。

コメント
HONDALADY
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